今日は一日家の仕事で、朝から夕方まで、家人と車であちこち移動していた。
当然ですが、会社は休みました。

品川の小学校の時の同級生の訃報はがきを受け取りました。
葬儀はすでに終わっていました。
絵の上手いやつで、クラスでお互い、絵の腕を張り合ったものです。
20代のころ、子供の時以来で、原宿の駅で待ち合わせ、約束の時間を過ぎても
なかなか現れない相手を、じりじり待っていたが、実は目の前で顔を合わせて居ながら、
お互いに気づかないでいた、という思い出がなつかしい。
案の定、彼はデザインの学校へ進み、志を貫いている姿に眩しさを感じたものだ。
あんなに絵が上手かったけど、デザインの学校を卒業した後、どういう訳か彼は
コックになった。
料理もクリエイティブな仕事だと私も思いますので、それもありかなと思いましたが。
10年前に、品川の同窓会で会ったのが、彼と顔を合わせた最後になった。
年賀状では、毎年今年は呑もうと書きあっていたが。
いつしか、彼の年賀状から、いつもさらさらと描いてあった絵と「今年こそ呑もう」の
文字が消え、空々しい印刷の文字だけになっていた。
数年前、偶然にも、家人の教会での知り合いが、彼の奥さんのお母さんだと分かり、
彼のことが話題になった時、年賀状の謎が解けた。
彼は数年前から、原因不明の病で、意識もなく寝たきりの状態だったのだ。
明るくて、いい加減で、楽しくて、そして優しい男だった。
人生わずか50年、昔のうたのように君は逝ってしまった、沢山の才能とともに。
とうとう君の料理を食べる、という約束は果たせなかった。
ご家族は、大変な思いをこの数年ずっとしてきたことでしょう。
花を送りました。君はどこかで見ているのだろうか。
当然ですが、会社は休みました。

品川の小学校の時の同級生の訃報はがきを受け取りました。
葬儀はすでに終わっていました。
絵の上手いやつで、クラスでお互い、絵の腕を張り合ったものです。
20代のころ、子供の時以来で、原宿の駅で待ち合わせ、約束の時間を過ぎても
なかなか現れない相手を、じりじり待っていたが、実は目の前で顔を合わせて居ながら、
お互いに気づかないでいた、という思い出がなつかしい。
案の定、彼はデザインの学校へ進み、志を貫いている姿に眩しさを感じたものだ。
あんなに絵が上手かったけど、デザインの学校を卒業した後、どういう訳か彼は
コックになった。
料理もクリエイティブな仕事だと私も思いますので、それもありかなと思いましたが。
10年前に、品川の同窓会で会ったのが、彼と顔を合わせた最後になった。
年賀状では、毎年今年は呑もうと書きあっていたが。
いつしか、彼の年賀状から、いつもさらさらと描いてあった絵と「今年こそ呑もう」の
文字が消え、空々しい印刷の文字だけになっていた。
数年前、偶然にも、家人の教会での知り合いが、彼の奥さんのお母さんだと分かり、
彼のことが話題になった時、年賀状の謎が解けた。
彼は数年前から、原因不明の病で、意識もなく寝たきりの状態だったのだ。
明るくて、いい加減で、楽しくて、そして優しい男だった。
人生わずか50年、昔のうたのように君は逝ってしまった、沢山の才能とともに。
とうとう君の料理を食べる、という約束は果たせなかった。
ご家族は、大変な思いをこの数年ずっとしてきたことでしょう。
花を送りました。君はどこかで見ているのだろうか。
