ヤマアイ(山藍・トウダイグサ科)
山に生える藍,という意味で,万葉の時代から染料として使われていたそうだ。
公園の日陰にたくさん育っていた。もうじき花が咲きそうだ。
オドリコソウ(踊り子草・シソ科)
シソ科の特徴である四角い茎をとりまくように花がついている。その花の1つ1つが笠を
かぶって踊っている人に似ているから名付けられたそうだ。
これも,「なるほどなぁ」の命名だ。昔の人は,よく考えるものだ。日本の固有種だそうだ。
イカリソウ(碇草・メギ科)
花を船の碇(いかり)に見立てた命名だそうだ。図鑑で横からの花を見たら,これもなる
ほどの命名。花の形を横から撮りたかった。
ところで,「いかり」は碇と錨の2つの漢字があったが,碇は石の重さで船を固定した時
代の「いかり」で,錨は金属製ということだった。命名されたころは当然石の碇だったろう。
ムサシアブミ(武蔵鐙・サトイモ科)
花(仏炎苞・ぶつえんほう)の形が,昔の武蔵の国で作られていた鐙(あぶみ・馬に乗る
時に足を踏みかける馬具)に似ているから命名されたそうだ。武蔵の国で作っていたこの
馬具はなかなかのすぐれものだったようだ。
苞(ほう)は植物用語の一つで、花や花序の基部にあって,つぼみを包んでいた葉の
ことで,仏像の後ろにある仏炎に似ているから仏炎苞というそうだ。
ウラシマソウ(浦島草・サトイモ科)
花から糸状に長く伸びて垂れ下がった形を,釣り糸をたれた浦島太郎に見立てて
名付けられ,地下茎には毒があるそうだ。これも日本の固有種。
劇などで浦島太郎が登場する場面は,必ずといっていいほど釣りざおを肩に載せて
いるが,この名前からも固有種というのがうなづける。
以上 東高根森林公園 2018.04.17
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