魔女の一撃

やっぱり腰をいわしてしまいました。
今日中になんとかしなくてはと調べていると、ギックリ腰はドイツ語では「魔女の一撃Hexenschuss(発音はわからない)」と言うとありました。
「魔女の一撃」とは、まさに言い得て妙なと納得しつつ、痛みに耐えた1日でありました。

今回の一番の原因を考えてみると朝からなんとなく違和感のようなものはあったのですが、お寺で靴を脱ごうとして無理な姿勢をとった時にやってしまったかもと思いましたが、それでもグキッというほどではなかったのです。
どちらかというと魔女の一撃というよりもそれ以後ずっと、常に後ろに魔女がいる感じでした。
「なんだか来そう」から「あっ、これは来るな」に変わり、帰宅して「きっと来る」という確信に変わった後の一撃でした。
これは今までにない初めてのケースで、いきなり来るよりも心理的負荷を感じるものでした。

入浴して小康状態になったものの眠る前から本格的に痛みだし、寝ている間も痛みで熟睡出来ず、寝返りを打とうにも痛みが伴うという悪夢のような一夜を過ごしました。
痛みの中、時計の秒針が進む音を聞いていても眠れず、朝方に新聞配達の人が門を開けてポーチに入り新聞をドアポケットに入れて出て行く間の音を聞きながらも新聞を取りに行くことが出来ず悶々としながら横たわっていました。

起きてからは左右のお尻と腰にカイロを貼り、動いた方が治りが早い今までの経験に従って、間欠泉のような叫び声をあげながら普段通り過ごしました。
3連休明けの有休だけは何としても避けたいので、今夜も早めにお風呂へ入ってのなんちゃって湯治に一縷の望みをかけるのでありました。