2月17日(月) 晴れときどき曇り
先週の記事に、遠足の時にはマーブルチョコを持って行ったと書きました。当時(昭和30年代)チョコは高級品で、それこそ遠足の時くらいしか食べられなかったのです。今でも売られている明治の板チョコは超高級品のため何か家庭的なイベントでもない限りお目にかかれませんでした。
お菓子として何を食べていたのかツラツラ考えたのですが、秋から冬に食べていたものはかなり鮮明に思い出せました。
まずはミカンです。ミカンは暖かい地方の産物ながら、当時から北海道にも大量に送られていたのでしょうね。うちでは箱買いしていましたので事実上食べ放題でした。
秋にはトウモロコシ(北海道ではトウキビと称した)も食べました。親戚の畑が隣にあって、勝手にもいで食べていいよと言われていたのでもぎたてを大きな鍋でゆでて食べました。もぎたてのためでしょうが、これが実に美味しいのです。品種はおそらくモチトウモロコシと思われますが、今のもの(ハニーバンタムかな)より「実離れ」がよくて食べやすいのも長所でした。
リンゴも大量にありましたね。おそらく産地から父の知人が送ってくれたものと思います。輸送時に傷まないように、木箱にもみ殻を詰めてその中に大量のリンゴを埋めているのです。もみ殻に手を突っ込んでリンゴを探すのが宝探しのようで楽しかった記憶があります。品種は今やあまり生産されていないスターキングデリシャスです。
ルンペンストーブの上で焼いた干し芋も美味しかったですな。母がいつも干し芋を買ってきてくれるので、干し芋は北海道の名産と長いこと思っていました。ご存じの通り最大の産地は茨城県です。
おやつとはいえませんが、干したシシャモもよく食べました。ストーブの上に置いて適当に焼けたのをむしゃむしゃと食べるのです。これも父の知人が送ってくれたもののようで、うちには大量にありました。
シシャモは雌の方が市場価値が高くて雄の2倍くらいの値段でしたが、父は雄の方が格段に美味しいと言っていました。私もそれには大いに同意できて、味の濃い雄ばかり食べていました。シシャモの雄をまた食べてみたいなぁと思うのですが、今は超高級品になってしまってなかなか入手できなくなり寂しい限りです(安く売られているのはカラフトシシャモという別種です)。
こうして書き出すと、当時は多分そう思っていなかったでしょうが、非常に健康的なおやつ習慣だったようです。それしかないから食べていただけですが、今となっては60年前に戻りたいと思わずにはいられません。
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午前の早いうちに14kmを走ってしまいました。今日は暖かくてもう春も間近と思われましたが、どうも明日からまた寒波襲来のようです。気温の急変に気をつけなくては。
近所にはもう咲き誇った梅が多数ありますが、我が家の庭の梅もようやくポツポツと咲き始めました。メジロが来てくれるとうれしいのですが。
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ラン資金 -133399円
月間走行距離 211km
年間走行距離 520km