伊勢は「伊呂勢(=弟)」であり、
出雲の分派としての機能から
発達したという説があります。
また、海に近いことから
「イソ」が転じたとする説もあります。
そんな伊勢地域をdoironは
今年10回目の旅行として旅しています。
二日目のメインは賢島方面。
宿を出ていくつもあるカキ小屋を眺めながら、
まずは鳥羽市立の「海の博物館」に到着です。
結構岬の先の方にあって、
海洋植物が育っている森の中を
くねくねと走って到着します。
鳥羽と言えば、やはりメインは
海での暮らしがメインですね。
しかも海女さんが活躍する
という文化もあります。
これらのことをそんな生活用具とかを
紹介している展示館です。
駐車場は、観光バスが止められるような
でかいところです。
そこに駐車して歩いて入ってゆきましょう。
800円の入館料をはらいはいってゆきます。
まずは伊勢湾周辺の漁のことが
かかれています。
普通にかんがえたら海女の活動による漁
というのが真っ先に浮かびますが、
実際はもっと多様です。
地引網、ウナギ、ノリ、カキ養殖、
カツオ一本釣り、伊勢エビ、タコ漁、
クジラ漁まであって、
海と深く深く関連しています。
ウナギやクジラも関係しているって
驚きですね。
ここではそんな伊勢・賢島での漁で
使う道具や人々の暮らしが
細かく紹介されています。
海の環境汚染などに対しても熱心で、
もうそんな展示を見ているだけで、
海の香りがしてきそうな感じです。
もしかしたらこっそり放出している
のかもしれません。
なことはないか。
海女の活動については
ビデオ放映なんかもしてました。
これも見ましたよ。
この海女の人達の海の神への祈りが
とても特徴的でした。
彼女らの海に潜るときの帽子には
こんな絵が描かれています。
まず右側の9本の棒の絵は
「ドーマン」と言われています。
棒は「臨、兵、皆・・」などの修験道の
まじないの言葉9種類を
表しているそうです。
ドーマンというのは、平安時代の
陰陽師の安倍晴明の弟子である
芦屋道満に由来すると言われています。
また左の星のマークは
「セーマン」と言われ、
安倍晴明が使っていたマーク
だと言われています。
安倍晴明が深く絡んでいるんですね。
海に潜るという仕事は、
海の大きな力の中に潜る
ということで習慣や習わしを
大切にしており、これらのマークは
そんあ気持ちがずっと引き続き
大切にしてきているという
証なんだそうです。
海女の祈りってなんかとっても神秘的です。
いい勉強になりました。
この博物館は敷地が18000㎡ありますので、
広い敷地内に建物が色々とたてられています。
ある棟なんかは船の収蔵庫になっていたりします。
また千石船の模型もあったりします。
そんなところを移動しながら
見学してゆくのですが、
最後に行ったギャラリーでは
大学による鳥羽の植物写真展も
やっていました。
ああ、ここにはこんな植物もあるのかと
またまた勉強になりましたね。
800円という入館料でしたが、
いろいろと展示も楽しく勉強になりました。
これは子供さん連れの家族なんかにも
喜ばれる施設かもしれません。
やるじゃん、鳥羽市って感じです。
さあではここを出て、
賢島の方へと向かってゆきましょう。
途中こんな休憩所があったりしましたが、
さすがに寄った鳥羽の展望台は
すごいところでした。
目の前に海が広がり、
さすがに鳥羽の海の景色って感じです。
施設も建っており、
ここでじっくりお土産を選びましたよ。
続く
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