10月14日(土)に行われた「かずさの里 森林の楽校(睦沢)」(千葉県睦沢町)の報告です。
37名(内地元13名)の参加がありました。
参加者の声
土曜日の朝7時過ぎ。さすがに人は少なくいつになく静かな東京駅。
そこから東京タワーや羽田空港を横目にうとうとしながらバスに揺られること2時間。
気づくとそこは、田んぼと畑、瓦屋根のおうち。日本の原風景というのがぴったりな景色が広がっていました。
日常からかけ離れた光景に、ちょっとタイムスリップでもしたような感覚になりました。
竹藪が広がる小道を進み、飛び石の上を通って小川をわたると木々に囲まれた森の中の広場に到着です。
本日の説明等々があり、いよいよ、竹藪へ!と思っていたら、準備運動。まさかのラジオ体操第一です。
うん十年ぶりのラジオ体操、意外と体が覚えているものです。
現役小学生の息子と並んでラジオ体操をする日がくるとは(笑)
そして、いよいよメインイベント、竹の伐採の始まりです。
東京育ちで田舎もない息子にとって、竹藪、焚火ができる公園、鮭が帰ってくる川。
目にするものは、これまでテレビの中の世界でしか見たことのないものばかり。
自分用のノコギリを手渡され、使いたくてそわそわ。
ザ・小4男子の息子は、武器?!を手にしてやる気満々ですが、、、午前中は、その思い届かず、ひたすら、すでに切って放置された竹の運搬作業。
それでも、時に、踏んづけて割った竹から飛び出してきた虫にビビりながら、時に、折れた枝でチャンバラごっこをしながら、何往復も頑張ってたくさんの竹を運びまくりました。
お待ちかねのお昼ご飯は手作りの石窯で焼く手作りピザ。
地元のお母さんたちの「作ってみる?」に最初は戸惑っていた息子も、「上手じゃない」「美味しそう」という褒め上手なお母さんたちにのせられ、せっせと作っていきます。
自分で生地を伸ばして、好きなトッピングをのせて、ちょっと不細工に膨らんだ焼き上がりも逆に大満足。
「自分で作ると美味しい!」という息子にこれはチャンスとばかりに「じゃあ、今度から、おうちでも、ご飯を作るのを手伝う?」と言ってみるも、そこは、「お手伝いってなると違うんだよなぁ。」(母、撃沈です。)
お昼休みをかねて、地元の方から自然を守っていくこと、自然と共に生きることへの熱い思いをお聞きしました。
その横で木に作られた手作りブランコを楽しんでいる息子の姿と相まって、日々、都会の中で暮らしている自分の生活とのギャップに非常に考えさせられるものがありました。
そして、午後はついに竹を伐採できることに!
疲れが見えている大人たちを後目に、目をらんらんと輝かせて、ノコギリ片手に竹藪を上っていく息子。
普段だったら、ここで、「危ない!」の声がかかって止められてしまうところ、ここは、「ケガと弁当は自分持ち」の世界。
誰に止められるでもなく、むしろ、大人とか子供とか関係なく、一人の人として仕事を任せてもらえて、それを全うしようと頑張る息子が、ちょっと誇らしかったです。
やらせてみることを大事にしてくれるこういう環境が普通にあること。
これは、子供にとってとても大事なことだなと実感しました。
「それでは、そろそろ終わりにしましょう。」の言葉に、ふと足を止めて、広場の方に目をやると見事な木漏れ日。
ため息が出るほどの綺麗で優しい光の束に、まるで、森が「今日はありがとう。」と言ってくれているのかなと思わず微笑んでしまいました。
帰りに海ほたるから見た東京の夜景は、本当に綺麗でした。
でも、心の中で、同時に想像してしまったのは、焚火の灯りがぽっぽっと照らし出す暖かな森。
そして、その想像は東京の夜景に全く負けていませんでした。
家に帰ってくると、お土産にもらった自分が切って運んだ竹から作られた竹チップ片手に「これをまくと、雑草が生えてこなくなるから、庭にまくといいよ。」とさっそく教わったことをさも自分が知っていたかのように鼻高々に言う息子。
とても貴重な経験ができた一日でした。
37名(内地元13名)の参加がありました。
参加者の声
土曜日の朝7時過ぎ。さすがに人は少なくいつになく静かな東京駅。
そこから東京タワーや羽田空港を横目にうとうとしながらバスに揺られること2時間。
気づくとそこは、田んぼと畑、瓦屋根のおうち。日本の原風景というのがぴったりな景色が広がっていました。
日常からかけ離れた光景に、ちょっとタイムスリップでもしたような感覚になりました。
竹藪が広がる小道を進み、飛び石の上を通って小川をわたると木々に囲まれた森の中の広場に到着です。
本日の説明等々があり、いよいよ、竹藪へ!と思っていたら、準備運動。まさかのラジオ体操第一です。
うん十年ぶりのラジオ体操、意外と体が覚えているものです。
現役小学生の息子と並んでラジオ体操をする日がくるとは(笑)
そして、いよいよメインイベント、竹の伐採の始まりです。
東京育ちで田舎もない息子にとって、竹藪、焚火ができる公園、鮭が帰ってくる川。
目にするものは、これまでテレビの中の世界でしか見たことのないものばかり。
自分用のノコギリを手渡され、使いたくてそわそわ。
ザ・小4男子の息子は、武器?!を手にしてやる気満々ですが、、、午前中は、その思い届かず、ひたすら、すでに切って放置された竹の運搬作業。
それでも、時に、踏んづけて割った竹から飛び出してきた虫にビビりながら、時に、折れた枝でチャンバラごっこをしながら、何往復も頑張ってたくさんの竹を運びまくりました。
お待ちかねのお昼ご飯は手作りの石窯で焼く手作りピザ。
地元のお母さんたちの「作ってみる?」に最初は戸惑っていた息子も、「上手じゃない」「美味しそう」という褒め上手なお母さんたちにのせられ、せっせと作っていきます。
自分で生地を伸ばして、好きなトッピングをのせて、ちょっと不細工に膨らんだ焼き上がりも逆に大満足。
「自分で作ると美味しい!」という息子にこれはチャンスとばかりに「じゃあ、今度から、おうちでも、ご飯を作るのを手伝う?」と言ってみるも、そこは、「お手伝いってなると違うんだよなぁ。」(母、撃沈です。)
お昼休みをかねて、地元の方から自然を守っていくこと、自然と共に生きることへの熱い思いをお聞きしました。
その横で木に作られた手作りブランコを楽しんでいる息子の姿と相まって、日々、都会の中で暮らしている自分の生活とのギャップに非常に考えさせられるものがありました。
そして、午後はついに竹を伐採できることに!
疲れが見えている大人たちを後目に、目をらんらんと輝かせて、ノコギリ片手に竹藪を上っていく息子。
普段だったら、ここで、「危ない!」の声がかかって止められてしまうところ、ここは、「ケガと弁当は自分持ち」の世界。
誰に止められるでもなく、むしろ、大人とか子供とか関係なく、一人の人として仕事を任せてもらえて、それを全うしようと頑張る息子が、ちょっと誇らしかったです。
やらせてみることを大事にしてくれるこういう環境が普通にあること。
これは、子供にとってとても大事なことだなと実感しました。
「それでは、そろそろ終わりにしましょう。」の言葉に、ふと足を止めて、広場の方に目をやると見事な木漏れ日。
ため息が出るほどの綺麗で優しい光の束に、まるで、森が「今日はありがとう。」と言ってくれているのかなと思わず微笑んでしまいました。
帰りに海ほたるから見た東京の夜景は、本当に綺麗でした。
でも、心の中で、同時に想像してしまったのは、焚火の灯りがぽっぽっと照らし出す暖かな森。
そして、その想像は東京の夜景に全く負けていませんでした。
家に帰ってくると、お土産にもらった自分が切って運んだ竹から作られた竹チップ片手に「これをまくと、雑草が生えてこなくなるから、庭にまくといいよ。」とさっそく教わったことをさも自分が知っていたかのように鼻高々に言う息子。
とても貴重な経験ができた一日でした。