春風亭昇吉✖瀧川はち水鯉・・・「フリートーク」
本来なら開口一番として、前座さんが出演する場面ですが、登場したのは昇吉師匠とはち水鯉さん。センターマイクの前で漫才のようなフリートーク。
内容は本日の出演者紹介とか近頃のしくじり話、コンプライアンスなどなど。
昇吉師匠の手には巨大なハリセン(往年のチャンバラトリオ師匠が使っていたような大きさ!)。結局、ハリセンは使われなかったのですが、では何のため???
雷門音助・・・『黄金の大黒』
相変わらず端正な高座ですね!
三笑亭夢丸・・・『てれすこ』
怪談噺の会に、明るくて楽しい夢丸師匠が顔付けされました。驚きのハプニングがあり、夢丸師匠が顔付けされたことに納得です。
桂小すみ・・・「伊勢音頭~大津絵~自作・冷蔵庫を讃える歌(o-soremio・イタリア語Version)~長崎さわぎ」
冷蔵庫を讃える歌は、えどはく笑楽座で聞いて以来ですが、ヨーデルが入った楽しい歌です。イタリア語で歌うo-soremioには感動しました。
大津絵では東海道五十三次を歌い上げましたが、これこそ『城木屋』と共演したら面白いんじゃないかなぁ?
三遊亭円橘・・・『三十石夢の通路』
関西弁がふんだんに入った噺。「雁首(がんくび)」とか「岸柳島」といった言葉や、三味線の音などもあって楽しい一席でした。
《お仲入り》
春風亭昇吉・・・『三遊亭圓朝作 牡丹燈籠 お露新三郎~臥竜梅・香箱の蓋・精霊棚』
三味線 桂小すみ
《お仲入り》が終わり、幕が開くと高座上に昇吉師匠の姿。通常の高座より数段高い設えになっていました。上手側には、三味線を携えた小すみさんが控えています。
まくらも振らずに、すぐ『お露新三郎』に入った昇吉師匠が、「臥竜梅」の部分を終えると小すみさんが「梅にも春」を歌い、「香箱の蓋」を終えると「どうぞ叶えて」(かな?)、さらに「精霊棚」では「惚れて通ふ」という具合に、怪談噺と音曲の共演、圓橘師匠がおっしゃるところの「国立大学出身のアカデミックなコラボレーション」、昇吉師匠の鬼気迫る迫力の高座、「から~ん、ころ~ん」というセリフの怖さも楽しめました!
先月の「昇太一門初の兄弟リレー」同様、満席の場内。夢丸師匠も「私が知ってる日本橋亭じゃない」と驚いてました。
入場者に配られました。
おみくじ付き
大吉
こういうのは全部大吉だと、わかっていても嬉しい