18切符で旅をする。
これがまあ、最近の暇な高齢者の
電車旅として流行っている。
doiron自身もこの切符で何回か旅をした。
遠いところでは、18切符
4枚分を使って夫婦で息子のいる
長野県上田までごとごといったことがある。
途中で釜飯なんかをいただきながら、
ビールも味わってある意味最高の
電車旅をしたなあと二人で
よろこんでいたものだ。
そもそもこの18切符旅行は、
ジムで一緒に運動をしている
ほぼおない年のおっちゃんが、
どっか行くやろとか言って購入してくるので、
それを使って一緒に出掛けることが多い。
これまでは、福知山から敦賀に行ったり、
名古屋に行ったり、伊勢参りにも行った。
とまあこれくらいが気軽な
18切符でのプチ旅になる。
もういけるところほかにあるかなあ
と考えていたら、
一つ思いついたところがあった。
それは、将棋の藤井聡太八冠が
タイトル戦を戦っているときに、
その勝敗を見守る集会が行われている、
藤井君の故郷の愛知県瀬戸市の
商店街を見に行くことだ。
朝6時に電車に乗れば十分午前中に
瀬戸に到着するなあと、
時刻表を調べてくれていた。
なら十分やね。
応援している地元の人たちの
熱意を感じることができるなあ
ということで行く日にちを
決めることにした。
その時に行われていたタイトル戦は
棋王戦だ。先に三勝した人が勝者となる大会だ。
一戦目がなんと引き分けという形で
終わるという結果になった。
それ以降の対戦はというと、
四戦目までは土日が絡んでいる対戦となる。
ところが頃は年度末である、
doironの地元でも町会長としての
役割のほとんどがその対戦日に
当たっていてうごくことができないのだ。
唯一五戦目が火曜日なので
行くとしたらこの時しかない
ということになる。
でも待てよ五戦目が行われる
ということは、双方がどこかで
勝たないといけない。
どちらかが全勝だったら
行われない大会なのだ。
まあこれまでの実績から言えば、
藤井君が一回は負けないといけない
ということになる。
しかたなくこの棋王戦を
見守ることにしたのだ。
果たして結果は、なんと藤井君が
全勝で5戦目が行われない
ということになったのだ。
彼は強い。なので今度行くときには
対戦を見守る集会も
行われていないことになる。
まあそれでも現場に入ってみよう
ということになった。
18切符を余らせるというのはおろかだ。
どこかで行かないとね。
なのでもう日にちを限定することはない。
二人の予定を合わせて
結局予定の棋王戦5戦の前週の
木曜日に出かけることになったのだ。
瀬戸市ってどんなところだろう。
そしてそこで生まれた彼を
どんなに応援しているのだろう。
興味はつきない。
出かけた日は、天気が良いが
すこし寒い日だった。
ま、電車なんで大丈夫だろう。
最初ねえ瀬戸ってそもそも
どんなところだろうって
思ってたんです。
田舎の山のふもとにあるところで
瀬戸物をつくっているところ
みたいなイメージを持っていたんです。
それが愛知県の町中にあって、
通常「せともの」であらわされる陶器は
ここでつくられる瀬戸焼から
来ているんだということを
あらためて知りました。
では一体どんなところでしょう。
街のあちこちで焼き物を焼いたり
売っているところなんでしょうか。
なにもわからないまま
電車に揺られて行く
高齢者二人だったのでした。
続く
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