スペースノイズ

α宇宙域「地球」からの素粒子ストリングス変調波ノイズを受信!彼らの歴史、科学、娯楽、秘密など全てが含まれていた。

法恥国家、ニッポン!

2024-02-15 09:48:20 | 私小説
「法恥国家、ニッポン!」  八木メッシ・著


ロシアは、泥棒政治、すなわちクレプトクラシーの国といわれている。官僚や政治家が支配下級として君臨し、国民が生み出した富を収奪して私腹を肥やし、上級国民だけが肥え太っていく、腐敗政治を指す言葉。ロシアは、プーチンが頂点の独裁者として君臨し、取り巻きのオリガルヒ、シロヴィキが彼を支え、その見返りとして国民からの収奪の甘い汁をおこぼれに頂戴するという構図である。

これは極東にあると言われている、別のクレプトクラシーの国を題材にしたポリティカル・フィクション!



●白紙領収書の虚偽記載等の刑法、脱税の適用除外(改正憲法草案)

・棄民党員には刑法155条(公文書偽造等)、159条(私文書等偽造等)は適用しない。
・棄民党員には所得税法 第238条(虚偽申告、虚偽による逸脱)は適用しない。
・法執行機関は棄民党員に許可なくその法権力を執行してはならない。

●犬察のモットー

・棄民党の巨悪には安眠してもらう。小物は眠らせない、捕まえる。もちろん下級国民には容赦はしない。冤罪も恐れない。

・胸のバッジは「臭巣劣実」:職場はクモの巣だらけで臭く、真実追及への思いは劣化していることを表現。

(犬察官の胸に輝く、「臭巣劣実」のバッジ)


・これまでの「秋霜烈日のバッジ」はさすがに着けるのは恥ずかしいので密かに廃棄した。

●政治資金規正法の改正案

・棄民党および棄民党員への寄付の上限は設けない。総枠制限(1000万円)は撤廃する。但し、棄民党以外および当該党員への寄付制限は現行法どおりとする。


●改正憲法草案 序文

・ニッポンは、棄民党の上に法を置かず。棄民党の下に法を置く。下級国民は法の下で平等である。
・棄民党員以外は人にあらず。下級国民は、愛国、奉仕、従順を美徳とする。
・下級国民は、棄民党員に常に敬意と感謝の気持ちを忘れてはならない。忘れた場合は「非国民」として処罰される。

●「政治活動費」の読み替え、再定義

・「政治活動費」は「政活費」とも呼ばれる。すなわち「生活費」と同音であり同等と見なすことができる。現状の実態と照らしても、下仁田ネギ、ベビー用品、ワインの購入など完全に「生活費」であることは疑う余地がない。

・よって国民の誤解を解くためにも、「政治活動費」を「生活費」と定義する。
つまり、国会議員給与、すなわち歳費は1円も使わずそっくり貯金に回して、日々の衣食住にかかる費用は全て「生活費」で充当しても差し支えないことになる。

・下級国民には以上の点を考慮して、丁寧に説明して理解を促すことが大事である。
すなわち、例えば、あなたが会社員であれば、会社からの給与はそっくり貯金に回して、会社から別途支給される、交際費、接待費、会議費などを流用して、自身の日々の飲食費、服飾費、娯楽費などに充てることと同等であり、全く問題がないことを丁寧に説明すること。それが国民の信頼を得る第一歩である。

・また年末に使いきれずに「生活費」が余った場合、自身の口座に振り込んで「保管」しておけば、所得申告をする必要はない。税法上もまったく問題はない。
棄民党員には、所得税法上の適用除外特権があることを覚えておくこと。





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