【雲南地域】森林・林業のお知らせ

(島根県東部農林水産振興センター雲南事務所 林業部が伝える情報ブログ)

「飯南町 森林資源活用 林業魅力化プロジェクト」 第1回検討委員会

2018年08月10日 | その他

  飯南町は総面積の約9割を森林(21ha)が占めていますが、林業の収益性低下や過疎・高齢化等を背景に林業関係事業体やその従事者が減少するとともに、林業・製材業経営や山林管理にとって厳しい状況が続いています。
 
  このため、飯南町の林業や木材産業等を巡る課題解決に向けて、町内の森林資源を活用した林業の6次産業化とそのために必要な人材育成を目的とした「飯南町森林資源活用林業魅力化プロジェクト」が実施されることになりました。

   このプロジェクトの実行に当たり、検討委員会(委員9名)が設置され、8月8日(水)に第1回目の会議が飯南町役場において開催されました。行政・研究機関からは、実施主体である飯南町(副町長:委員長)のほか、県中山間地域研究センター(農林技術部長)と県東部農林振興センター(雲南事務所長)が委員として参画しています。 

     

 このプロジェクト概要は次のとおりです。

林業による地域おこしに実績のある企業と町内事業体を中核にした「地域商社」を立ち上げ、以下の事業を実施

地域商社を通じた林業6次産業化
 「地域商社」の設立展開を通じ、飯南町産材の需要を喚起し、用材やその他用途での木材利用を促進 
地域商社の自立・発展や町内事業者の事業拡大を支える中核人材の育成 
 「地域商社」が県立飯南高等学校、県中山間地域研究センター、県立農林大学校、地域・教育魅力化プラットフォーム等と連携しながら人材発掘と能力育成を行い、次代を担う林業家・起業家を育成 (新規起業の増加は、町内の若者の新たな就業先となり、高校卒業後に優秀な人材の町外流出を防止する役割を果たす) 

  初年度となるH30年度は、関連する情報収集や幅広い関係先を対象としたヒアリング調査等の構想具体化に向けた基礎調査を行い、H32年度に地域商社を設立することなどを目指しています。


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