ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

架空の「ヒゲ専務硝子博物館」 No189

2014年12月15日 | レトロ硝子
いつの間にか今年も残り2週間あまりとなってしまいましたね。

暖冬の筈のこの冬なのに、毎日寒さで震え上がっているヒゲ専務ですが、皆さんの心と身体は冷え切っていませんか?

積雪は無いにしても、時々降るアラレやミゾレ交じりの冷たい雨と強い風に、不満いっぱいの日々を過ごしているのは私だけでも無いと思いますよ。

この斐川町に吹きすさぶ、北西の季節風には慣れているとはいえ、さすがに閉口していますが、今週はさらに冷えて、マイナス3度ナンテとんでもない予報が出ていますね。

暖冬の予報も外れたんだから、ついでに気温予報も外れて欲しい~と、つくづく思っているところですよ。

その寒い北風の中、先週の土曜日から不要になった物置の、解体工事をしています。

私たちと同世代の人たちが考えることは同じで「次の世代に負の遺産を残したくはないな。自分に体力があるうちに、処分出来るものは今のうちに処分してしまいたいものだ!」と思うのです。

今回もそんなところからの計画なのですが、田舎の大きな敷地に建つ必要以上の建築物は、だれもが重荷に感じているので、快く協力させていただきました。

しかし、当然のごとくここでも、調査の段階から気になっていたレトロ硝子の問題が生じてくるのです。

と言っても、問題視しているのはこのヒゲ専務だけだったりするわけですが、とはいえ無視はできませんよね。

さてさて、家の北側に残された小さな物置小屋に、不自然に取り付けられた一枚のドア。

その窓には定番の小さな窓があり、そしてそこに入れられていたのが、なんと以前からこのヒゲ専務の憧れの的だった「菊」だったのです。

小屋はこんな感じで建っていました。正面に見える小さな小窓が「菊」で、右側に見えるドアの縦長の窓ガラス3枚は「銀河」でした。



そして「菊」部分のアップがこれになりますが、これでも魅力は伝えきれません。


そこで、大事に持ち帰ったガラスを、この寒さの中無謀にも水洗いしてみました。

なんとこんなにも輝きます。

いかがですか?この細やかな菊花模様のデザインは芸術の域に達していると思いませんか?

そしてこちらが「銀河」、長いガラス板だったので、一部カットして、事務所に持ち込み撮影してみましたが、これもなかなかでしょう?

はるか宇宙の彼方にまたたく星達が、見事に表現されていますよね。

これによく似た「夜空」というのも有りますが、いまだ「ヒゲ専務硝子博物館」(実は、そんなものは存在しません!)に確保されていませんが、機会があればまた紹介してみたいと思います。

お楽しみに~、ではまたっ!!