二十四節気から地球の・自然界の鼓動を学ぼう!
穀雨(こくう)とは、二十四節気のひとつ。春季の最後の節気になります。
先人が、一年の季節(春夏秋冬)を人間生活の面から建て分けてきた旧暦の順番の名称の一つである。
二十四節気は、地球から見た太陽が一年かけて移動する通り道をもとに、24等分して約15日ごとに区切った季節の名称。
穀雨(こくう)は旧暦の順番で毎年4月20日ごろのことを言います。今年のように閏年の場合は、19日になります。(図参照)
chugokugo-script.netより
nadesico-magazine.jpより
太陽の移動を360度として春分を0度として四季を割り当て、各季を6等分。 穀雨は天文学では、黄径(軌道)30度の点。
すべての穀物を潤してくれる春の雨という意味で、盛んに降る雨が、田畑を潤し、穀物などが生き生きと育ち、
新しい力がみなぎる情景・雰囲気を表現。 有名な都市気候学の先駆者である根本順吉氏は
「百穀を潤し、芽を出させる雨ということ。しかし、このころとくに雨が多いというわけではないが、降れば菜種梅雨(なたねつゆ)
ということもある。北国ではストーブをしまい、東日本では冬服を脱ぎ、西日本ではフジの花の咲き始める季節である」と
表現している。
日本の農家では、田植えの作業や種まきなどを始める時期にもなっています。
草木も生き生きと育ち山野が美しい光景見せてくれます。
地球温暖化が危惧されていますが、例年この時期の写真には、季節の風景がほぼ正確にとらえることができています。
今年は確かに早くなってきている感がしますが・・・。
穀雨の季節は、19日から5月4日まで、緊急事態宣言の最中(一応6日まで)。確かに昨夜の暴風雨など温暖化による
気候変動?が起きたり、天候など安定していませんが、自然界は着実に夏へ、躍動の季節へ胎動しています。すべてが、生き生き躍動する季節。
5月1日は、八十八夜(新茶を飲んで元気を出そう)、5月5日は立夏、端午の節句。自然界の鼓動に呼応して・・・。
新型コロナウィルスに負けずに、英知と強い生命力で、断固乗り切っていきたいと思います。
提案ですが、雨の降り方に先人はそれぞれ名称を付けています。この際、二十四節気とともに勉強されることを希望します。
百穀春雨:この季節に降る雨は、百穀を潤し、芽を出させる春雨。種まきを始めるに適した時期、農作業の目安にされている。
その他に、瑞雨、催花雨、春霖、春時雨、甘雨、鬼雨、宿雨等々。 (輝さん)
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