中央アルプスの夏休み７

楽しかった地蔵盆の話から
また中央アルプスの話に戻ってゆきましょう。

さあ、運転も終わり
アルコールも適度に補充しましたし、
遊びの余熱も完了しました。
では、楽しみの食事に行きましょう。
別フロアの食堂に行きます。

テーブルは広めに配置されていますね。
それを見ても、今日はぎっしり満員
というわけではなさそうですね。



まずは食前酒からいただきます。

山葡萄と山桃のカクテルです。
よく味を覚えてますねえ
と思われるかもしれませんが、
大丈夫です。
お品書きがちゃんと添えられています。



とはいえ、お品書きにかかれた料理が



どれなのかはさっぱりわかりません。



それにメニューの漢字もむつかしいのです。



でもねえ、料理を見るたびに、
あれ？はれ？と悩んでいてはいけませんね。
とりあえずは「おいしいなあ」と
心を込めていただきます。

そうそう蕎麦の苦手な人には、
あらかじめ申し出ているので
ちゃんと別メニューの料理を
用意してくれていましたよ。
よかったですねえ。

それからお品書きの中には
信州アルプス牛とかあゆの塩焼き
もありますね。

信州アルプス牛なのかどうかは
さっぱりですが、さすがに
鮎はよくわかりましたね。



小ぶりですが野生の味がしました。

ほかにも高原キャベツや
信州サーモンもありましたよ。



もう味覚は信州まみれで
中乗りさんになった気分です。

昼間は五平餅、夜は信州まみれと
まあ幹事であるdoironには
うれしい限りのもてなしです。
宿のごちそうに満足しましたねえ。



では部屋に帰ってもう少し飲みましょう。
とはいえ明日はメインの山登りです。
深酒はいけませんね。
ルームサービスで運んでもらった
ビールを軽く飲んで、
今夜は早めに眠ることにしましょう。

と、寝る前に一つしておかないと
いけないことがあります。
星空の観察です。

窓から景色を見てみますと、
遠く八ヶ岳の向こうに
雷明が走っています。
空が雷で光るたびに
山の稜線が浮かび上がるという
すごい景色です。

じゃ、ここの星はどうでしょうか。
心を震わせながら外に出てみると、



う～ん薄雲が出ていますね。
高輝度な星なら見えますが、
天の川が空を流れている
という景色は無理でした。



横を流れる川の景色なんかをとりながら、
ふと山の方を見上げてみると、
山の上の方に明かりが見えています。



どうもロープウェイの降り口の建物で、
最初は止まってみようと
考えていた施設がうっすらと
輝いているではないですか。

明日はあそこを登るのかあ
って感じですね。
景色を眺めながら、
明日はみんな楽しんでくれるかなあ
いい夏の思い出になればいいなあ
それにdoironにとっては
病後初のアルプスの稜線散策です
生きててよかったあと喜べるように
頑張ろうって思いましたね。

これで、旅の初日はやっと終わりです。
部屋に戻り、明日の準備をやって、
携帯の目覚ましをセットして、
楽しい夏の一日は終わってゆきます。

さあでは二日目の朝を迎えました。

今日は山登りという軽い興奮が、
早朝から我々の目を覚まします。
山の準備をし、朝食をいただきます。

宿の朝食は、昼間のお弁当に
振り替えてもらたので、
この日の朝食は昨日購入してきた
ものを食べます。
サンドイッチやパンなどです。

そうして全部の準備を終えたので、
宿泊用の荷物は車に乗せ、
宿の駐車場にとめたままで、
歩いて１０分くらいのバス停へと
向かって行く５人だったのでした。

この日は６時１５分発のバスに乗り、
ロープウェイへと向かう予定です。
背後には、本日行く予定の
千畳敷カールもよく見えています。



昨夜見上げていたのは
この景色の夜警だったんですね。
そしてカールの上部には、
できれば行ってみたい
宝剣岳のとんがった山も
よく見えています。

真ん中のとんがりがそうです。

続く