うわごと日記

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

最終幕「侍戦隊永遠」。

2011-05-09 20:31:00 | 侍戦隊シンケンジャー
 
侍戦隊シンケンジャー」最終幕「侍戦隊永遠」が放映されたのは、
2010年2月7日のこと。

2011年1月22日、「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピック on 銀幕」を観た夜、
一回こっきり観たきり、この日のために大事に大事に封印してあったこの最終幕、
その封印をついに解き、ほぼ一年ぶりに観ました。

 
ついにこの世に、
三途の川を出てこの世に、
六門船ごと乗り込んできた、ドウコクとシタリ様。

それとともに殺虫剤のCMのゴキブリのごとく湧いて出てきたナナシ連中。
ナナシ連中と戦うシンケンジャーを、六門船の舳先から見下ろしながら。

シタリ 「封印の文字が効かないと、
わかっていながら仕掛けてくるとはねえ…。
昔からシンケンジャーってのは、わたしたち外道衆より、
命を大切にしない奴らだったよ」


殿は先代である義母薫姫より、
志葉家のIMEパッドで出なかったので自分で書きましたが、わたしの字だと「焚」っぽい…)のモヂカラをこめたディスクを託されていた。

茉子とことはは殿の進路を確保、
源太は殿の背後を守り、
流ノ介と千明は殿の盾となり、
ドウコクめがけて突っ込み、
殿はのディスクを装着したシンケンマルを、先代の封印の文字で傷ついた左胸にあやまたず突き刺すも、
ディスクは壊れ、変身が解除するほどの反撃をくらう。

あえて殿以下六人にとどめは刺さず、先代の首をまず獲るためにドウコクが立ち去ったところで、
日下部さまご登場~♪
最終幕にして初おめみえの戦装束でのご登場~♪
日下部さまの柄物えものは、第十話のときに夢見たとおり、千明と同じく槍でした~♪♪♪

志葉家の屋敷ではその頃、
満身創痍の薫姫が丹波様の制止を振り切って、
二枚目ののディスクを作ろうとしていた。

ドウコクを追う殿以下六人を、片膝付きで待ち受けていた丹波様、
姫から託されたのディスクと、それからもう一枚、

丹波 「それからこれは、不肖丹波が得意とするモヂカラ」

「双」の文字の入ったディスクを差し出す。

この丹波様、殊勝で渋かったわ~♪♪♪

そしてドウコクに追いついたところで、
いつもなら変身してから名乗るところを、
六人みな、変身しない状態での名乗り。

この名乗りで、ああ、ほんとに最終幕なんだ…と。

そして対ドウコク最後の一ノ目戦。

流ノ介・茉子・千明・ことは・源太が、「縛」の文字でドウコクを足止め。
殿は丹波様の「双」のディスクを使って、
烈火大斬刀二刀流、どっひゃあっっっ!!!
殿が二本の烈火大斬刀を叩き込む。
そこに茉子・千明・ことは・源太がドウコクめがけて突っ込み、
シンケンマル&サカナマルでぎゅーぎゅー押し斬り状態で固めたとこで、
そこになんとっ、姫が丹波様に託した二枚目ののディスク、
これは実は流ノ介が預っており、
シンケンマルに装着して、ドウコク一ノ目にトドメを刺す。

青がトドメという展開にびっくりしたのも束の間、
二つ目の命を使ってドウコクは巨大化、対ドウコク二ノ目戦へ。

ここまででもこの「侍戦隊シンケンジャー」という凄いドラマの締めにふさわしい、
凄い凄い最終幕だったけど、
この最終幕の真価は、このニノ目戦だった。

獅子・龍・亀・熊・猿・兜・舵木・虎・烏賊・海老・牛の、
十一体の折神が合体したサムライハオー。

殿 「待て。モヂカラを使うな。
残ったモヂカラ全部、一撃に集中する」


千明 「一撃! はずれたら終わりか…」

殿 「だから、絶対はずさない至近距離まで突っ込む。
どんなに攻撃されても突っ込む。
バラバラになっても、
たとえ折神一体になっても突っ込むっ!


ドウコク二ノ目の攻撃で、
まず烏賊・海老・牛が吹き飛ばされ、
サムライハオーはテンクウシンケンオーに。
さらに兜・舵木・虎が吹き飛ばされ、
テンクウシンケンオーはシンケンオーに。

まさか、引き算でくるとは。
まさか、巨大ロボ戦にぼろぼろと泣かされる日がこようとは。

シンケンオーはドウコクの刃に腹を突き刺されながらも、
サムライたちは溜めに溜めに溜めたモヂカラすべて込め、
ドウコク二ノ目を袈裟懸けに斬り捨てる。
 
ドウコク二ノ目が滅んだ途端、
この世を浸していた三途の川の赤い水は三途の川へと吸い込まれ、
シタリ様を乗せた六門船もまた。

シタリ 「ドウコク。太夫。
悪いがあたしゃ生きるよ。
三途の川だって、泥の中だって、
生きてることがあたしの外道さねーーーっっっ!!!


そして大団円。

姫は丹波様とともに志葉の屋敷を去る。
残念ー。
殿と母子仲むつまじく、暮らして欲しかったわー。

そしてサムライたちもまた。

流ノ介は歌舞伎の世界へ戻り、
茉子はまずは両親の暮らすハワイへ。
千明は大学受験のやりなおし。
ことはは姉の待つ故郷へ。

そんで源太は。

ミシュラン三ツ星目指して、おフランスへー。
でも、シェフ帽に巻いたリボンテープは、赤白緑の、トリコロールはトリコロールでも、イタリア国旗トリコロール。

わたしは源太よりはましです。
フランスは赤白青、イタリアは赤白緑なのは、間違えません。
フィギュアスケートの客席観てて、フランスかロシアかで混乱するくらいです。

いつもの座敷。
流ノ介が舞う中を、
ひとり、またひとりと、屋敷を後にしていくサムライたち。

そして第一幕最初と同じく、殿と日下部さま、黒子たちだけになった屋敷。

で終わるかと思えば…。

最後の最後のシーン、
旧堀田邸だったのは、ほんっと嬉しかったなあああ。

開け放たれた廊下。
よく晴れた冬の庭に穏やかな表情を向けられる殿。
そして、屋敷の門まわりを掃除する黒子たち。

本当に凄くて凄くて、
本当に本当に心にしみる、
最終幕でした。






DVDは全部買ったが、
普段見直すときはもちろん、録画したのをDVDに焼き終えてからも、
レコーダーに残したまんまのTV録画。
 


ヤフオクで購入した獅子折神おっきいのは、エネルーピー(通称ルーピーちゃん)と仲良し。



カルフールのガチャポンからうちに来た獅子折神ちっちゃいのは、
飾り棚でエレキング(たぶんましこさんに貰った)とうまくやっています。
 
 



全十二巻。

2010-07-05 23:40:00 | 侍戦隊シンケンジャー
 
先月22日、amazonさんから一気にどかんと届いた、



DVD「侍戦隊シンケンジャー第十二巻(全巻収納BOX付き)」と、
DVD「帰ってきたシンケンジャー特別幕 超全集版」と、
DVD「侍戦隊シンケンジャー ファイナルライブツアー」。

第十二巻付録の全巻収納BOX、せっかくなので、



詰めてみました。

あとは「第一幕・二幕 特別版」が8月22日くらいに届いたら、
それで第一幕・二幕の放映時、尺の都合で泣く泣くカットされた未公開シーン&エピソードを観てしまったら、
来年1月末くらいに公開されるであろう「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー」、
これがほんとのほんとのほんとに、
サムライたちの、
殿の、
観納めになるのねえ……………。

 
ところでだいぶ前にシンケンマルについて、

「■ 鞘がない。

シンケンジャーたちは鞘なしの抜き身の状態で、腰のベルトに下げている。
「鞘なしじゃ居合いはできないのねー」以前に危険。
変身後はたいていすぐに抜く(というのか、鞘なしでも)とはいえ、かなり危険。

ひょっとしたら、外道衆しか傷つけられない、外道衆以外は何も切れない、特殊な刀身なのかもしれない。

あ、でも、第四幕で茉子ちゃん、シンケンマルでかぼちゃ切ってたよな。」

などと書きましたが、
「帰ってきたシンケンジャー」特別付録の「超全集」によると。

「シンケンスーツのベルトのジョイント内部に折り込まれた「消」のモヂカラによって、
帯刀時は威力が打ち消されている」
51頁より無断転載

そうかー、それで抜き身で下げて大丈夫だったんだー。
そうかー、それで抜き身で下げても大丈夫なのに、抜いたらかぼちゃが切れたんだー。




シンケンジャー・ファイナル・ライブ・ツアー 梅芸 4月18日第一部

2010-05-02 02:00:00 | 侍戦隊シンケンジャー
4月18日(日)は、侍戦隊シンケンジャー・ファイナル・ライブ・ツアーであった。
会場は梅田芸術劇場。
全国を回ってきたファイナル・ライブ・ツアーの最後の地であり、この日が最終日、千秋楽であった。



小さいお子さん連れの若い夫婦ものだの、
着飾った老若の女性たちだの、
日本橋裏通り系のオタクのおにいちゃんたちだの、
三者入り乱れた結果、なんかようわからん客層がたむろすることになった、梅芸前。

この日は一日三回公演で、わたしたちが観たのは午前10時開演の第一部。
三回全部観る気はまんちくりんであったが、
プレ抽選や先行発売にことごとく敗北、
背水の陣で臨んだローソン店頭Loppi一般発売、
第二部担当のたがるちゃんは敗北、
第三部担当のわたしも敗北、
第一部担当だった智子さんだけが、かろうじてゲットしてくだすったのだ。



午前9時半、梅芸前で待ち合わせ。
京都駅と違い、すんなりと出会え、太秦以来の再会を喜び合った、智子さんとたがるちゃんとわたしの三人。

会場に入り、
入ってすぐ左側の物販コーナーをちょっとだけ覗いてからエスカレーターで上へ。
上の階にも物販コーナーはあったのだが、奥のほうに「一番くじ」の幟旗が。

うわっ、うわっ、シンケンジャー一番くじっ?!

勇んで覗きに行ったら………、
ゴセイジャー一番くじでした………。
ちぇーーー。

という話をRP祐子にしたら、「ゴセイジャーの一番くじ出るいうんは教えたげたからえみちゃん(わしの本名)知ってたやんー」。
教えてもらって知ってたけど、あんなとこにあったから、知らない間にシンケンジャーのが出てたのかも…と思ったんだもん、思ったんだもん……


午前10時開演。

まずはスクリーンを使っての、
GロッソのゴセイジャーショーのCMとか、
「シンケンジャーVSゴーオンジャー」DVD発売のCMとか、
6月リリースの「帰ってきたシンケンジャー」DVDのCMとか。

「帰ってきたシンケジャー」のときゃ、満場拍手喝采。
ああ、待ち遠しいのね、待ち遠しいのね、みなの衆~。

ショーは、最終幕その後の話。

シタリ様ご登場~♪
Gロッソでは確か一度もご登場あそばされなかったシタリ様が、ファイナルライブでついにご登場。
あのちんちくりんのお姿がステージでよちよち動いているのを観ただけで、もう嬉しくて、嬉しくて、嬉しくてー。

そんで、外道衆幹部ではただひとり生き残ったシタリ様が、
ドウコク復活のため、策をめぐらせる話。

で、最終幕でちりぢりばらばらになったサムライたちが再び召集されるも、
その召集自体、シタリの策略であった…、という話だったのですが。

サムライたちに急を知らせてまわるのは黒子さん。
ところが喋るのだ、黒子さんが。
てれびくん全プレDVDでナナシが喋るのにはすんごい違和感があって、
この喋る黒子さんにもすんげー違和感を感じたのですが、
実はアヤカシが化けた黒子さんだとわかって、すっきり。

まずは最初の変身シーン。
流ノ介、茉子ちゃん、千明、ことはちゃん四人の変身。
衝立スライド方式だったが、三階上空から観ててもいつすりかわったのかよくわからない、見事な変身でした。

ところで毎回ファイナルライブツアー、そのとき放映中の次の戦隊も登場する。
で、今回はいま放映中のゴセイジャーだったわけだが。

今回、やたらと出てきたなー。
こんなに何回も出てきたの、初めてじゃなかろうか。
が、「天使?!」「えーっ、天使っ?!」と源太と流ノ介が拝んじゃうとこ、すんげー愉快だった。

ゴセイジャーが天使なことをちょっと忘れかけてたけど、これで思い出させてもらいました。(= ̄∇ ̄=)

で、あれこれあって、シタリ様の努力が身を結び、ドウコク復活。
しかも、腑破十臓、薄皮太夫、筋殻アクマロも引き連れて。

ピンチに陥るシンケンジャー。
いつもなら「がんばれー」の声援のところ、絶体絶命のサムライたちに「力」のモヂカラを送ることに。
物販ではこのために、ポキンと折ったら中の薬剤が混ざって光るライトも売ってたのだが。

このライトは買わなかったが、わたしの鞄の中にはライトがあった。
ジャニーズ公式ペンライトがあった。
三階席とありオペラグラスは必須、
オペラグラスとジャニーズ公式ペンライトは同じ場所にしまってあり、
オペラグラスを鞄に入れるとき、ついうっかりいつもの癖で、ペンライトも一緒に鞄に放り込んできてしまったのだ。

が、ここで出す勇気はなかったな、うん。

そんで、ぶじドウコクを倒して大団円。
シタリ様はぶじだったっけ? ありり?

その後、トークショー&お楽しみ抽選会。
なに喋ってたっけ?
誰か書いてくれてないかとググってみたが、梅芸だけで二日間6回公演とあり、この18日10時開演分がなかなかみつからないー。

ちなみにこの回の三階席、
わたしらより二列前にやかましいガキどもとそのガキどもをたしなめもせず自由にさせてやがる親どもがおり、
終わったあと、

たがるちゃん 「やかましかったなあ、あいつら。(-_-メ)」

わし 「ほんまっ。あの4列目9番~13番か14番の奴らやろっ。(-_-メ)」

聞こえよがしにののしってしまうくらい邪魔だったわー。

そんでもって、わたしたち三人、抽選会ではなにひとつ当たりませんでしたー。

終わったのが11時半くらい? 12時前くらい?
終わったあと、お昼食べに、梅芸真横のレストランに。
ここ
SOLVIVA梅田店、なんつう名前だったのか。
梅芸およびシアタードラマシティにはこれまで何度も来ているが、ここに入るのは初めてだった。
この店、サラダとドリンクはブッフェスタイルなんつうのも、この日初めて知った。

で、お昼を食べ、
食べ終えたあとも、
三人、喋って喋って喋り倒す。
三時前くらいまで喋ったんだっけ?
そろそろいづらくなって出て、
でもまだ喋り足りず、
見送りがてら、ふたりが乗って帰る高速バス乗り場までついていき、
その道すがらも、喋って喋って喋りたおす。

しかし、わたしとたがるちゃんも争奪戦に勝利してたら、
18日の公演三回全部ゲットできて、全部観られていたら、
こんなにゆっくりがっつり喋る時間はなかったのよねー。

人間、なにが幸いするやら。

「今度は夏の劇場版かなあ?」

「舞台挨拶、ゴセイジャーかWならWっしょ?」

「またぜひともご一緒いたしましょうっ」


MOVIX堺がきっとまた頑張って招聘してくれるであろう戦隊&仮面ライダー劇場版舞台挨拶、
仮面ライダーWの舞台挨拶での再会を、固く誓い合ったわたしたちであった。
 
ところでわたしたちが知り合ったのは、
忘れもしない2000年、仮面ライダークウガは一条さん役だった葛山信吾のファンイベントであった。
それにふと気づいたわたしたち。

「思えば、知り合ってから十年目なのねえ。
あれから十年経ったのねえ」


としみじみと。



最近の鉄板。

2010-03-22 02:00:00 | 侍戦隊シンケンジャー
 
「B'zは明日のお楽しみー」とか書きながら、
あれから3週間も日記を放置ー。

体感的には届くのはまだまだ先だと思ってた「侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG」が本編VOL.9と仲良く昨日届き、
ああ、もうそんな時期か……って、え゛ーーーっっっ?!と。

ところで3月15日にたがるちゃんから貰ったメールですが、
その内容、いまんとこどこで喋っても確実に爆笑がとれる鉄板ネタです。

差出人:たがる

件名:こんばんは

本文:二人の友人とお茶しました。
近況で『整形する』『裁判になっても離婚する』人達。
 
その中『シンケンジャー終わって寂しいの』とは言えないけれど言った、空気の読めない私です♪


 
………言うたんや。

わたし、このネタ喋るとき。

「たがるちゃんが友達とお茶してんて。
友達のひとりは『絶対整形するっ』で、
もうひとりは『裁判になっても離婚するっ』で、
そんな中、『シンケンジャー終わって寂しい…』とはたがるちゃん、よう言わんかってんてー」

ぎゃはははばんばん! そらよう言わんわーっ!!!」


内容、改竄してしもてたわ。
そうか、言うてしもてたんかー。(= ̄∇ ̄=)




タニスに見入る徹平。




第四十八幕「最後大決戦」。

2010-02-05 02:00:00 | 侍戦隊シンケンジャー
 
あさって七日(日)は最終幕です。
最終幕「侍戦隊永遠」です。

その次の週は、Gロッソです。
4月にはファイナルライブツアーもあります。
夏の銀幕版のDVDは今月下旬リリース、いま上映中の「銀幕BANG!!」も来月下旬。
本編DVDも………。

って、これなにーっっっ?!
本編DVDの発売日調べようと、
amazonで「シンケンジャー」で「DVD」検索、発売日で並べ替え、
本編でいま予約受付中で一番発売日が遅いのはVOL.11、
もしかすると最終巻VOL.12の予約がもう始まってるかも、
でも、そのどっちかがトップにくるはずが。

「帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕 特別限定版 (初回生産限定) [DVD]」(発売予定日2010年6月21日)って、これなにーーーーっっっ?!



その後の話かっ?!
「帰ってきた」ということは、最終幕終わって、その後の話かっ、後日談かっ?!
だったら嬉しすぎるーーーーっっっ!!!!

ともあれ予約、錦戸完亮。

おかしいな。
ついさっきまで、
これからも毎月amazonからシンケンジャーのDVDは届くけど、
でも本編は、明後日には否が応でも終わってしまうせつなさを、
「秘伝音盤第四及五幕」収録の「「情鬼(薄皮怨歌)」、エンドレスで聴きながら、
せつせつと噛み締めていたのになあ。

閑話休題。
 
 
「てめえが三味線を手放すとはなあ。最後の音、聴いたぜ」

「そうか…」

「だが、昔みてえな、腹にしみる音じゃなかった。ちっとも響いてこねえ」

「あれが、ほんとの三味だよ、ドウコク。
わちきは初めてうまく弾けた。
これほど気が晴れたのは、数百年ぶりだ」


「もう俺が欲しかったてめえじゃねえな」

「昔のようには弾けん。二度とな」

「だったら、終わるか…」

「それもいいな」


第四十八幕、このシーン、
脚本にGOサインを出した制作陣に、その勇気に、蛮勇に、心の底から感謝する。

どちらも同じく「生きて外道に堕ちた」身でありながら、
堕ちたその日から、いや、堕ちる前から、生粋の外道よりも外道であり続けた十臓と、
外道に堕ちた己から目を逸らし続けた太夫。
「半分人間の分際で」とアヤカシたちからそねまれ続けながら、ドウコクの傍らで、恨みの音をつまびき続けた太夫。

「外道」である己から目をそむけ続ける太夫に苛立ち続け、
それゆえにことあるごとに太夫に「お前は外道だ」「外道に堕ちたんだ」と繰り返し、
なのに、太夫がついに外道である己を受け入れたとき、
彼女の弾く三味線の音は、音色は、
ドウコクがあれほど執着した響きを、すっかりと洗い流していた。

「だったら、終わるか…」

「それもいいな」


ドウコクの問いかけにさばさばと答えた太夫に、ふと、夜長姫の最後を思い出した。

夜長姫というのは、坂口安吾の『夜長姫と耳男』という小説のヒロインである。
可憐で天真爛漫で悪魔のような姫である。
その存在そのもののあまりの恐ろしさに耐えかねて、ついに耳男が姫の胸に鑿を打ち込んだとき、姫は言う。

「サヨナラの挨拶をして、それから殺して下さるものよ。私もサヨナラの挨拶をして、胸を突き刺していただいたのに」

不覚の涙を浮かべる耳男に、姫はさらに。

「好きなものは咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊して、いま私を殺したように立派な仕事をして……」

『桜の森の満開の下』坂口安吾 講談社文芸文庫 収録 「夜長姫と耳男」より無断転載

そして夜長姫は、にっこり笑って死んでいく。
 
太夫も、夜長姫も、女たちは晴ればれと逝き、
男たちはぽつりと残される。

太夫がただひとつ残した打掛を、ドウコクは六門船から三途の川へと投げ入れ…。

「なんというんだろうねえ、外道衆のあたしらに念仏もないだろうし。
ドウコク、お前さんも因果だねえ…」


ドウコクにとりこまれた太夫よりも、
太夫をとりこんだドウコクのほうが、
わたしにはなんだか、せつなくてならない。
 
 

そして、太夫を、半分人間である「はぐれ外道」をその身にとりこんだことにより、
ドウコクは封印の文字によって封印されることを免れる。

で、封印の文字ですが。



図書館に予約してた本の順番が回ってきたので、
それを借りに行きがてら、大漢和辞典捜索リベンジ。



字が載ってるのが12冊。
それを引くための索引1冊、付録が2冊。
全部で15冊。

国文で古典のゼミとかに入ると、
まず大修館書店のこの「大漢和辞典」の引き方使い方を教わることになる。

部首は「門」。
部首「門」が載っているのは、第11巻696頁から。

「門」は八画。
は十二画。
は、「亞」が八画だそうなので、たぶん九画。

大漢和辞典では、総画数から部首画数を引いた画数順に並んでいる。
なので、封印の文字が実在するとすると、21画のところに載っているはずなのだが。



十九画の次は二十四画。
載っていませんでしたー。

が、補巻調べてくるのをうっかり忘れたー。
はたして補巻にはあるか、っ?!

いや、制作側は「実在しない字」のつもりでも、「実在しましたー」とかなら、愉快だな、と。
そんで、実はすっごい間抜けな意味の漢字だったりしたら、それはそれで愉快だな、と。

 
そして志葉家の屋敷では、
ドウコクとの戦いで傷を負い床についた薫姫が、
「影とふたりきりで話がしたい」と、殿を呼ぶ。

そういえば、真実の当主とその影武者でありながら、このふたりが直接言葉を交わしたことはなかったなと、このとき初めて思いいたったわー。

「ずっと自分の影がどんな人間だろうと思っていた。
わたしよりは時代錯誤でないな。わたしは丹波のせいでこの通りだ。 
でも、会わなくても、ひとつだけわかっていた。
きっと私と同じようにひとりぼっちだろうと。
いくら丹波や日下部がいてくれても、自分を偽れば、人はひとりになるしかない」


いい言葉でした。

が、「わたしより時代錯誤ではないな」というのは、姫、買いかぶりですわよー。
サムライたちが屋敷にきてからの一年間で、ずいぶん更正しただけですのよー。
元はいい勝負でしたのよー。
しかも、一年がかりでこれですのよー。
姫ならきっと、あっという間に、殿を追い越されますわー。 

 
「それでも一緒にいてくれる者はいます」

「あの侍たちだろう。私もここに来てわかった。自分だけで志葉家を守り、封印までも…。
間違えたのだ。
ひとりでは、駄目だ」


 
そして、あっと驚く掟破りのどんでん返しーっ!!
なんとっ、薫姫、殿を養子にして十九代目にーっっっ!!!

びっくりしたわー。
びっくりしたわー。
びっくりしたわー。


このとき、志葉家の家系図が。

初代 烈堂
二代 烈心
三代 伊織
四代 朔哉
五代 行康
六代 越成
七代 篤秀
八代 勝之進
九代 明継
十代 有継
十一代 有重
十二代 守信
十三代 誠輔
十四代 品
十五代 幸一郎
十六代 陽次郎
十七代 稚(?)貴
十八代 薫
十九代 丈瑠

三代目「伊織」、嬉しかったわー。
十四代の「品」は「しな」で女性だよな?
十二代か十三代のときくらいに、明治維新だったのではと思う。
薫姫の父上ですが、「稚」じゃなくて「雅」かなあ? それとも「権」かなあ? 偏は禾偏に見えるんだけど、違うんかなあ。

2月11日訂正:十四代「品」は「晶」でした。うっかり読み間違えたのか、はたまた観ながらメモった自分の字、読みまつがえたのか…

「無礼者っ!
年上であろうと、血がつながってなかろうと、丈瑠は私の息子。
志葉家十九代目当主であるぞ。
頭が高い。一同控えろっ」


茉子ちゃん・千明・源太までもが「ははーっ」と嬉しそうにひれ伏すとこ、
すっごい愉快だった~♪♪♪

「ひとつお尋ね申します。
封印の文字が効かぬ今、いったいどのようにドウコクを倒すおつもりか?」


「策ならある。………力尽くだ」


殿の笑顔、みんなの晴ればれとした笑顔に、心を洗われました~♪♪♪

そのあと、薫姫のことを「姫が」と言いかけた殿が「母上が」と言い直されるとこもナイスーっ!!
篤姫と十四代将軍家茂みたい~♪♪♪


そして、ついに六門船ごと、この世に乗り込んでくる外道衆。
中身がぶちまけられるアヤカシセンサー。
 
崖の上に六人並び立ったとき、
うごめくナナシの大群を睥睨される殿の眼差しが、ステキでステキでステキでしたー。

「お前たちの命、いま一度、預かるっ!」

 
あさっては最終幕です。
最終幕「侍戦隊永遠」です。
できれば7時30分からリアルタイムで、最終幕を楽しみたいと思います。

 


ずっと気になっていた表座敷にかかったお軸、
有名な漢詩かなんかかなと思っていたのですが、
TVを撮ったこの写真ではわかりにくいですが、このシーン、一時停止でじっくり眺めていたところ、□で囲んだとこ「志葉」みたいなので、どうやらオリジナルの文章のようです。
四行目の映ってるとこ上から二文字目三文字目も「百鬼」だよねえ?

そんで。



終わりくらいになったらおもちゃ屋でだいぶ安くなってるだろうから、そしたら買おうショドウフォンと思っていましたが、
安くなるより先に、店頭からブツが消えてしまいましたー。
慌てて、ネットで探しましたー。
楽天市場、安い順に見てったら、延々売り切れで、売り切れてなかった中では一番安かったこれ、送料込で3064円なりー。



あとね、某オクでやんちゃもしちゃったの。
カードダス、第二集が出てたのなんか全然知らなかったの。
だからつい落としちゃったの。
第二集フルコンプ即決価格3500円也を…。
明日くらいに届くの…。
 
回しまくったが、ダブったりダブったりで揃わないうちに機械が打ち止めになってしまった第一集は、欠けてる分を地道にそろえていくつもりー

 
ところで外道衆撲滅後、
当主の座を殿に譲って越後の縮緬問屋の隠居光右衛門のごとく楽隠居の身の薫姫、
そのまま志葉の屋敷にとどまり、地元の公立中学にご編入。
時代錯誤な物言いやいまどきのあれやこれやをぜんぜん知らない疎さがかえって受け、すぐに友達もできて、学生生活を謳歌されるが。

この世にも悪はわんさかいた。
わんさかいて、その魔手は中学生にも伸びていた。

友人のひとりの苦境を知り、
志葉家先代志葉薫、この世の悪を、外道を斬るっ!

薫姫が危ない事件に首をつっこむのに慌てふためく丹波さま。
丹波さまに「身を慎まれるよう、姫をお諌めしてくだされー」とせっつかれる殿。
が、お諌めするどころか、中学生の身では入れない場所の調査や潜入に、世直しの片棒担がされ、母に顎で使われる殿。

観たいー。
観たいー。
むっちゃ観たいー。

でもこのテイスト、テレ朝じゃないよな。
だんぜんテレ東だよな。
スピンオフだけテレ東ってのは無理なのかな。
ずっとテレ東で放映されてた「スティッチ」はいまテレ朝で放映中で、逆ならあるんだがな。