芥川賞を受賞した、岩手関連作品。で、話題になった。『銀河鉄道の父』もだし、『雲を紡ぐ』だかも岩手関連で、岩手県はちょこっと盛り上がったのだ。
うっすら読みたいと思いながらも、うっすらだからここまで読むことなく過ごしてきたが、図書館に行ったら「映像化作品コーナー」ができてて、そこにまとめ置いてあったので、借りてきた。
ちなみに、そこには『浅田家!』もあったので、立ち見してきた。映画の写真、本物そっくりに作ったなー、という感想。面白かったですよ。
さて、『おらおらでひとりいぐも』は、2018年、芥川賞受賞 遠野出身の方の作品。確か50歳を過ぎて小説教室に通い始めたおばさんが、史上2番目の高齢受賞、という事で、希望の星☆だ。と、当時思った。そろそろ映画が公開されるんだよ。物語の舞台は東京だけど、主人公の桃子さんが遠野出身の設定で、東北弁がモリモリ出てくる。とはいえ、桃子さん、20代で東京に出て、心の中もすっかり東京弁になったはずなのに、歳をとって今頃になってなんだか東北弁が出てくる。ということらしいですが。
桃子さんの内面のお話。深いし、桃子さんが考える事は面白いし(というか、私に似た傾向だし)、なるほど、そんな考え方をする事もあるのか、と思ったりもしたけれど。全体を通して、何が良いのかよく分からない。物語の起承転結とかも無いように思う。まとまりがないというか。バラバラ?
2回読んだら分かるかと思ったけど、2回読んでもよく分からなかった。
『影裏』は2017年、芥川賞受賞 盛岡在住の作家さんのお話。舞台も盛岡。これも今年の初め頃に映画化されたね。観てないけど。コロナが流行り始めた頃じゃなかったかな。こちらも、よく分からなかったー。こちらはね、物語の筋は分かったと思う。でも、読んでいて、場面がいつなのか、とか、いま「私」と言って語っているのが誰なのか、とても分かりづらい。自分の読み方が下手なのかと思って2回読んだんだよ。でも、やっぱり分からなかった。書き方が悪いと思うんだけどーーー。いいの?これで??と、いう感じ。お話の内容は、おお、なんか、そうね、いいと思う。えーっと、こういう感じをなんて言うんだろうね??あぁ、私には言葉にできないけど、そう、ちょっと、今まで私が読んできた色々な物語の、どれにも当てはまらない隙間のところのお話って感じ。その、突っ込みぐあいというか、突っ込まないぐあいも、今まで経験値してきたものの、隙間に、当てはまる感じ。その加減はいいと思う。だから、もう少し、分かりやすく直してくれればよかったのに。それともあの分からなさが良いのかい?いやー、私はそうは思わないけれども。
芥川賞って、こんな感じか。とおもった2作品でした。