ようやく重い腰を上げて漫画のプロット作りに着手。
単行本だと200頁、電子書籍でもそれなりに・・・てな訳で
40頁前後だと後4本描かないと形にならない。
(個々の雑誌掲載はあるけれど)
描き下ろしで締め切りがないから、ついつい先延ばしに・・・
最初の話を考えたときに、出てきた話や設定を
最短距離で完結させる(1話読み切り方式)で行くと
後3回で終えることが出来る。
時間を掛けて(全編通じて)のキャラの心情をもう少し掘り下げ1本増やすか
その後の話として1本描くか・・・
これは、実際にネームを起こしてみないと決定できない。
2話目の今作は、大体キャラと話の道筋が見えてきて
それを繋げるエピソードや描き出しもビジュアルで出てきたので
サボらず詰めれば比較的形になるのは早そう。
その後の話に繋げるために出てくるキャラも無理なく登場させられそうだし。
そんな中、芸術新潮の萩尾望都先生の特集を読んだ。
プロットやネーム作りのやり方
スケッチブックでアイディアやプロットというのは
私だけではないのだなぁ、と。
勿論、大先生と同じレベルではないが
やはり漫画という特殊表現では、
構築性や表現手段(コマ割り)というロジカルな部分が多く
そこに感性(描きたい事)を融合させるという
フワフワした物を袋に閉じ込めるような作業が必要な訳で
その過程がある程度似てくるのは当然なのかもしれない。
私が長年アシをしていた大御所先生は
(萩尾先生とも懇意な先生で、出版社パーティーの時に
挨拶程度だが紹介して頂いたことがある)
やはり、アンテナが常に立っている人で
私と雑談している中で、そこから一つのエピソードを元に
一気にネームを仕上げていたりした。
それは、私もアシさんを使うようになって
彼女の悩みから何本も話ができたので
(勿論悩みそのものをダイレクトに描く事はないが)
やはり、人との対話というのは非常に刺激になる。
私は現在、あまり人との交流がないので
自分の経験から掘り起こすことが多いが
描きたいと思うことは、その際に出来ずに後悔したこと、
心残りなど、過去の自分やその状況の人への
昇華や希望だ。
プロット時点でその先が進まなければ頓挫する事もあるが
時間が無いときは、そこをどうにかならないか
考え考え考え抜いて形にする。
今作に関しては、プロット時点でかなりスルスル出てきたので
このまま一気に行けそうな気が・・・
でも、寝かせるとやる気が逃げるから急がないと。