どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『蜷川実花展 -地上の花、天空の色-@東京オペラシティアートギャラリー』

2008年11月07日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログは、2008年に違うサイトに載せたものを再編集したものです。

東京オペラシティアートギャラリーで開催している<蜷川実花展 -地上の花、天空の色->を見に行きました。

なぜ、行ったかというと、前(去年の暮)に、東京都現代美術館の<SPACE FOR YOUR FUTURE>で、彼女の作品を観ていいなぁ。と思っいましたし、私が行った日は『蜷川実花のアーティスト・トーク』がありました。

10:45に着いたのですが、私は93番でした。(定員180名)間にあって良かったです。

東京オペラシティアートギャラリー <蜷川実花展 -地上の花、天空の色-> 12月28日(日)まで

http://www.operacity.jp/ag/exh99/index.html

蜷川実花 展 全国巡回公式サイト
http://www.asahi.com/ninagawamika/



まず、入口を入ってエントランスの窓ガラス(高さ約6メートル、幅約16メートル)に彼女の作品があります。天気がいいと陽の光に当たって、エントランスの階段が薄いピンク?になっていてキレイでした。(アーティスト・トークでも、天気のイイ日の昼間に来た方がいいとご本人が仰っていましたよ。)

そして、<B 花 Acid Bloom>→<C 初期の作品(1995~2002年) Early Works>→<D 金魚 Liquid Dreams>→<E 旅 Floating Yestreday>→<F 人 Ninagawa Land>→<G 造花 永遠の花/Everlasting Flowers>→<H 新作 2007~2008年 Noir>→<I ポートレイト>の順に展示しています。

各部屋(展示)のしきりにカーテンがあって、そのカーテンをくぐると、次の部屋(展示)は、がらりと変わっていて、次の部屋はなに?っていう感じで、ワクワクしながら楽しめました。


どれも良かったのですが、私が特にいいなぁ。と思ったのは・・・。<D 金魚>、<G 造花>です。

<D 金魚 Liquid Dreams>・・・25点、DVD1点。

もともと彼女の作品を知ったのは、<金魚>だったのもあるのですが、壁1面の巨大な金魚の映像は、圧巻ですよ。金魚がクジラのように観えます。(←大きさのことですよあせあせ)


<G 造花 永遠の花/Everlasting Flowers>・・・10点。

この部屋だけ、異空間?ちょっと違うのです。他の展示室と・・・。壁1面が黒いのもあるのでしょうが、作品に照明が当たっていて、それが裏側から照明を当てたかのように観えるんです。(照明のチカラって、面白いですね。)


その他にも、<F 人 Ninagawa Land><I ポートレイト>は、知っているタレントさんが、コスプレ?(作り込んでいる)それだけを観るのも楽しいと思います。(※<ポートレイト>が展示しいる場所は、細いスペースなので、混雑するので注意が必要だと思います。理由は、作品がたくさん展示しているし、作品リストと照合して観ている方が多かったので・・・。)



そして、『アーティスト・トーク』に行きました。

面白かったですよ。全部は覚えていないのが残念ですが・・・。


1年前の企画段階の時は、作品数が150点を予定していたそうです。それが、250点に増え、最終的には500点以上になったそうです。

作品に額装をしていないのは・・・?と言う質問があって、「額装をするとなんか偉そうだから」と仰っていました。でも、ちょっと考えが変わってきたらしく、今回の展示の<C 初期の作品(1995~2002年) Early Works>には、額装している作品もあります。


<D 金魚 Liquid Dreams>展示部屋は、4面すべて映像にしても良かったとか・・・。


<E 旅 Floating Yestreday>展示の台に載っている小さなアクリルに貼っている作品をよ~く観ると有名な作品が混じっているそうです。探してみても面白いかも?(3000点?あるので、探すのは、困難ですが・・・。)


<H 新作 2007~2008年 Noir>は、最近の作品まで入れたかったらしく、2日前までかかったそうです。なので、図録に載ってないものもあるそうですよ。


今、写真に撮りたい方は?と言う質問で、だいたいは「マドンナ」と答えているそうです。(マドンナは大好きとのこと。)でも、スケジュールさえあれば、誰でも撮りたいと仰っていました。そして、撮影の時は、その人を他の誰よりも好きになって撮っていると仰っていましたよ。


壁にぶち当たったことはありますか?と言う質問で、同時に4つくらいを進行しているので、あまりないそうです。でも、学生の時は、白黒の写真を撮っていて行き詰った時があって、それからカラーにしたとのこと。


再来年に映画を撮るかも?とか、今年中に<H 新作 2007~2008年 Noir>を中心にした本(タイトル:Noir←タイトル名間違っているかも?)を出したいとか、他にも色々あったのですが・・・思いだせない。


巡回情報

岩手県立美術館(岩手)

2009年4月11日(土)~5月31日(日)

鹿児島県霧島アートの森(鹿児島)

2009年7月17日(金)~9月23日(水、祝)

西宮市大谷記念美術館(兵庫)

2009年10月10日(土)~11月29日(日)

高知県立美術館(高知)

2009年12月6日(日)~2010年3月7日(日)



東京オペラシティアートギャラリーでは、<収蔵品展>と<project N>を毎回開催していて、企画展<(今回は)蜷川実花展>のチケットの入場料に含まれます。。

<project N>がオススメです。毎回、面白い若手の作品を展示していて、これは!って思う作品に出会えることが多いです。

今回は、<project N 35 ましもゆき>

http://www.operacity.jp/ag/exh101.php

日本画が好きな方なら気に入る思うのですが・・・。特に、鳳凰?が描かれている作品が3点ほどあったと思うのですが、良かったですよ。蜷川実花展へいらした際は是非、ご覧になってくださいね。


蜷川実花展オススメですよ!!私は、絶対もう1度行きます。

後日、また見に行きました。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/35aa21e41b12a7de6b5606e414337da1



東京オペラシティ内の4階のNTTインタ-コミュニケーション・センター [ICC]の<拡張された感覚―日韓メディア・アートの現在>を見たのですが、そのことは、今度書きます。