京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

ハイ、皆さん、今日は詩人です  2019年5月

2019-05-15 08:08:41 | 日記
ハイ、皆さん、今日は詩人です  西山寮のお話  2019年5月
          金澤 ひろあき
 ハイ、皆さん、こんにちわ。この間の5月の10連休は、いかがでしたか?私もどうなるのかなと思っていましたが、始まってみると静かなもんでした。ゆっくり休んだり、なつかしい人達と会ったり。
 近所を散歩していたら、春から初夏にかけての花が咲いているのに気づき、それも楽しかったですよ。
 その中で、通りの花壇にチューリップが一つだけ、ぽつんと残っていて、時期遅れですが、がんばって咲いていました。
 退職後もまた働いている私も、励まされているような気がしました。
  チューリップ春の女神の忘れ物    ひろあき
 さて、皆さんの作品を拝見しますね。
  華やかに田植笠咲く千枚田      樋口 聖記
 山の斜面に広がる千枚田。和歌山のほうにもあるようですね。田植は、水の関係で、地域の人達が総出で協力して、順番に行って行きますが、千枚田の田植は壮観でしょうね。「地域の人達が総出で順番に」。これが伝統や日本社会を支えてきた原風景のような気がしてなりません。
  出産を間近に控えた孫娘大きなお腹で足元見えず  西田 ナツエ 
 西田さん、おめでとうございます。新しい命が、健やかに産まれ、育ってほしいですね。妊娠された孫娘さんに、気を遣うでしょうが、あたたかく見守り支えている感じが、よく出ていますよ。
  つくし摘む平成終わりか土手温し   奥田 一枝
 4月で平成が終わりましたね。30年と4ヶ月、私の場合、人生の半分、家庭を持ったり、働いた時期の大半と重なるので、思いが深い時代でした。「つくし摘む」が、おだやかさを感じさせてくれて、ほっとします。
  糸通す針の穴より春のぞく      宮崎 清枝
 宮崎さんの視点、明るくて本当にいいなあ。まだ、針の穴に糸を通せるのですから、たいしたものです。そして「針の穴より春のぞく」なんて、やってみると楽しいじゃないですか。
  新装の南座都をどり見に       中野 硯池
 中野さん、新装の南座で、都をどりを見られたんですね。本当に豊かな時間。うらやましいです。
  花咲きし春爛漫の湯を浴びて     野原 加代子
 野原さん、桜の季節に温泉かどこかにお出かけですか。旅先の光景のように思えます。人生楽しみましょうね。


芸能神社

2019-05-14 07:59:58 | 日記
芸能神社
           金澤 ひろあき 
 四条大宮から路面電車が走っています。嵐山へ行くので、嵐電と呼んでいます。
 嵯峨野高校で放送の集まりがあるので、嵐電に乗りました。ちょっと寄り道して、芸能神社へ。放送表現を高めたいので、ぴったりかな。
 芸能神社は、車折神社の中にあります。嵐電の駅の真ん前です。新緑の中に赤い鳥居が映えます。石畳沿いに行くと弁天様。やはり、美と芸能の神様です。水の神様でもあり、お社の前に水が湧いています。
 芸能神社は文字通り芸能の神様。芸能人の奉納がいっぱいです。好きな芸能人を見つけるのも楽しいかもしれません。ここは人気で、若い人がいっぱいです。
  青葉したたる路面電車石畳 ひろあき
 芸の力で、楽しく生きられますように!
 正面には、お多福を初め、面白いお面がかけてあります。
  お多福は古代の美人風薫る

5月5日に

2019-05-13 08:00:07 | 日記
5月5日に
                         金澤 ひろあき

 5月5日に冠句の会に出た後、青島さんと蹴上に行きました。上水場のツツジを見に行ったのです。時間が遅かったせいか、上水場へは入れないで、遠くから見たのです。
 その後、インクラインを越えて、山の中の小さな神社へ。その道筋にも、ツツジが咲いています。ツツジの周りには、シャガの花がいっぱい。新緑の中のハーモニーです。
招かれた坂の頂上シャガの花 ひろあき
シャガの花向こうで蛙のお喋り 青島 巡紅

舞子吟行

2019-05-11 08:04:44 | 日記
 舞子吟行   5月1日
初夏の海余白に船を置いている    金澤 ひろあき
夏兆す海をにらんでいる古墳   
初夏の海眠りの色に淡路島
初夏の雲流る対岸淡路島     
鳥の目の高さ青葉の舞子浜
夏兆すシャッター鳥の目の高さ  
雨に包まれ令和始まる日の神戸
令和始まるたぶん人生半ば終え  
メーデーも即位も雨の中にあり
海峡の霧の深まる逢瀬かな

フリー句 「孫文の足跡」の巻

2019-05-10 08:03:01 | 日記
フリー句 「孫文の足跡」の巻 
舞子 移情閣を訪れた後 令和1年5月1日
孫文の足跡たどる夏兆す          ひろあき
日本が一旗あげる国だった         巡紅
アジアは一つと言った先人         ひろあき
太陽は全人照らすのにね          巡紅
平和であってほしいお花見         ひろあき
高野山ではまだシ-ズンみんな願ってくれないか 巡紅
時の流れが千年単位で           ひろあき
世界の傘があったのなら今一度       巡紅
憎しみを洗い流して乾杯よ         ひろあき
洗礼は日本語で言えば水に流すと同等だった 巡紅
心開けば光あふれる            ひろあき
太陽と月が創造されていないのに昼と夜が第一日目からある 巡紅
エロスが誕生している朝が来る       ひろあき
どの神話でも暗闇か無から始まる世界    巡紅
癒しの意味を持ってる月光         ひろあき
人は太陽と月の二心をもつという象徴の円盤 巡紅
人体に対応している星がある        ひろあき
人が生まれると星が生まれ死ぬと消えるネイティブアメリカン 巡紅
再度乾杯しては春風            ひろあき
万有引力とはひき合う孤独の力       巡紅
さよならは一瞬死んでしまうこと      ひろあき
Tell me how to say good bye 宇宙人が地球を去る台詞 巡紅
くちびるは許さないけどと言って別れた   ひろあき
百人の煩悩でなければ百九目のそれだ    巡紅
誠実を求め孤独になっている        ひろあき
それもまた人生なんて美空ひばり      巡紅
川の流れの先にたんぽぼ          ひろあき
種は風の流れに乗って旅をする       巡紅
逃避行ならば人生かけている        ひろあき
「オリンポスの砂嵐には抗うなかれ」「風を読み違えたな」「もう一戦いこう」巡紅