【不定期的連載】思わず泣ける話(２)

それは、ある神無月の昼間に起こった…。

友人にサッカー観戦する約束をし、
３日前にチケットを1,000で購入した。

ーそして、当日。

正午に福岡空港駅にて待ち合わせとなり、
支度を終え、最寄りの駅へと向かった。

しかしその時だったっ!!

駅に着いた途端、妙な胸騒ぎを覚えたのだ。
私はカバンを開け、中の所持品を確認した。

…予感は、的中した。

チケットが、ない…。
いくら探しても、ない…。（←声のイメージ:森本レオ）

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『このままでは間に合わない。』
『タクシー拾って一度戻ろうか。』
『いや待てよ。当日券買った方が安いやんか!!』
『探すのやめたら見つかるし、探すのやめよ～っと(笑)！(＾ε＾;)』
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階段を登り終えたところで、答えは出ていた。

『行こう。彼の元へ！』

私は飛びたくなるよな気持ちを抑え、
セリヌンティウスの元へ向かうメロスの如く、
友人の待つ場所へと向かった…。

「悪いが、これも正義のためだ!!」(￣□￣;)

当日券を1,500で、買った…。
そして、勝った…。(;_;)

ーしばらくして、家に帰った。
置き去りにされたチケットが、
私を一番にお出迎えしたことは、言うまでもない…。orz