今日は午前中美容院へ行った。
私がコンタクトレンズにするのは、
美容院へ行く日と胃がん検診のバリウム飲むときだけ。
以前は、運転免許の更新時もそうだったが
今や免許更新時もメガネだ。
胃がん検診は、グルグル回ったりしないといけないので
メガネを外すのだが、強度近視で裸眼だと10cm先が見えないので
メガネ外して移動ができないからコンタクトにする。
美容院はカラーをする間かなりの時間が掛かるので
雑誌やスマホで時間つぶしするのだが
その際、メガネなしだと、画面を舐めるようにしないと
読むことができない・・・端から見たら「妖怪画面舐め」みたいだろう。
当然の事ながら、文字だと一度に入ってくる情報量が少なすぎて
読み辛くて仕方が無い(10cmに画面を近づけて文字を読んでみて)
そんな訳で、今日は貴重な?コンタクトレンズ装着日だったのだが
やはり、白髪が綺麗に隠れ、髪型も決まり、メイクをしたメガネなしの姿は
女として気持ちが華やぐ。
アラ還になってもね。
元々オシャレにはあまり興味がなく、それでも若い頃はバブルだったし
ワンレンボディコン・・・までは、しなかったけれど
くせっ毛の私は貧乏パーマ(三つ編みして寝てほどけばパーマヘア)に
ジェルをしたら、完璧なソバージュだったし
腰まであるソバージュに、メイクをして、ミニスカとヒールを履けば
一応、時代の若者にはなっていた。
当時は、メガネよりもコンタクトの方が矯正視力が良かったので
外出の際は必ずコンタクトにしていたしね。
若い娘でそれなりの格好をしていれば、人様の目線も怖い物なし。
まぁ、ナンパとか面倒くさい誘いはあったけれど
それも蹴散らして我が世の春。
しかし、時代は過ぎ、メガネで矯正視力がきちんと出るようにしてからは
元来のものぐさな私が全面に。
漫画家になり、親の終の棲家の群馬で引きこもり生活が多くなり
ちゃんとコンタクトと化粧をするのは、当時恋人だった夫と中距離恋愛中で
都内に出るときにデートとついでに画材を買う時くらい。
それも、結婚してしまえば?外出時もメガネ。
まぁ、メイクはするけれど、アイメイクとかは適当になりがち。
髪型も、外出時に帽子を被るようになればいいかげんになり
コロナで化粧も日焼け止めを塗るだけになった。
(帽子とメガネとマスクって殆ど顔が隠れるよね)
楽だ・・・
でも、こうして、一月半に一度、私なりに完璧な仕上がりになると
やはり、気分が上がり、このまま帰るのが惜しくなる。
それでも行動範囲が変わる訳ではないのだが
スーパーに寄っても店員さんと目をきちんと合わせられるし
(いつも適当な格好なので、挨拶程度はするが伏し目がち)
果物屋のおじいさんも、心なしか雑談も長目に引き留められる。
(まぁ、話し好きな人だが、今日は振り切って帰ってきた)
塾弁を持って行った先の息子でさえ、私の変化に気づいたようだ。
(いつもは、受け取ったらサササと戻るのだが
私の新しい装飾品に気づいて話を振ってきた)
別に私が美しく変身したから(オイ)、皆の態度が変わった訳では無く
私の気後れしない態度が潤滑油になったのだと思う。
女のメイクは戦闘服とはよく言ったもので
こんな片田舎の還暦間際のおばちゃんでさえ
髪とメイクが決まれば戦闘態勢になれるのだ。
まぁ、竹槍程度だけどね。