絵の展示会の方もいろいろと動いていますが、
平日の歩き遊びも続けています。
これはまだ、お絵かき展が
具体的には何も決まっていない頃の
ことなんですが、
やって来る春を探しに、
雑賀崎方面へと遊びに行ったときのことです。
そこは以前二回に分けて
歩いて旅したところです。
そこへ友達が二人で出かけていくので
来ないかといわれたので
喜んで行くことにしました。
メンバーを見ると運転はしてくれるので、
楽勝ですねえ。
旅先でビールもいただけます。
しかも家まで朝に迎えに来てくれる
というので、こんなにありがたい
歩き旅はありません。
なので、前回の旅で経験したことを
ちゃんと伝えてあげないとなあ
とか思いながら出発していくのでありました。
26号線を南下して向かいます。
で、途中のコンビニで飲み物等を購入です。
早速、運転者以外はアルコールと
おつまみを購入です。
朝からビールをプハ―と飲みながら、
快適なドライブとは、
こ、こんな幸せな日はめったに
ないですね?
もうこれだけで心が満たされてゆきます。
ここはもうすっかり春が来たって感じです。
国道42号に入りさらに南下していきますと
和歌浦の交差点に出ますので、
そこを右に入っていくと
前方に妹背山が見えてきます。
海に浮かぶ小さな島で、
石橋がかけられています。
以前はこの橋が台風で壊れており
渡れなかったですねえ。
もっと以前には一度渡ったことはあります。
「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み
葦辺をさして 鶴鳴き渡る(たづなきわたる)」。
そんな若浦の雰囲気を良く表している景色です。
この橋は和歌山県最古の石橋で、
1650年ころに徳川家が
築いたといわれています。
案内板にはそう書かれています。
でもまあ3年前に来た時は、
台風で無残な姿にはなっていましたので
補修はされていますがね。
その橋を渡って島の中に入ると
まだ部分的にロープが張られているので、
景色をゆっくり楽しむという感じでは
なかなかありません。
過去の人はここで楽しんだんやろなあ
ってそんな感じを味わってきました。
まあ今回のこの旅の出だし部分ですね。
よしよし。
島から和歌浦方向を見ると、
古い眼鏡橋が見えています。
ああ、以前はあそこにも行きましたねえ。
では歩いて行ってみましょう。
ここは「不老橋」といわれています。
この先にある東照宮に参る
徳川家の人が通る橋として整備されたもので、
これも1851年に作られた古い橋で
「日本遺産」になっています。
よく観光ガイドブックに
記載されているのが、
このすぐ横にバス停があり、
「バスを降りたら日本遺産」
といわれていますねえ。
そしてこの橋に並行して作られた
自動車が渡る橋も
眼鏡橋になっているのが面白いです。
なまえは「あしべ橋」といいます。
先ほどの万葉集の歌にも出てきますね。
鶴が飛来するアシベなんですねえ。
そこから山の方を見ますと、
大きな看板が上がっています。
「鹽竈(しおがま)神社」
と書かれています。
そうですねえ、こんな名前だと
大きな看板でないとちゃんと
書けないような名前ですねえ。
結晶片岩という石でできた山の岩穴に
ご神体が鎮座する山です。
ここに生えていた樹齢数百年という松が
家庭円満の守り神として生えていました。
「和合の松」といわれていましたが、
それが最近台風で倒壊してしまいました。
しかしその松を復活させたいと、
クローン苗をもとの場所に
植えられているようですが、
どうなっているんでしょうねえ。
続く
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