祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 暴き続ける

2014-01-11 23:31:38 | 原発事故
1月10日の新聞に、独協医科大学准教授の木村真三さんの記事が載っていました。誰もが知っている、安倍首相の「福島原発はコントロールされている」という嘘に対して、現地でデーターを集め暴露しています。その記事を転載します。

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私は福島でホームステイをしながら放射能汚染の調査を続けています。
共に暮らし、一緒に泣き笑いする中で、住民が抱える多くの問題やその解決策も見えてきます。

罰せられても

秘密保護法案が成立しましたが、私は、調査してデーターを積み重ね、住民に正しい情報を知らせて理解してもらうための努力を続けて行こうと思います。地道ですが、これが私なりの戦いです。

秘密法で私は罰せられるかもしれない。しかし、罰せられてもいいと思います。なぜなら、正しいことが言えなくなった時点でこの国はどうしようもなくなっていく。だからこそ戦かわなければならないのです。

安倍首相は五輪招致の演説で、福島第一原発事故の放射性物質の汚染水問題について 「状況はコントロールされている」 「影響は第一原発内の港湾内で完全にブロック」 といいました。その後首相は福島原発を視察(9月19日)しましたが、同じとき、実は私は福島原発の港湾の外で海水を調査していたのです。調査では明らかに放射能漏れが起きており、港湾外の海水からもトリチウム、セシウム137、及び134を検出しました。コントロールもブロックもされていない事を暴いたのです。

政府は基準値内と言いますが、放射性物質を流出しながら大量の海水に薄まるために濃度が下がっているという”マジック”です。むしろ私は海水に薄められながらも検出されるレベルの放射性物質があることに恐怖を持っています。

こうした政府にとって都合の悪い情報が、秘密法で隠されてしまうのではないか。国民の生活や安全よりも「国益を損なう」という言葉で、情報がコントロールされれば、昔の軍国主義の日本になってしまいます。大阪市長の橋下さん(日本維新の会共同代表)がファシズムのような考えをしていますが、安倍政権はもっと危険だと感じています。


団結して進む
安倍政権は原発再稼働を進めようとしています。福島原発事故の被害が続き、収束すら見えていないにもかかわらず、再稼働なんて絶対にあり得ません。

住民は被ばく線量だけでなく、原発事故が生んだ家族や地域の崩壊などに苦しんでいます。支援を放射線量で区分するのではなく、こうした原発事故が原因の全ての被害を認め、支援することが必要です。

事故から2年10か月が経ちますが、この間「子供たちを守るんだ」という女性の力を強く感じています。その力がうまく大同団結すれば、世の中、良い方向に進んでいくと思っています。