●仮説「周到に事前準備された捏造計画」1部
<謎1 3/24(日)、斎藤は休みだったと証言。しかし県の車両運行記録では知事公用車は運行していた!>
3/24(日)午前 三宮 某所。 調査前日。
知事公用車が停車。サイトーが下車。車は走り去った。
ドアが開き、カタヤマがサイトーを出迎えた。
「お早うございます、知事」
「お早う」ぶっきらぼうに答えるサイトー。
「ここなら誰の邪魔もはいりませんので、ゆっくりと打合せができます」
2人が机を挟んでイスに腰かけた。
「いい案ができたか?」能面のような顔に不安が見て取れた。
「一晩じっくり考えて完璧な計画ができました」カタヤマの顔に寝不足の跡があった。
「説明してくれ」
「はい。まず一番大事な事が4つ。つまり早急に解決すべき問題が4つあります」
「うん」
「1つ目は、アイツ(県民局長のこと)は1週間後に退職しますので、早急に退職保留を言い渡す必要があります」
「そうだな」
「2つ目は公益通報ではないことを証明することです」
「だがハラダB(産業労働)がコーヒーメーカーを受け取っていることを認めているぞ。真実相当性があることになる」
「そのことはまだ部外には知られていません。だからこそ公益通報でないことの証明が急がれます」(4/16に読売新聞がその事実をスッパ抜いた)
「3つ目は、1つ目の根拠となる懲戒事由の物証となるものを入手する必要があるということです」
「それだ。それがいる」
「4つ目は、黒幕、県民局長を裏で操っている首謀者を炙り出すことです」
「誰だ?」
「多分、アラキでしょう」
「元副知事の?」
「そうです。あいつは元知事のイド派ですからね。この際、この機会を逆に利用して証拠を掴み、一気にイド派の残党を根絶やしにした方がええでしょう」
「うーん。で、具体的にはどうする」
(続く)
<謎2 片山の事情聴取の謎と不思議。音声によるイメージ操作の詐術>
3/25の午前中、片山による県民局長への48分超に及ぶ事情聴取を録音した音声データ。不可解な点が山のように浮かび上がった。
A.片山は次のような同じ文言を何度も繰りかえした。「県のPC使って」、「自分の家でやればいいのに」
B.「公用パソコンの中から出てきたんや。見逃すわけにはいかない!なんで公用パソコンのなかに入れとくんや」
「もう一度言うけど、なんで公用パソコンに入れとったんや」、「家でやっとけやあ、勤務時間外に」
(事情聴取の半ばあたりの片山の発言)
前のブログでも記したが、9/6百条委員会で片山は、
PCを押収して帰りの車の中で「人事課長から問題のファイル等が出てきた、と報告を受けた」と証言している。午前中ではなく。
<謎3 かみ合わない不思議な会話。音声によるイメージ操作の詐術>
(流出した片山が事情聴取時の音声。かみ合わない会話。Youtube時事のアザラシから)
週刊文春が特ダネで入手した48分超の音声データでは次のように経過になっている。
片山「それから悪いけど、パソコンすまんけど持って帰らしてもらうわ」
局長「ちょっと」
片山「ここ座っとけ。ログインしてあんねんやろ」
局長「ん?」
片山「ログインしてあんねんやろ。その辺でちょっと待っとけ。私物これ、USB私物か」
局長「私物です」
片山「抜いて。切ったらあかんで」
局長「ん?」
片山「オフにしたらあかんど。オフにしたらあかんで」
(女子職員が突如入室。録音機が移動したためか音声途切れる)
片山「はあ」(ため息)
(この後、片山が、これからも調査する、退職届は受理しないなど、3日後に決裁されるのに懲戒の辞令を内示している)
片山「今から帰るさかい」
人事課長「念のためパスワードを」
(県民局長がパスワードを教える。人事課長がパスワードを入力)
人事課長「はい。OKです」
<もしも私が片山だったなら、もっとうまく調査するのに>
私「悪いけどな。今から事情聴取させてもらうわ。これも仕事や、しゃない。人事課長、そのPCの中を調べてみてくれ」
事情聴取が進んでいく途中で、人事課長が言う。
「あ、問題のあるファイルを見つけました!」
私はニヤリと笑い県民局長に向かって言う。「物的証拠が出てきたぞ!なんか申し開きすることあるか」
<もしも私が片山だったなら、もっとうまく調査するのに PART2>
このことも過去ブログで何度も記したが、斎藤は2024年8月4日の記者会見で下記のように発言している。
(2024年8月4日の斎藤の記者会見内容の抜粋。兵庫県ホームページから)
このことと立花がYoutubeで公開した情報を合わせると、押収された公用PCのデスクトップ上の画面は下記のような画面になる。
するとPART2の展開は次のようになる。
<PART2>
私「悪いけどな。今から事情聴取させてもらうわ。これも仕事や、しゃない。ウエダ課長、そのPCの中を調べてみてくれ」
「はい」課長がPCの画面を覗く。一見して「あ!」素っ頓狂な声上げる。
「なんや!?」私が訝し気に課長を睨みつける。
「デスクトップ上に変なフォルダがいっぱいあります!」
「なんやて?」私はPCのところに歩み寄って画面を見る。
「ほんまや!なんやこれ?智子写真館?100智子?フォルダの中、開いてみい。智子への手紙、智子通信・・」
私は画面から顔を上げ、県民局長に向かって怒鳴る。
「ワタセ!ちょっとこっち来い!このファイルは何や!説明してみい!」
このあと仮借ない私の怒鳴り声で追及が続いていく・・ハズだが、そうはならなかった。
なぜ、県民局長室で片山は人事課長にPCをチェックさせなかったのか?なぜ帰りの車の中でチェックしたのか?
1つ。この時点で公用PCの中に問題ファイルは存在していなかったからチェックはできなかった。同日午後14:37に、NAS内に捏造されたファイルが作成され、公用PCにコピーされるまで存在していなかったからだ。
2つ。この時点で公用PCの中をチェックして、もし問題ファイルがなかったなら、県民局長を懲戒処分ができなくなる。だからチェックしなかったのである。捏造ファイルが公用PCにコピーするまでやれなかったのである。
さらに、「ログオンしてあるんやろ、(私物USB)抜いて、切ったらあかんで」というイメージ操作。
これを鵜呑みにすると、県民局長が私物USBを公用PCに挿して問題のファイルを作っていた、と多くの人はイメージするだろう。
だが人事課長がパスワードを聞いて入力し、「はい。OKです」という音声データが入っている。しかし上記の不思議な片山の音声からはPCは起動中のハズである。
片山の音声データからは「一見して分かるデスクトップ上に問題のファイルを発見した」という質疑が皆目ないのである。告発文書に基づくものばかりである。だが不思議なことに「なんで公用パソコンに入れといたんや」とか「なんで公用パソコンに入れとくんや」と文言が繰り返され、さも公用PCを調べたかのようなイメージを想起させる音声になっている。
つまり実際は、公用PCは閉じられていてログオフされていたのだ。人事課長がPCのフタを開いてパスワードを入力時に初めて画面が上げられたと考えるのが自然である。しかも人事課長も「一見して分かるデスクトップ上に問題のファイルを発見した」という様子も窺えない。
片山は、ゲシュタポや特高警察のガサ入れのような強権的な事情聴取が問題になることを見越して、音声によるイメージ操作を計算して、妥当な調査だったとする証拠のために録音したのである。
●仮説「周到に事前準備された捏造計画」2部 続き
「明日の調査で事情聴取を録音します。そこでなんで公用PCで作ったんや、勤務時間外でやらんかい、家でやらんかいということを繰り返して言います。そうしたら、音声だけですから、それを聞いた人は、職場でやってたんや、公用PCで作ってたんや、というイメージが沁み込みます」
「なるほど」
「次に押収したPCとあいつが持っているであろう私物USBを没収します。それを持ち帰って三宮でNASに全部コピーします。そのへんのPC周りのことは人事課長がくわしいから一緒に連れていきます」
「USBにあるだろうか?」
「前にもお話しましたように、我々の政権を転覆させようとしている連中は、メールでかなり情報交換してます。そんな足の着くメールは公用PCのドライブにため込まず、私物のUSBにいれているハズです」
「そうやな」
「それらを全部NAS内のフォルダにコピーしてから精査します。適当に手を加えたり、入れ替えたりして、懲戒処分に当たるファイルを作ります。公用PCのDドライブには、本人の公務のデータもあるでしょう。それと一緒に問題のファイルも混ぜると本人が作ったそれらしいものができます。それらを公用PCにコピーすれば、公用PCの私的使用、不正使用、勤務時間内の業務専念義務違反などの証拠になります」
「それで最初の3つ目の問題である懲戒処分は可能になったが、他のは?」
「事情聴取の帰りに、本人が噂話を集めて作り話をしたことを認めたと連絡します。本人が嘘話と認めたことになるから、真実相当性はなくなります。従って公益通報に当たらないという理屈になります」
「だが、本人は認めるか?」
「私が事情聴取の帰りに、職員局長に本人との事情聴取の結果を連絡します。「噂話はあちこちにある。それを集めた」と本人が言うていたと連絡します。職員局長はそれを聞いて、本人から電話があり、作り話やと電話があったと知事に報告します」
「ここのポイントはなんや?」
「伝言リレーミスですわ。バレるまでは、私らは本人から「全て作り話や」と自白があったから公益通報に当たらないと確信して適切な処置をした、とシラを切り通すんです。本人からそんな電話がなかったとバレたら、伝言リレーミスでした、故意ではなく悪気もなかったと開き直ればいいんです」
「それはええな」
(続く)
<片山証言時、西播磨からの帰りの途中、13時45分に中央区(多分、三宮)で車を止め、16時までの2時間15分間、そこで滞在していたことが、百条の佐藤委員の公用車運行記録の調査から判明している>
斎藤は証人尋問で次のように答えている。
斎藤証人尋問開始から1時間37分過ぎあたり
委員「公益通報に当たらないと言う確信的な根拠は?」
斎藤(メモを取り出して読む)
「もっと革新的なものは、3/25の13:45ごろ、元局長から職員局長に電話があり、やりとりがあった。職員局長が「あの内容は一人で入手できないのではないか」という問いに、県民局長は「噂話はあちこちにあるやん。それを集めたんやけど」というやりとりがあったという報告を受けた。それで噂話を集めて作ったということで、真実相当性がないと考えた」
●仮説「周到に事前準備された捏造計画」3部 続き
「よし。公益通報と懲戒処分はクリアできた。あとはどうする?」
「これを見てください。明日の調査手順をまとめたものです」
(赤字の①以外の文言は筆者の想像。調査前なのに、既に退職保留、退職届の不受理が決定して記されている!9/6百条委員会でも問題となり追求されたが、斎藤も片山も庁内調査手順は、知らない、見ていない、と証言している)
「これを3班体制で明日3/25に調査を実施します。県民局長(西播磨)は私がやります。教育次長はコハシB、淡路県民局長はイズツ職員局長に行ってもらいます。このあと県庁に戻って明日の調査の段取りしてきます。それと人事課長らに作らせているクーデーター計画案などの進捗もチェックせんといかんので」
「わかった。大変やけど頼むわ。ほな帰るわ」
「はい。お気をつけて」
3/24(日)県庁
「コハシB、イズツ(職員)局長ちょっと来てくれ」
「何でしょうか?副知事」
「明日の調査やけどな、あの文書は県民局長一人でできるハズがない。絶対アラキが絡んでいるハズや。スマホも調べるよう同行する職員に徹底しとけ。ここに調査の手順書をまとめた。この手順書を渡して周知しといてくれ」
「分かりました」
「それからコハシB、あんたは教育次長へ今回の部長昇格は保留になった、と言い渡せ。それでビビるやろ。そして県民局長と連絡とってクーデターを計画してたやろ、と質問してスマホを調べるんや。絶対アラキと連絡を取ってた証拠が出てくるはずや。頼むで」
(当表紙は筆者の想像。片山は知らないと証言している)
<謎4 なぜ片山らは同手順書を持っていかなかったのか?なぜ他の班の手順書に退職保留の文言があるのか?>
片山証人尋問開始から16分過ぎあたり
片山「作業指示書(庁内調査手順)は知らない。人事当局がメモしたのではないか。自分一人で聴取に行かないといけないので(バタバタしていて)準備をしていたので」と証言している。
これはまだはっきりしていないが、調べればすぐ分かることだが、調査対象の他の1人、淡路県民局長は退職が迫ってはいないだろう。教育次長は部長昇格が決まっていたが保留にされているので、退職保留は該当しない。このことから、この手順書は西播磨県民局長用に作成されたものであり、他の調査対象の2人用にも退職保留が書かれていることはおかしいことになる。
つまりこれは片山が書いたものであり、それをウッカリしてコピーして総務Bと職員局長に渡したことが十分考えられる。当然、片山本人が書いたものだから、手順は片山の頭の中にしっかりとあるので、彼はそれを必要としないから持っていかなかったのである。それに、音声によるイメージ操作については、手順には書ききれるものではないので、片山には手順書は不要だったのである。
<謎5 3/25の調査前に承認印の無い退職保留の決裁書が存在しているのか?>
斎藤証人尋問開始から2時間32分過ぎあたり
委員「公開請求で入手した知事の退職承認取消決裁には、知事の決裁が抜けていて、3/25起案、3/26決裁となっている。どうなっている。調査前に退職保留が決められている。調査に入る前に決裁印のない決裁文書があり、退職保留がきめられたのはなぜか?」
斎藤は知らない、との逃げの返答。
酷い話である。懲戒処分することを前提に調査を実施していたのである。当然、懲戒処分の証拠も公用PCから出てくるのは必然だったのである。
片山は、捏造発覚を恐れ、百条委員会設置に猛反対していた。しかし設置が決定されると、斎藤に一緒に辞任しましょうと5回も迫ったが、鉄面皮・斎藤はこれを拒んだ。一緒に辞めれば捏造追及が避けられると計算したのだが、誤算だった。諦めた片山は自分だけ退職金1258万4250円を懐に入れて県庁を去った。だが百条委員会が続く限り、告発文3つについての容疑はついて回る。そこである政党の一部の斎藤派と組んで、百条委員会潰しを画策、情報を漏洩し、自死した県民局長の死の真相を百条委員会が隠蔽しているとするデマ・陰謀論を流し続けた。斎藤も、死んでまで誹謗中傷・デマを受け続け、尊厳をズタズタにされている元県民局長や家族を守ることをしない。非道であり、人間ではない。
斎藤県政の中枢は、公文書偽造犯や虚言常習犯の巣窟である。こんな犯罪人グループは兵庫県庁から早急に出て行ってもらわなければならない。
(公開請求で判明した調査前から存在していた退職保留の決裁書(フォーマットは筆者の想像))
<謎1 3/24(日)、斎藤は休みだったと証言。しかし県の車両運行記録では知事公用車は運行していた!>
3/24(日)午前 三宮 某所。 調査前日。
知事公用車が停車。サイトーが下車。車は走り去った。
ドアが開き、カタヤマがサイトーを出迎えた。
「お早うございます、知事」
「お早う」ぶっきらぼうに答えるサイトー。
「ここなら誰の邪魔もはいりませんので、ゆっくりと打合せができます」
2人が机を挟んでイスに腰かけた。
「いい案ができたか?」能面のような顔に不安が見て取れた。
「一晩じっくり考えて完璧な計画ができました」カタヤマの顔に寝不足の跡があった。
「説明してくれ」
「はい。まず一番大事な事が4つ。つまり早急に解決すべき問題が4つあります」
「うん」
「1つ目は、アイツ(県民局長のこと)は1週間後に退職しますので、早急に退職保留を言い渡す必要があります」
「そうだな」
「2つ目は公益通報ではないことを証明することです」
「だがハラダB(産業労働)がコーヒーメーカーを受け取っていることを認めているぞ。真実相当性があることになる」
「そのことはまだ部外には知られていません。だからこそ公益通報でないことの証明が急がれます」(4/16に読売新聞がその事実をスッパ抜いた)
「3つ目は、1つ目の根拠となる懲戒事由の物証となるものを入手する必要があるということです」
「それだ。それがいる」
「4つ目は、黒幕、県民局長を裏で操っている首謀者を炙り出すことです」
「誰だ?」
「多分、アラキでしょう」
「元副知事の?」
「そうです。あいつは元知事のイド派ですからね。この際、この機会を逆に利用して証拠を掴み、一気にイド派の残党を根絶やしにした方がええでしょう」
「うーん。で、具体的にはどうする」
(続く)
<謎2 片山の事情聴取の謎と不思議。音声によるイメージ操作の詐術>
3/25の午前中、片山による県民局長への48分超に及ぶ事情聴取を録音した音声データ。不可解な点が山のように浮かび上がった。
A.片山は次のような同じ文言を何度も繰りかえした。「県のPC使って」、「自分の家でやればいいのに」
B.「公用パソコンの中から出てきたんや。見逃すわけにはいかない!なんで公用パソコンのなかに入れとくんや」
「もう一度言うけど、なんで公用パソコンに入れとったんや」、「家でやっとけやあ、勤務時間外に」
(事情聴取の半ばあたりの片山の発言)
前のブログでも記したが、9/6百条委員会で片山は、
PCを押収して帰りの車の中で「人事課長から問題のファイル等が出てきた、と報告を受けた」と証言している。午前中ではなく。
<謎3 かみ合わない不思議な会話。音声によるイメージ操作の詐術>
(流出した片山が事情聴取時の音声。かみ合わない会話。Youtube時事のアザラシから)
週刊文春が特ダネで入手した48分超の音声データでは次のように経過になっている。
片山「それから悪いけど、パソコンすまんけど持って帰らしてもらうわ」
局長「ちょっと」
片山「ここ座っとけ。ログインしてあんねんやろ」
局長「ん?」
片山「ログインしてあんねんやろ。その辺でちょっと待っとけ。私物これ、USB私物か」
局長「私物です」
片山「抜いて。切ったらあかんで」
局長「ん?」
片山「オフにしたらあかんど。オフにしたらあかんで」
(女子職員が突如入室。録音機が移動したためか音声途切れる)
片山「はあ」(ため息)
(この後、片山が、これからも調査する、退職届は受理しないなど、3日後に決裁されるのに懲戒の辞令を内示している)
片山「今から帰るさかい」
人事課長「念のためパスワードを」
(県民局長がパスワードを教える。人事課長がパスワードを入力)
人事課長「はい。OKです」
<もしも私が片山だったなら、もっとうまく調査するのに>
私「悪いけどな。今から事情聴取させてもらうわ。これも仕事や、しゃない。人事課長、そのPCの中を調べてみてくれ」
事情聴取が進んでいく途中で、人事課長が言う。
「あ、問題のあるファイルを見つけました!」
私はニヤリと笑い県民局長に向かって言う。「物的証拠が出てきたぞ!なんか申し開きすることあるか」
<もしも私が片山だったなら、もっとうまく調査するのに PART2>
このことも過去ブログで何度も記したが、斎藤は2024年8月4日の記者会見で下記のように発言している。
(2024年8月4日の斎藤の記者会見内容の抜粋。兵庫県ホームページから)
このことと立花がYoutubeで公開した情報を合わせると、押収された公用PCのデスクトップ上の画面は下記のような画面になる。
するとPART2の展開は次のようになる。
<PART2>
私「悪いけどな。今から事情聴取させてもらうわ。これも仕事や、しゃない。ウエダ課長、そのPCの中を調べてみてくれ」
「はい」課長がPCの画面を覗く。一見して「あ!」素っ頓狂な声上げる。
「なんや!?」私が訝し気に課長を睨みつける。
「デスクトップ上に変なフォルダがいっぱいあります!」
「なんやて?」私はPCのところに歩み寄って画面を見る。
「ほんまや!なんやこれ?智子写真館?100智子?フォルダの中、開いてみい。智子への手紙、智子通信・・」
私は画面から顔を上げ、県民局長に向かって怒鳴る。
「ワタセ!ちょっとこっち来い!このファイルは何や!説明してみい!」
このあと仮借ない私の怒鳴り声で追及が続いていく・・ハズだが、そうはならなかった。
なぜ、県民局長室で片山は人事課長にPCをチェックさせなかったのか?なぜ帰りの車の中でチェックしたのか?
1つ。この時点で公用PCの中に問題ファイルは存在していなかったからチェックはできなかった。同日午後14:37に、NAS内に捏造されたファイルが作成され、公用PCにコピーされるまで存在していなかったからだ。
2つ。この時点で公用PCの中をチェックして、もし問題ファイルがなかったなら、県民局長を懲戒処分ができなくなる。だからチェックしなかったのである。捏造ファイルが公用PCにコピーするまでやれなかったのである。
さらに、「ログオンしてあるんやろ、(私物USB)抜いて、切ったらあかんで」というイメージ操作。
これを鵜呑みにすると、県民局長が私物USBを公用PCに挿して問題のファイルを作っていた、と多くの人はイメージするだろう。
だが人事課長がパスワードを聞いて入力し、「はい。OKです」という音声データが入っている。しかし上記の不思議な片山の音声からはPCは起動中のハズである。
片山の音声データからは「一見して分かるデスクトップ上に問題のファイルを発見した」という質疑が皆目ないのである。告発文書に基づくものばかりである。だが不思議なことに「なんで公用パソコンに入れといたんや」とか「なんで公用パソコンに入れとくんや」と文言が繰り返され、さも公用PCを調べたかのようなイメージを想起させる音声になっている。
つまり実際は、公用PCは閉じられていてログオフされていたのだ。人事課長がPCのフタを開いてパスワードを入力時に初めて画面が上げられたと考えるのが自然である。しかも人事課長も「一見して分かるデスクトップ上に問題のファイルを発見した」という様子も窺えない。
片山は、ゲシュタポや特高警察のガサ入れのような強権的な事情聴取が問題になることを見越して、音声によるイメージ操作を計算して、妥当な調査だったとする証拠のために録音したのである。
●仮説「周到に事前準備された捏造計画」2部 続き
「明日の調査で事情聴取を録音します。そこでなんで公用PCで作ったんや、勤務時間外でやらんかい、家でやらんかいということを繰り返して言います。そうしたら、音声だけですから、それを聞いた人は、職場でやってたんや、公用PCで作ってたんや、というイメージが沁み込みます」
「なるほど」
「次に押収したPCとあいつが持っているであろう私物USBを没収します。それを持ち帰って三宮でNASに全部コピーします。そのへんのPC周りのことは人事課長がくわしいから一緒に連れていきます」
「USBにあるだろうか?」
「前にもお話しましたように、我々の政権を転覆させようとしている連中は、メールでかなり情報交換してます。そんな足の着くメールは公用PCのドライブにため込まず、私物のUSBにいれているハズです」
「そうやな」
「それらを全部NAS内のフォルダにコピーしてから精査します。適当に手を加えたり、入れ替えたりして、懲戒処分に当たるファイルを作ります。公用PCのDドライブには、本人の公務のデータもあるでしょう。それと一緒に問題のファイルも混ぜると本人が作ったそれらしいものができます。それらを公用PCにコピーすれば、公用PCの私的使用、不正使用、勤務時間内の業務専念義務違反などの証拠になります」
「それで最初の3つ目の問題である懲戒処分は可能になったが、他のは?」
「事情聴取の帰りに、本人が噂話を集めて作り話をしたことを認めたと連絡します。本人が嘘話と認めたことになるから、真実相当性はなくなります。従って公益通報に当たらないという理屈になります」
「だが、本人は認めるか?」
「私が事情聴取の帰りに、職員局長に本人との事情聴取の結果を連絡します。「噂話はあちこちにある。それを集めた」と本人が言うていたと連絡します。職員局長はそれを聞いて、本人から電話があり、作り話やと電話があったと知事に報告します」
「ここのポイントはなんや?」
「伝言リレーミスですわ。バレるまでは、私らは本人から「全て作り話や」と自白があったから公益通報に当たらないと確信して適切な処置をした、とシラを切り通すんです。本人からそんな電話がなかったとバレたら、伝言リレーミスでした、故意ではなく悪気もなかったと開き直ればいいんです」
「それはええな」
(続く)
<片山証言時、西播磨からの帰りの途中、13時45分に中央区(多分、三宮)で車を止め、16時までの2時間15分間、そこで滞在していたことが、百条の佐藤委員の公用車運行記録の調査から判明している>
斎藤は証人尋問で次のように答えている。
斎藤証人尋問開始から1時間37分過ぎあたり
委員「公益通報に当たらないと言う確信的な根拠は?」
斎藤(メモを取り出して読む)
「もっと革新的なものは、3/25の13:45ごろ、元局長から職員局長に電話があり、やりとりがあった。職員局長が「あの内容は一人で入手できないのではないか」という問いに、県民局長は「噂話はあちこちにあるやん。それを集めたんやけど」というやりとりがあったという報告を受けた。それで噂話を集めて作ったということで、真実相当性がないと考えた」
●仮説「周到に事前準備された捏造計画」3部 続き
「よし。公益通報と懲戒処分はクリアできた。あとはどうする?」
「これを見てください。明日の調査手順をまとめたものです」
(赤字の①以外の文言は筆者の想像。調査前なのに、既に退職保留、退職届の不受理が決定して記されている!9/6百条委員会でも問題となり追求されたが、斎藤も片山も庁内調査手順は、知らない、見ていない、と証言している)
「これを3班体制で明日3/25に調査を実施します。県民局長(西播磨)は私がやります。教育次長はコハシB、淡路県民局長はイズツ職員局長に行ってもらいます。このあと県庁に戻って明日の調査の段取りしてきます。それと人事課長らに作らせているクーデーター計画案などの進捗もチェックせんといかんので」
「わかった。大変やけど頼むわ。ほな帰るわ」
「はい。お気をつけて」
3/24(日)県庁
「コハシB、イズツ(職員)局長ちょっと来てくれ」
「何でしょうか?副知事」
「明日の調査やけどな、あの文書は県民局長一人でできるハズがない。絶対アラキが絡んでいるハズや。スマホも調べるよう同行する職員に徹底しとけ。ここに調査の手順書をまとめた。この手順書を渡して周知しといてくれ」
「分かりました」
「それからコハシB、あんたは教育次長へ今回の部長昇格は保留になった、と言い渡せ。それでビビるやろ。そして県民局長と連絡とってクーデターを計画してたやろ、と質問してスマホを調べるんや。絶対アラキと連絡を取ってた証拠が出てくるはずや。頼むで」
(当表紙は筆者の想像。片山は知らないと証言している)
<謎4 なぜ片山らは同手順書を持っていかなかったのか?なぜ他の班の手順書に退職保留の文言があるのか?>
片山証人尋問開始から16分過ぎあたり
片山「作業指示書(庁内調査手順)は知らない。人事当局がメモしたのではないか。自分一人で聴取に行かないといけないので(バタバタしていて)準備をしていたので」と証言している。
これはまだはっきりしていないが、調べればすぐ分かることだが、調査対象の他の1人、淡路県民局長は退職が迫ってはいないだろう。教育次長は部長昇格が決まっていたが保留にされているので、退職保留は該当しない。このことから、この手順書は西播磨県民局長用に作成されたものであり、他の調査対象の2人用にも退職保留が書かれていることはおかしいことになる。
つまりこれは片山が書いたものであり、それをウッカリしてコピーして総務Bと職員局長に渡したことが十分考えられる。当然、片山本人が書いたものだから、手順は片山の頭の中にしっかりとあるので、彼はそれを必要としないから持っていかなかったのである。それに、音声によるイメージ操作については、手順には書ききれるものではないので、片山には手順書は不要だったのである。
<謎5 3/25の調査前に承認印の無い退職保留の決裁書が存在しているのか?>
斎藤証人尋問開始から2時間32分過ぎあたり
委員「公開請求で入手した知事の退職承認取消決裁には、知事の決裁が抜けていて、3/25起案、3/26決裁となっている。どうなっている。調査前に退職保留が決められている。調査に入る前に決裁印のない決裁文書があり、退職保留がきめられたのはなぜか?」
斎藤は知らない、との逃げの返答。
酷い話である。懲戒処分することを前提に調査を実施していたのである。当然、懲戒処分の証拠も公用PCから出てくるのは必然だったのである。
片山は、捏造発覚を恐れ、百条委員会設置に猛反対していた。しかし設置が決定されると、斎藤に一緒に辞任しましょうと5回も迫ったが、鉄面皮・斎藤はこれを拒んだ。一緒に辞めれば捏造追及が避けられると計算したのだが、誤算だった。諦めた片山は自分だけ退職金1258万4250円を懐に入れて県庁を去った。だが百条委員会が続く限り、告発文3つについての容疑はついて回る。そこである政党の一部の斎藤派と組んで、百条委員会潰しを画策、情報を漏洩し、自死した県民局長の死の真相を百条委員会が隠蔽しているとするデマ・陰謀論を流し続けた。斎藤も、死んでまで誹謗中傷・デマを受け続け、尊厳をズタズタにされている元県民局長や家族を守ることをしない。非道であり、人間ではない。
斎藤県政の中枢は、公文書偽造犯や虚言常習犯の巣窟である。こんな犯罪人グループは兵庫県庁から早急に出て行ってもらわなければならない。
(公開請求で判明した調査前から存在していた退職保留の決裁書(フォーマットは筆者の想像))