明日は我が町の地蔵盆が行われる。
そもそも地蔵盆は辻に
立っている地蔵尊を祀る日だ。
この辺りでは、町のはずれに立っており、
それぞれの街を守る地蔵の役割を
果たしていることが多い。
写真は資料。すべて去年のもの
いわれは様々あるが、
三途の川で石を積み上げている
子どもたちを鬼から守るところから、
村の人々の中でも地蔵は特に
子どもを守っているといわれているので、
子供を対象にしたお祈りの祀りを
地蔵盆として行っている。
我が町でも、おにぎりを地蔵盆の
終わりに配ったりしているので、
そんな準備を地蔵講のみんなで行うから、
その講の代表者であるdoironは
まあ大変な一日となるわけだ。
でもねえ、ここんところコロナ以降は
そんなおにぎりの配布も
行わなくなっているので、
地蔵盆の儀式そのものは
小さくなっているわけだ。
供物も集めないし、宴会もしない。
ただ単に夕方、お坊さんに来ていただいて
お経をあげるだけのイベントになっている。
蓮の花を入れた花束を用意し、
供物も少しだけ用意もする。
それから果物も用意してその時を迎えるのだ。
そうそう先日はもっと初期の
取り組みもしたよ。
地蔵周りの提灯棚に、
電気配線を付けて地蔵の夜には
提灯を灯せるようにする。
それから、地蔵堂の中に入って
掃除機をかけて掃除をし、
鈴ひもも新しいものに変える。
これはdoiron家で集めるので
なかなか家をからにするタイミングを
日常から減らしたりしている。
簡単にといっても、
何やかやとあるでしょ。
以前はこの時に鉢の巣が見つかって
大騒ぎをしたことがあるなあ。
その時は意を決して蜂の巣をやっつけ、
始末後は大量の塩を巻いて
清めたことがある。
そんな地蔵盆の用意では最後に、
賽銭箱をチェックするのだ。
深さ70cmくらいの穴の中に
賽銭はたまる仕組みになっている。
まあ今回はこれが色々あって、
話題をさらったのだ。
実は我が町のまわりに、
たちの悪い人がいて
この地蔵堂や神社の賽銭を
パクるやつがいるのだ。
普段地蔵の周りを整備してくれる人がいて、
その人から賽銭を盗まれているようだ
という話を聞いていた。
神社の神主からもそんな苦情も聞いていた。
その都度警察と話をしたりする
町会長なのだ。
そこでこの地蔵堂は、
町内に据えている防犯カメラで
写っているので、カメラ作動中の
張り紙をしておくことにしたのだ。
ただ、今はその賽銭泥棒も、
他の容疑で警察に捕まってはいるので、
その状況はよくわからない状態になっている。
でもねえ、今回の準備で賽銭を
取り上げてみたら、
案の定合計は少なく数百円しか
入っていないことがわかった。
大体一年で3000円くらいあるのに、
今年はそんなに少ないから、
きっとそんな影響があるのでしょう。
みんながいろんな思いを込めて、
収めてきた賽銭を盗んでいくなんて
まあ腹が立つというよりも
悲しくなりますね。
金額的にはわずかなんですが、
もう少し警備をしないといけないかなあ
と思ったりしています。
地蔵尊はそこに住む人々のためにあるので、
そんな悲しいことをしないと
いけない人だって救ってあげないと
いけないかなあとかも、
心の片隅にあります。
明日の地蔵盆にはそんないろんな
思いを込めて、お坊さんと一緒に
般若心経を唱えようと思っています。
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