カリンニコフ「交響曲第1番ト短調」

2007年01月20日 11時08分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
前から、聴いてみたいと思っていた。

先日、ブックオフで千円で売っていた。
この値段なら、もし地雷だったとしても後悔しないだろうなと思って買った。
結果、後悔どころかいい買物だった。
でも、買ったCDは雑音(ポチッ音)が多い。まあいいか。

Василий Сергеевич Калинников
ヴァシリー・セルゲイェーヴィチ・カリンニコフ

ロシアの作曲家。
病のため、35歳直前で亡くなっている。
その早すぎる死は、
音楽界にとってどれほど大きな損失だったのだろうか、
そんなことは誰もわからないだろうが。

---------- キリトリ -----------

交響曲第1番ト短調

ネーメ=ヤルヴィ指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
(第2番も併録)

ヤルヴィはショスタコでいろいろお世話になってる。

---------- キリトリ -----------

曲の感想。

えーと、自分は
ロシア音楽の歴史や知識がようわからんので
知った風なことは言わないことにする。

チャイコフスキーやラフマニノフが好きな自分にとっては
全然抵抗なく、このロシア情緒に身を任せられた。

いわゆる「大作」の部類ではないし、
全4楽章のうちに壮大な盛り上がり(勝利の賛歌みたいなね)もないので、
全曲通しての爽快感が物凄くあるわけではない。
少なくとも聴き込んでいない現時点では。

でも、
あまりに美しすぎる部分部分は、
やはり圧倒的に甘美でせつない。

初聴きなので演奏そのものについてコメントしようもないが、
マイルドなのに輪郭がハッキリしているという、
ショスタコ演奏でも感じたこのコンビの印象は
ここにも確かにあるような気がする。
知らんけど。

---------- キリトリ -----------

最近、ドイツ音楽にやや傾倒してた。
ロシアもやっぱりいいねー。
なんかこう、
魂とかの部分で、
日本的情感に非常に近いのではないか、と思ってしまう。
それも、演歌的叙情。

昔から思っているのだが、
チャイコやラフマニノフやボロディンを聴いている時に感じる
妙な懐かしさや安心感は、
日本の演歌(特に北国系)のそれと非常に近い気がするのだ。
ショスタコはまた微妙に違うけども。

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