土地が無い？

７月に調査依頼を受けてた事案。。

依頼は・・・相続した物件が何処にあるのかというものです。

単純に公図を調べて後は・・隣接の所有者を調べれば判明する！のが普通なのですが・・

今回のヤマは。。参った　ギブどぇす

ただ１筆だけ・・どーーーーーーーーーしても場所がわからない。

原因は公図にある。

依頼地を調べてたら・・その地番の周辺全部が数十年前に土地改良によって

区画が整理されておる（畑ですが）のに。。依頼地の地番だけが・・

何故かポツンとくり抜かれたように・・残ってる

これは・・・ひょっとして・・もう存在しないのでは？？

ただ・・所有者は親から生前・・「家の山林が〇〇集落にあるんだ」と言ってたそうで・・

と・・いうことは・・やはり・・何処かにあるのか？

市役所の課税台帳見たら現況：畑として評価され課税されている。

と・・いうことは役所では現地を確認したはずゆえ場所も知ってるはず・・

と思い・・役所に行って調べてもらったら・・

「資料探したのですが・・あいにく昔のことなので不明です」

はああーー

役所で現況：畑で課税しとるのに・・場所がわからん！ってどういうことやねん

適当すぎないか。

怒るでホンマ

どうしようも無いので・・その後独自で昔の航空写真やら住民に聞いて廻ったが・・

さっぱりわからんバイ。

その後・・調査を中断というか諦めてたら・・

今日・・依頼者が来て「おい！わかったか！どうなっとんじゃ！」と

事情を説明しながら再度聞いてみた・・

「お父さんが〇〇集落にあるって言ってたのはいつの頃すか？」

「んーーーと・・オヤジもその場所にずーーーと行ってないので場所がわからなくなったと

言ってた・・で・・確か。。わからないと言ってたのは昭和３０年代だったかの」

「はあーーー既に昭和３０年代で場所が不明だったんすか。。。」

因みに土地改良事業も昭和３０年代。。。

これって・・・

もしや・・・

誰か他の人の土地と交換して山林求め・・名義直さなかったのでは・・

謎だらけ。。

それにしても・・・初めてです・・土地が見つけられなかったのは

ギブです。

なんせ・・生命線である公図が・・全くあてにならないうえ・・その土地の近隣の所有者

すら・・「あっ、そごの土地ね・・俺も何処にあるのかわがんねえんだ」と言う始末。

昔を知っている年配者が既に・・皆・・居ないゆえ・・誰も知らない。。

あーーああ、やんなちゃたあーーああ、おどろいた











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