0歳から6歳までの教室
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
今年の日本モンテッソーリ協会(学会)全国大会は、北海道でしたが、
今回も昨年に引き続きzoomでの開催でした。
※昨年の学会誌は、日本モンテッソーリ協会(学会)HPにてダウンロードできます。
今回の大会テーマは、
「共生」~ともに生き、ともにそだつ~
基調講演は、
相場大祐博士(三笠市立博物館 主任研究員・学芸員)でした。
異常巻きアンモナイトの新種発見をしたり、
子どもたちが好きなポケモンとのコラボ展示などを考案されたり、
博物館のお仕事のお話を伺いました。
相場先生は、モンテッソーリ園を卒園されていて、
当時好きだった古生物の研究をされているそうで、
幼児期の影響は大きいのかもしれません。
大好きだった絵本は「せいめいのれきし」だったそうです。
「せいめいのれきし」バージニア・リー・バートンとモンテッソーリ教育
※モンテッソーリ教育を受けた有名人
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
※モンテッソーリ教育を受けた子ども達の共通点
モンテッソーリ教育を受けた子どもたち―幼児の経験と脳(相良敦子著/p19)より
(人格面)
・自分で判断し、自分の責任で行動する。
・自分の考えを持っていて、他人の考えや意見に流されない。
・善悪の判断がきちんとできる。
・自分で決めた事は最後までやり遂げる。集中して乗り越える。
・何でも意欲的。積極的。前向き。
・目標を立てて努力する。
・計画を立てて行動する。
生活面、人間関係面、学習・能力面、その他共通する点が列挙されていますが、
「以上に挙げたことは、繰り返し出てくる言葉や場面から、そこに共通の特徴が
あると認め、要約したものであって、誰もがこのような側面を全てもっている
というのではありません。」(p22)
「日本にモンテッソーリ教育がリバイバルした1960年代から脈々と実践を
積み重ね、小学校に送り出してきた子どもたちが、小・中・高・大学
そして社会人になり、現わしている姿を知ることによって、
幼児期の教育の何がよいのか、
なぜなのか、を明らかにしようとするものなのです。」(p24)
※もっと知りたい方は、本書をお読みください
AMI国際モンテッソーリトレーニングセンターの大原青子先生の講義では、
前頭前野の機能発達、実行機能の発達、抑制機能の発達について、
またマインドフルネスとモンテッソーリの関係についてのお話がありました。
子どもたちには、よい環境があれば、瞑想は必要なく、
動きを伴った活動をすることによって、自然なマインドフルネスになっていきます。
よい環境というのは、物的環境だけでなく、人的環境が必要ですが、
さらに、「時間」が必要であるとおっしゃっています。
日本は、とても忙しく、子どもにいろんなことをさせたいと
いろんなプログラムを一斉活動で保育中に取り入れたり、
家庭でも習い事をたくさんさせたりしますが、
子ども自身が自分で考えて活動する自由な時間を保障することが大切とのこと。
1時間以内では集中しない子どもたちも、長い時間が保障されていれば、
何度も集中現象が見られるということも実証されています。
そのため、推奨されている1日の活動時間は、
IC:2時間半~3時間、
3-6クラス:3時間~3時間半だそうです。
「子ども達に面白い作業と仕事を与えなさい。必要もないのに手助けしてはいけません。
そして子ども達が知的な作業を始めたら、それを中断させてはいけません。」
「子どもの精神―吸収する精神―」(マリア・モンテッソーリ著/p224より)
子どもの家アイアイでは、発達に合わせて少しずつ時間を長くしています。
回を重ねるごとに、集中する時間が長くなっていくと感じます。
ご家庭でも、できるだけ子どもの自由な時間を確保してあげられるといいですね。
※作業曲線については、こちらに掲載されています。
「-小学校における-自己教育」(マリア・モンテッソーリ著/p103-112)
その他、音楽、感覚教具、小学校の算数教育、インクルーシブ教育、
モンテッソーリケア、抑圧などの研究発表がありました。
どれも興味深いものでしたが、すべてを記載することはできません
来年は、愛知県で開催されます。
日程:2023年8月3日(木)~5日(土)
会場:ロワジール豊橋
詳細は、日本モンテッソーリ協会(学会)HPをご確認ください。
クラスの詳細はこちら。
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モンテッソーリ子どもの家アイアイ(@kodomonoie_aiai)
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ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
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