演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/03/11 早朝寄席

2007-03-11 | 早朝寄席
柳家太助…『千早ふる』

五街道佐助…『締込み』

柳家喬之助…『長短』

春風亭朝之助…『真田小僧』


21日から真打に昇進する落語協会二つ目5名のうち、
菊朗さんを除いた4名による「早朝寄席卒業公演」
奇しくも『助』が並びました。
生憎の激しい雨にも関わらず、開場前から30名ほどの
列ができました。

太助さんは相撲ネタを取り入れての「千早ふる」
私個人的には今回の5名の中では、一番のお気に入りが
太助さんです。
話している語尾などに権太楼師匠の癖が聞こえます。
末広亭の披露興行には是非とも伺いたいと思っています。

佐助さんの真打名『隅田川馬石』の馬石は、“ば”にアクセント
を置くそうです。
佐助で応援してくれていた御贔屓さんが、馬石という名前には
「う~ん・・・」
馬石か佐助か悩んだ時は、『バスケ』と呼んで下さい!…って
泥棒が夫婦喧嘩の仲裁をするという噺ですが、聴いていて安定感は
抜群ですね!

喬之助さんは早朝寄席に出始めた頃の思い出話で沸かせます。
ネタは、一番やりたいもの、だそうで「長短」でした。
「錦の袈裟」の楽しいイメージがあっただけに正直言って、ちょっと
肩透かしを食った感じです。

朝之助さんは真田三代記まで入った本当の「真田小僧」
実は私、浅草演芸ホールに行くことに気をやっていたもので、
高座と客席上手上方の時計を交互に見ていました
が、父親が講釈好きという場面からは聴いたことがなかったので、
いつの間にか噺に引き込まれていました。
今日の朝之助さんは「ご案内の…」という口癖?が全くありませんでした。
これも結構気にし出すと気になるもんで、その点では安心できましたね。


幕が下りる間もなく階段を走ったら、下りて来た喬之助さんから
「ありがとうございました」と挨拶されました