0歳から6歳までの教室
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
一般的な日本の幼稚園や保育園では発表会や運動会があり、
そのための練習を毎日することが多いのではないかと思います。
楽しみにしている親御さんもいらっしゃるでしょう。
そうした練習を楽しんだり、がんばれる子はいいのですが、
中には、そういう練習やみんな一斉にすることが苦手な子もいます。
やらない子がいると、先生もなんとか形にしようとむりやりやらせようとしたり、
親御さんも「うちの子大丈夫かしら?」と思ってしまったりしますよね。
苦手な理由はさまざまだと思いますが、
有名な話では、タモリさんは5歳のとき、
入園する幼稚園のお遊戯を見て、
子ども心にとても恥ずかしくバカバカしく思え、
幼稚園に行かなかったのだそうですよ。
「モンテッソーリではどう考えますか?」と
保護者の方から、よく質問をいただきますし、
研修などでも園でお勤めされている先生から質問が出ます。
日本では幼稚園や保育園で運動会がありますが、
フランスでは、一般園でもないのだそう。
理由は、幼児期の発達に合っていないから。
「発達の4段階」のうち、
第1段階の幼児期は人格を育てる時期であり、
一斉に何かをする時期ではないということ。
日本のモンテッソーリ園では、
一斉に練習はせず、自己選択で練習ができるように用意されています。
(なお、すべてのモンテッソーリ園ではありません。)
モンテッソーリの著書で、
運動について記載している部分はたくさんありますが、
その中の一部をご紹介します。
1946年ロンドン講義録 (国際モンテッソーリ協会(AMI)公認シリーズ02)
p232
「私たちは身体を体育館で発達させようとします。
これは自然なやり方ではありません。
それは知性的な目的を持った運動ではありません。
それは他人の命令に合わせた身体のいろいろな部分の運動です。
私たちは身体的な教育を与えます。
運動が機能を促進できると考えるからです。
これは一つの誤りです。
身体を首を切られた-死んだ-かのように扱っています。
機械を動かすかのように動かしています。
このようにする権利はありません。
運動は生命の一部だからです。
生命は手引きを持っています。
皆さんには、自分の命令をこの手引きに替える権利はありません。
これは内面の衝動だからです 。
皆さんには、子どもたちに体育運動をするよう命令する権利はありません。
命令と時間に応じてなされる運動を命令する権利はありません。
この方法は人格を壊し、運動を完成させないでしょう。
運動の完成は精神的なものです。
人格全体の発達を助ける何かです。
色々な体操は無益で危険です。
特に、自分の人格を建設している時期にいる小さい子ども達にとってはそうです。」
「小さな子と歩くコツ」もご参照ください。
児童期、思春期も、
日本の教育について考えさせられます
興味ある方は、こちらをご覧ください。
モンテッソーリ小中学校のサイトまとめ
学校といえば。
モンテッソーリとは関係ないのですが、
ロシア出身のキリーロバ・ナージャさんは、
子どもの頃、世界5か国の学校を経験されて、
いろんな学校の違いを詳しく掲載されています。
世界から見た日本の学校について考えてみてはいかがでしょうか。
「アクティブラーニングこんなのどうだろう」
絵本もありますよ。
ナージャの5つのがっこう
台湾のIT相オードリー・タンさんのお母様が作った学校。
子どもの才能を引き出す 天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド
オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと
●●子どもの家アイアイからのお知らせ●●
ニドクラスでは、寝返り~ハイハイまでのお子さんを募集しています。
参加ご希望の方は、勉強会にご参加ください。
0歳児ママ・マタニティの方対象です。パパもご一緒にどうぞ。
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0,1,2歳のお子様向け教材・おもちゃ販売もしています。
Shizu工房
参考記事です。
出産準備に「トッポンチーノ」
トッポンチーノを使ってみた方の報告
モビール【0歳からの視覚教材】
ムナリモビールを見つめる(生後2か月)
八面体モビール(生後2ヶ月からの視覚教材)
ダンサーモビール・ゴビモビール(生後2・3か月からの視覚教材)
輪とリボン・キッキングボール(生後6か月~の視覚・触覚教材)
モビールやキッキングボールのつるしかた
赤ちゃんのためのキッキングボール
生後8週までは大切な時期