ブログ思い付くままに、書いています。
今日は、先日の地中海レストランに初めて入った時の話の続きを書きます。
毎日、違うレストランでランチをする。
自分の妄想が壊れ、新しい自分の感性が発見でき、思ってもいない美味しいランチが食べれたりするので、続けていくと、とても楽しいものです。
しかし❗
今回だけは、入った時の、マスターの無愛想でぞんざいな態度に、即、この店入るのを辞めようと思いました。
『何だ!、お客様に向かってその態度は!。ラストオーダー直前に入ったから嫌なんだろ。休憩したいんだろ!とっとと休んでろ!』
腹の虫が収まりません。
しかし、ぐっとこらえ、こう思いました。
『腹がたったからこそ、この店に入って食事してみよう。』
『よし、この無愛想なシェフと仲良くなってやろう!』
そう思い直したのです。
私は、マスターに話しかけます。
『すごく店内の雰囲気がいいですね。私の職場の仲間と、何か記念の時には、また来ようかなと思いました。』
すると、マスターは
『別に毎日、来てくれてもいいんですけど、』
と話は噛み合っていないが(笑)、少し打ち解けてきました。
改めて、店内の席に座り、時間を過ごしていると、お洒落なテラスには明るい光が差し込み、店内の空間も木目調で、店内に流れるBGMがさらにゆったりと落ち着いてきます。
料理が、運ばれてきました。
たどたどしい口調ですが、一品一品丁寧に説明して下さいます。また、料理の美味しいこと、美味しいこと。
余り休憩できる時間もなかったので、
料理を食べ、コーヒーを頂き、早々にお店を出たのですが、とてもゆったりとした、リラックスしたランチタイムを過ごす事ができました。
お支払の時に、『とてもくつろいだ時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。』と、私が笑顔でお辞儀をすると、
無愛想だったシェフは、すこしはにかんだ照れ笑いを浮かべながら、背筋を正し、
『あッザース❗(ありがとうございます。)』と深々とお辞儀をして下さいました。
改めて、佐藤学長の満月の法則を思い出します。
入った時は、無愛想な三日月シェフ。
もし、ここで私が、シェフの三日月の姿を、鏡で返し、『馬鹿野郎❗』とか言ってお店を出ていたら、お互いの三日月が反射しあい、お互い気分が悪かった。
しかし、私が、佐藤学長の仰る通り、三日月しか見えないシェフの奥に、満月があるという前提で、シェフに接した結果、
お互いの満月が反射しあい、とても楽しく幸せな時間を過ごす事ができたのです。
無愛想だと、私が思っていたシェフは、
実は、とても不器用だが、とても真面目に美味しい地中海料理を振る舞う、誠実なシェフだったのです。
毎日、違うところで、ランチをする。
これだけでも、些細な日常が、最高の日常になることを体感する日々です。
幸せです。
ありがとうございました。