標題シリーズ第5回目です。
10年以上前、YSコンサルタントに入社してまだ間もない頃の私の営業物語。
ある講演会で初めて会った方と意気投合し、喫茶店に入り
佐藤学長、岡田社長に伝授された「サンタ営業トーク」を駆使した結果、
お客様は、みるみる元気になり、やる気がみなぎり、
お客様自らが「そのセミナー受けます。よろしくお願いします。てつてつさん、本当に今日はありがとうございました。」と頭を下げられた。
サンタ営業トークが完成した!!。
喜びに包まれている私が、
お客様に言い放ってしまった禁断の言葉、
「妻も喜んでいます!!」
一瞬にして、お客様の顔は曇り、
「てつてつさん、さっきのセミナーの話、一旦無かったことにしてください。」と
私は言われてしまった┅┅┅┅┅┅┅┅。
物語は、さらに続きます。
私は、愕然としました。
その方に誠心誠意、サンタ営業トークで積み重ねてきたものが、
一瞬にして崩壊してしまった。しまった‼
私は、すぐ猛省しました。
実は┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅
その一ヶ月前にも、同じような事をして、
岡田社長に叱られた事を思い出しました。
その時は、サンタ営業基礎編のセミナーの懇親会の席。
私が、セミナーに集客された方を、岡田社長が誠心誠意営業をされていた。
お客様はシングルマザー、女手一つで子供さんを抱えながら、
呉服の営業で、子育てされていた。
しかし、売上が上がらず、すごく苦しんでおられた。
その方は、真面目で誠実な方だった。
真面目で誠実すぎるがゆえに、
営業力のある上司にいつも叱られ、自信をなくし、
売上が上がらずに苦しんでいた。
このままでは、わが子を育てられない、生活が路頭に迷ってしまう。
この方を、サンタ営業でなければ救われない、
せっかく遠路はるばるセミナーに参加して下さった。
絶対に、この縁を生かして、
サンタ営業を身につけ、売上を上げて、
この方に豊かになって頂きたい。
そして、幸せになって頂きたい。
場所は、既に三次会の席、
懇親会に参加されていた他のお客様もいなくなり、
居るのは岡田社長とそのお客様と、YSコンサルタントのスタッフだけ。
岡田社長は、私たちスタッフの目の前で、
その方のためだけに、熱意と情熱で、
お客様を元気づけ、勇気付け、励まし、応援し、
サンタ営業されている。
お客様が、この千載一遇の縁をつかみ、
サンタ営業を通じて幸せになって頂くためだけに、
熱弁をふるっている。
そして、夜の10時半過ぎに、お客様は深々と、岡田社長に
『よろしくお願いします。』と頭を下げられた。
まさに、サンタ営業の見本を、岡田社長は私たちに示して下さった。
100%お客様のためだけに、誠心誠意やる。
ひとりひとりを大切に
熱意、情熱、迫力、興奮、そして粘り、
自分の商品である営業プログラムを通じて、お客様のお役に立つ。
岡田社長のその方への話は、3時間以上に渡りました。
そして、お客様から
『私、やってみます。サンタ営業やってみます。
これからも、色々ご指導お願いします。』と
岡田社長に深々と頭を下げられた。
まさにサンタ営業の見本だった。
素晴らしい❗私が感動に浸っているのも束の間、岡田社長に
『てつてつさん、それじゃあ申込手続きを頼みます。』
と言われ、担当の私が申込手続きをする事になりました。
私は、サンタ営業の見本を見せて頂いた喜びと、
私の売上が上がり、コミッションが入ってくる喜びで舞い上がっていた。
申込の手続きで、ミスを連発。
さらに、落としたボールペンをお客様に拾ってもらったり、
お客様が、書類上の不備に気付き、自ら訂正して下さったり、
申込の手続きで、お客様が営業マンである私を助けてくれるという状況が頻発。
そして、ついに私は、お客様に
禁断の言葉を威風堂々とのたまったのです。
『助かります❗』
お客様のお役にたった岡田社長
お客様に助けられている、岡田社長とは真逆の私。
岡田社長の3時間に渡る、神々しいサンタ営業を、
ドロボー営業で、一瞬にして壊してしまうのか。
幸いな事に、キャンセルにはならず、
お客様は、究極の営業プログラムとサンタ営業トーク特訓コースを申し込まれ、
忘れもしない2週間後、お客様から喜びの報告が来ました。
『てつてつさん!❗。
この間の展示会で何と600万の売上を上げる事ができました。
今までの3倍以上の売上です。
あの苦手な上司が、私の事を応援してくれたのです。
何が起こったのか、よくわかりません。
今月のお給料は、80万近くになります。
元もとれて、おつりが来ました(笑)。
ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。』
サンタ営業は、
お客様が商品を買う。営業マンが売るのではない。
お客様から頭を下げ、お客様が『お願いします。』と仰る事が多い。
営業マンが『お願いします。』ではない。
申込する時も、お客様が営業マンに、ありがとうございますと感謝される事が多い。
すなわち、お客様への営業そのものが、お客様のためになり、役に立ち、喜ばれる。
お客様への営業そのものが、サンタさんのプレゼントになっている。
そして、極めつけ❗
お客様が商品を使って、ニーズを実現し、お客様が商品を使った後に、
お客様から、心からの感謝の言葉が、営業マンに届けられ、
営業マンは、お客様の『恩人』となる。
そして、お客様と営業マンの間に、究極のgive=take、ギブ=テイク
与えることが受けとることの世界が展開していく。
┅┅┅┅そんな事が、一瞬にして、走馬灯のように頭をよぎりました。
せっかくサンタ営業で、お客様が元気になり、
未来に向けて、はばたこうとしていたのに、
私のエゴで潰す訳にはいかない。
何としても、お役に立つんだ。
お客様のために、
絶対サンタ営業をやってもらって、幸せになってもらおう。
それができるのは、今だ。今しかない。
私は、お客様に言いました。
『○○さん、さっき営業のトークがわからないと仰っていましたね。
そこを私、忘れていました。
よかったら、明日からの営業に役に立つように、
営業トークのポイントをお伝えできますが、いかがですか?
もうお店も閉まっているので、私の事務所に来ませんか?』
お客様は、少し迷いながらも、『はい、わかりました。』と言ってくれました。
そして、二人でYSコンサルタントの事務所に行き、
私のセールスは第2幕に突入します。
そして、それは徹夜となり、翌朝の明け方まで続く事になるのです。
続きます。
ありがとうございました。