熊野の棚田 田畑の楽校２０１３Ｄ

１１月２２日（金）～２４（日）に
和歌山県那智勝浦町で行われた
「熊野の棚田　田畑の楽校」の報告です。

９名の参加がありました。


参加者の声

「熊野古道」に行けるよ！と言われ、参加を決めた今回のツアー・・・
行程表が届き、不安を持ちつつ、池袋から初体験の深夜バスに乗ったわけだが、
10時間という長旅を経て、早朝、那智勝浦に到着！
すぐさまコーディネーターの人に案内され車で山の奥へ奥へと、
そしてついに棚田へ。棚田といえば、去年富山へ旅行した時に、
海岸線にある棚田の美しさに感動して何枚も写真をとったな～
しかし、今回はめちゃくちゃハードな作業が待ち受けていた。
最初はわらまき作業も楽しく、自然を感じる余裕があったが、徐々に腰は痛くなり、
しまいには“人相変わってるよ”と友達から言われてしまった！

夕方になると、棚田を守ろう会の人達がやってきて交流会。
また、参加者同士は廃校を活用した宿泊施設で共同生活をすることになった。
人見知りの私としては、これも最初は苦痛であったのだ。。。
でもあの大変な作業で棚田を守っていこうとしている人達、
みんな気持ちがやさしい人達であるのは、すぐにわかってホッとした。
夕ご飯は、地元の人がさばいた鹿肉のカレー、
そのあと夜の獣害対策体験ツアー（害虫は知ってたが・・・）。
車で山道を走り、獣害見学へ・・・夜の闇で光る鹿の目をみつけ、
○頭め・・と数をかぞえて興奮していた。
でも翌日のモンキーハンター（これも獣害対策の一つ）ツアーでは、
探知機で猿をみつけ、花火で追い払ったり、けもの道ツアーでは、
昔からある動物の侵入を防ぐ石壁を見に連れて行ってもらって、
私に見えた「かわいい」動物が害獣でもある、という認識がうまれた気がする。
昔から、そこで暮らす人にとっては畑を荒らすものはやっかいものであり、
人間と動物のすみわけというルールがあるんだということを知った。
最終日は地元の人達との交流。しめなわ作りを教わり、
地元の人々が作ってくれた料理を食し、（アナグマの肉にも初挑戦）
楽しいひと時を過ごした。その間にイノシシが網にかかり、
これからさばきに行くという情報が入り、地元の人々は興奮気味だった～
自然を相手に暮らしている人達の息遣いを感じる瞬間だった！
そんなこんなで、みんなともお別れで、最初の目的だった熊野古道へいざ！
那智大社・那智の滝のパワーをもらって瞬く間に元気になった！！
余談だが黒飴ソフトは超おいしかった。
今から思うとカルチャーショックの連続だったし、
初めての経験を（この年になって・・・）たくさんしたし、
自然の中で生きるのもいいなと思う瞬間もあった・・・
でも東京に帰ってすぐにデパートへ買い物にでかけたのも事実である！

P.s.今年の正月は、みなさんに教えてもらった手作りしめ縄を飾りました。
　　ありがとう！あの自然の中での体験は忘れないよ！