演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/02/28 浅草演芸ホール・夜の部

2007-02-28 | 芸協定席見ブんログ
笑福亭和光…『秘伝書』

三遊亭遊喜…『初天神』

一矢…「相撲漫談」
(都家歌六休演)

春風亭昇乃進…『改名騒動』?

三遊亭遊史郎…『やかん』

マグナム小林…「バイオリン漫談」
(新山真理休演)

神田松鯉…『太田道潅 山吹の逸話』

春雨や雷蔵…『権助魚』

春風亭美由紀…『梅は咲いたか~さのさ節~吉三節分』

橘ノ圓…「漫談」

《お仲入り》

桂平治…『善光寺の由来』

ボンボンブラザース…「曲芸」
(鏡味正二郎交代)

古今亭壽輔…『生徒の作文』

三遊亭夢太朗…『竹の水仙』

新山ひでや・やすこ…『ああ夫婦』

桂幸丸…「漫談」

北見マキ…「マジック」

三遊亭栄馬…『代り目』


二月下席3回目の観戦・・・キチ●イだね、まったく!
平日の夜なのに本当に良く入っている。

前座は鶴光師匠のお弟子さんで和光さん。
上方落語特有のスタイルで、しかも関西弁。
なんか新鮮

遊喜さんは先週の末広亭と同じネタ。
マクラで「“落語を聴くのが好きな人”が好きな噺家は‘三遊亭遊喜’」
というネタはいかがなものか?
ただ遊喜さんが演じる金坊は好きだなぁ・・・

相撲漫談の一矢さんはラジオの「真打ち競演」で聴いたことがありますが、
実際に見るのは初めて。呼び出しの格好に拍子木を持って登場。
モンゴル出身力士の本名をスラスラ言えるのはさすがです

昇乃進師匠の創作落語は面白かった。
数多くの新作・創作があるようで、色々聴いてみたいです。

遊史郎師匠は声に特徴があります。上方漫才の「酒井くにお・とおる」の
とおるさん(弟さん)に似ています。
ちょっと「先生」という感じではありませんが、「やかん」を楽しく演じて
いました。

マグナム小林さんは初見。
「明日があるさ~救急車~コンビニ入口~こだま通過音~ひかり通過音~のぞみ
通過音~F1通過音~リニアモーターカー通過音~打上花火~蚊~蝿~ガラスを
爪で引っかく~相撲の呼び出し・行司~下手くそが歌う北国の春~古レコードの
リンゴの唄~●●中央放送のアナウンサー~赤ん坊の泣き声~双子の赤ん坊の泣
き声~三つ子の赤ん坊の泣き声~アイネクライネ」
と、まぁレパートリーの凄い事
ガラスを爪で引っかく音は、やる前から前に座っていた男性が耳を塞いでました。

松鯉先生は現・山陽先生をちょっとだけいじってました。


雷蔵師匠、もう大ファンになりました!
初めは「悋気の独楽」かと思いましたが、権助の描写が面白く、客席も大ウケ。
声の張りが素晴らしいの一言です。

美由紀さんは一昨日と同じ内容。

圓師匠は登場するなり、
「美由紀さんも●0才近いんですが、誰かいい人いたら紹介してあげて下さい」
って・・・
ボルネオ旅行や戦争時の避難先(千葉市作草部・穴川)の話で終わってしまいましたが、
いつもながら楽しそうにお話ししてました。
圓師匠ほど「好々爺」という言葉がピッタリな人もいないでしょうね

食いつきの平治師匠は、「主任が30分やるので短めに」と「お血脈」の前の前の
噺で終わってしまいました。
昨日は独演会もあったし、仕方ないですね。

本来昼出演のボンボンさんを見られたのはラッキーでした

壽輔師匠。本当にいいなぁ・・・
円楽師匠の引退の話で引っ張り過ぎたか、本題は5分。
「二度と寄席に来たくなくなる噺です」

夢太朗師匠は最初、「ねずみ」かと思いましたが…。
なかなか聴かせる噺が良かったです。

歌春師匠と昼夜交代の幸丸師匠。
前座さんから「15分のところを10分でお願いします」と言われ、
ちょっと凹んだ上に、登場するなり6人の客が帰り大凹み。
一昨日と同じくCM&有名人の悪口ネタで笑いを取っていました。

栄馬師匠。今日も「紺屋高尾」だったらどうしようかと思いましたが…。
10分のマクラに20分の本題。
トリだけに元帳で終わらず、最後までしっかり聴かせてくれました。


客席では隣の和服姿の御婦人のために席を詰めたところ、お菓子やおにぎりをいただき、
「下町浅草」を実感しました