演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

22/7/5 しのばず寄席特別興行 雷門助六一門会(上野広小路亭)

2022-07-06 | 講談会・落語会
桂伸ぴん・・・『かぼちゃや』
雷門の一門会に、いきなり桂が開口一番。
与太郎とおじさんとのやり取りや、与太郎とかぼちゃを売ってくれたおじさんとのやり取りが秀逸。楽しい『かぼちゃや』でした

雷門音助・・・『転宅』
音助さんの入門秘話が聞けました

雷門小助六・・・『船徳』
当代の三笑亭夢丸師匠が船の仕事に行ってるため代演をこなした話題から船の噺。暑い日が続いたので、ピッタリですね。今週末は四万六千日。

《お仲入り》
音助・小助六・・・「伊勢音頭(小助六・音助)~奴さん(小助六)~姐さん(音助)~喧嘩かっぽれ(小助六・音助)」
息もピッタリの喧嘩かっぽれを初めて拝見。こういう趣向も一門会ならではですね。

雷門助六・・・『虱茶屋』
トントンオチの小噺を披露したあと、見立てオチの小噺から『虱茶屋』へ。体の痒さが移りそうな、先代の助六師を思い出させる一席でした

鼎談コーナー
助六師師匠が緋毛氈に座り、助六師匠を挟むように上手側に小助六師匠、下手側に音助さん。助六師匠の話は、先代に付いて大阪の松竹系の演芸場に行った話、米朝師・春団治師・枝雀師の思い出、演芸場のお茶子さんの話、池袋演芸場での初高座の話などなど。
小助六師匠が「鼎談は撮影OKですから、SNSに・・・」というと、
助六師匠が「今なんて言った?」
小助六「SNSです」
助六「あっ、そうか!俺は『生前葬』って聞こえたよ」
音助「遺影ですか!?」

ハイ、私にも『生前葬』って聞こえました

助六師匠の踊りを拝見できなかったのは残念でしたが、『虱茶屋』での痒みを表す所作で堪能しました。
チラシには「雷門助六一門会」 [その1]との記載があり、師弟は思案顔。
是非是非、 [その2]の開催と3人揃っての 寄席踊りを切望します