ブラームスは本当のことをいつも語ってはくれない。

2006年06月07日 23時53分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
最近、なぜか
ブラームスをよく聴くようになった。

ブラームス:交響曲第2番
バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団



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交響曲でいえば、
最初に出会った1番と心から共感する4番は自分にとって定番だったが、
2番3番はいまひとつ印象に残っていなかった。
すみません。

それでもここのところ
田園交響曲とも呼び習わされる第2番をよく聴く。

ブラームスはこの僕に、
永遠の儚(はかな)き想いについていつも教えてくれる作曲家だった。
いつでもそうだった。
初めて交際した第1番で、命の断絶を垣間見せてくれたり、
心から愛した第4番で、所詮愛とはその場しのぎの濡れ衣であることを
残念ながら僕に提示したのだ。提示してくれたのだ。

---------- キリトリ -----------

だから僕は、
悲しいとき切ないとき鬱蒼としたとき愛について考える夜、
時折ブラームスの力を借りる。
酒の力と同等に、
ヨハネス=ブラームスの愛の語りに耳を傾けるのだ。

余計な邪念を考えずに、
一目散に生き急ぐことがもし求められるのなら、
僕は必死で逝き急ごう。
ブラームスの旋律を胸に抱いて。

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