
人生が終わるときには、「ああこれで背負った荷を降ろせる」と気持ちが楽になるのだろうか。
「まだ死ねない!」ともがくのだろうか。それとも、自分の生きてきた道と結果に満足出来て
安らかに天国に行けるのだろうか。
そのどれもが入り混じった、複雑な感情なのかも知れない。あるいは、突然の事故のように
全くそう言った事を認識することもなく、あの世に行ってしまう事もあるのだろう。
私はクリスチャンだが、どの宗教でも、あの世、天国、極楽に行く前にしばらくこの世に魂が
留まるという概念があるようだ。それは、死ぬと認識することもなく突然亡くなったりという
時に天国にまっすぐ向かわないということなのかもしれない。
そして、誰も自分が死ぬとは思わないで突然、死が訪れるので大概の人は、あの世、天国に
行く前に、心の残るこの世に留まるということなのだろう。今、死ぬと確信を持てるのは
自殺をする人か、いつ死が訪れてもいいように覚悟が出来ているような人しかいないと思う。
ということは、殆どの人はこの世にしばらく留まる魂になるのだろう。
いずれそういうものになるとしても、私がそういう魂、霊が見える人じゃなくて良かった。