続きです。
今日来たメールから・・・
「一気に冬になってしまいましたが、お元気ですか?
先日、東田直樹さんのDVDを渡した友達二人から相次いで感想がありました。
お二人とも律儀に、会った時に口答で…
それがまず嬉しかったかな。
それぞれにお忙しい方達だから感想があったとしてもでだと思ってたの。
一人はご近所に自閉症のお子さんを持つ方がいて、
話す機会は滅多にないけど、明るい方だって…
色々苦労も多いでしょうに責任と強さを感じるって…
DVDがきっかけで親として考える事が色々あったと話してくれました。
もう一人はご自身が本屋さんに勤めていて、
最近、東田さんの本を注文されたお客さんがいたけれど、在庫がなかったとか。
彼女にはお孫ちゃんが3人(3人目は10月に生まれたばかり)いて、
仕事もしていてすごく忙しい中、
ご主人にも見せたいと思って一緒に見たって…
ご主人も職場で障害者の方達と接する機会があるようで…
やっぱり、見た目でしか判断できないことが多いから、
行動の理由まで理解することは難しいよねって。
でも、DVDを見て、
行動=思考や知性とは言えないってことがわかったって。
行動がコントロールできないことも有り得ると、
理解して接することが大切なんだねって。
そして、わが娘達も…
やはり子どものいる長女の方が、
幼稚園や小学校で接する機会があって他人事ではないようです。
優しさとは何か、どういうことか考えると言っていました。
独身の次女は、自分が小学校の時の【ひまわり学級】の子達を思い出したと…
でも、子どもの頃と東田さんのように成人となってからの行動とはまた違うでしょうから…
なかなか感想をまとめることはできないみたい。
現在、次女は実生活では多くの人と関わる事がない生活だから何とも言えないかな。
そんなこんなで、とりあえず私がDVDを渡した(押し付けた)4人から、
ささやかな反応が返って来たのでしました。
感想の内容より、
それぞれ自分と家族の生活でいっぱいいっぱいの中で見る時間を作ってくれて、考えてくれたこと、
そしてそれをちゃんと伝えてくれたことが一番嬉しかったわ。
特に二人の友達はもう知り合って25年、
子ども達が保育園の頃からのお付き合い。
今では私達だけでランチもするけど、
子ども達が孫達を連れて夏と冬に帰省する度に集まっていて、
この夏は我が家に3世代、14人が集まったの。
それぞれの子どもより孫達の成長がとても楽しい集まりになりました。
結局はちゃんとした感想になってなくてごめんね
でも、DVDを渡してよかったって思ってるよ。
目に見えなくても、形にならなくても、
心に残ったものは絶対あると思うから。
それは普段は意識していなくても、
何かの時に心の引き出しから出て来て、
何らかの方向性を自らに示す役割を果たしてくれる力になると…思えるから
めっちゃ長くなってしまって…ごめんね
ブログはとても温かくて癒されると同時に刺激を与えてもくれる。
私も何かしたくなるの
自分の為に、誰かの為に…
だからありがとう
冬将軍到来
風邪など引かないよう、お互い気を付けようね
ではまたね」
・・・ 以上がお友達のY子ちゃんからのメールです。
今朝は、このメールのおかげで、
外の寒さとは反対に、心が温かくなりました。
Y子ちゃん・・・、二人のお嬢さんも、お友達も、みなさんとの「関係」も、とっても素敵です
拙いブログから、思いを深め広げてくれて・・・
そしていつも優しい嬉しいメールを、「ありがとう・・・」
先日東田直樹さんの番組、NHK『君が僕の息子について教えてくれたこと』の
再再放送がありましたね。
いつも行く本屋さんには、今東田さんの本が平積みになっています。
8月の放送を観て書いた私のブログを読んでしばらくして、
高校時代のお友達が、録画を見た感想をメールでくれました。
「コメントすると長くなっちゃうから」と、時々くれる彼女のメールは、
いつもとっても温かなメールで、私はずいぶん励まされています
その、東田さんについてのメールは、
今日続編?が来て、
わたしのブログよりずっと素敵な内容なので、
彼女の承諾を得て、載せさせてもらうことにしました。
以下、9月のメールからの引用です。
「昨夜、遅ればせながらやっと録画を見ました。
それは、これまでの私の世間並の概念を一瞬で覆すものでした。
…と同時に感動で胸が一杯になりました。
如何に人は人を表面的にしか見ていないか、見れていないか…ですね。
優しさや思いやりや感謝を溢れるほど持つ直樹さん。
MRIの検査による脳の発達と未発達部分は自閉症が故のもので、
これが健康に生まれていたのなら今の直樹さんではなかったのかもしれない。
これで(自閉症に生まれて)よかったのかどうかとか言う結果論の話ではないけれど…
もっと次元の高い部分で、知的な彼の伝達の方法や家族の在り方に驚きました。
彼の本を読んだり、彼と会話することで、
自閉症のお子さん達の親御さんの不安が少しでも解消され、
子どもの理解に繋がり、
それが温かな愛情をも引き出して行く流れに…切なさで胸がいっぱいになりました。
昨夜録画を見てから前のブログをもう一度読ませて貰って初めて、
すべてのことがストンと納得できました。
もっともっと多くの人に見て貰いたいし、読んで貰いたいね。
私はこの録画をDVDに落として娘達に見て貰う所から始めようと思っています。
私の力は微力だけど少しでもできることをしたいから。
変な言い方だけど、
それがブログを見せて貰ったお礼(感謝とも言う?)の形かなって思ってみたりして…
またお会いできる日を楽しみにしています。」
・・・(2)に続く