生暖かな雨の朝
プラムの枝を手折って活けました
近々海洋放出される福島の海が浮かんだ 夏になると家族で海水浴に訪れた小名浜の海が。
原発さえ無ければ豊かな海は豊かな海のままであったはずなのに。
海岸線の彼方には幾つもの風車が並んで建っている 半島の付け根には原発が4基。
プルサーマル発電(使用済み燃料から取り出したウランやプルトニウムを再利用)が
国内で4基その内1基がその付け根に建っている。
日本の原子力利用は核燃料サイクルが前提だが再処理は英仏に依存してきた。
英が再処理工場の閉鎖を決め仏も機器の不具合で思うように進んでいない。
青森六カ所村の再処理工場もトラブル続で実現できるか見通せないという。
東日本大震災でメルトダウンした光景が浮かんでくる。
原発の怖ろしさを見せ付けられたが時間が過ぎるとこうも容易く運転再延長の舵が切れるものか。
40年が60年に 運転停止期間は年数から除外され 制度変更を採決した規制委員の臨時会合で
委員から「外からせかされたと」。
行き場を失った使用済み核燃料当県原発構内に中間貯蔵施設の建設が急がれている。
最終処分まで見通せない中果たして稼働し続ける事は必要なのか
南海地震が起こると言われている今 もう福島の二の舞はゴメンだ。
原発の再稼働や、延長を勝手な規約で決めての依存は止めてほしいです。
福島の汚染水を海に垂れ流すんですよ。
浄化装置など意味を為さないし、役にも立ちません。
その汚染水が、海流で地球を廻るんです。
其処に集う生き物への、影響がない?
そんな筈はなく、珊瑚を始め死に絶えますよ。
辺野古への移設も、命ある生き物へのことは意に介さない裁判所の決定です。
可笑しいですよ。
人間が綺麗で明るく、便利と快適さを願い求めるから、地球は抗うのです。
地震が、津波も、地球に棲む場所等なくなります。
人類は、誤った選択をしたのです。
滅びへの門を開けてしまった。
その日が来る。
40年後60年後の結末は知る由もありませんから無責任な判断としか言い様がありません。
やっと風評被害も少なくなった矢先の決定ですから。
使用済核燃料は再処理もままならず保管され続け中間貯蔵施設を造り続けるというその場しのぎの政策です。
海がゴミ捨て場と化した今 目には見えないけれど海の嘆きを聴く耳を持ちたい持たねばと思うのです。
便利な暮らしは裏を返せば地球に負荷を掛続け 温暖化は最たるもので
便利さを得て失ったものがどれ程大きいか人間が人間として生き続ける為に原点に帰るときなのでしょう。