10月17日(水)・18日(木)、プロジェクト検討委員会の先進地視察として岡山県西粟倉村へ訪問しました。
岡山県西粟倉村は、岡山県北東部に位置する総土地面積約5,800ha(森林率93%、人工林率85%)、人口約1,500人の小さな村ですが、林業を基軸とした地域振興により着実に成果を上げられていることから全国的に注目されています。 地域商社やローカルベンチャーの起業など林業を巡る6次産業化をはじめとした様々な取り組みが進められています。
今回の視察では、西粟倉村役場をはじめ、次の事業所等を訪問し取り組み状況等についてお話を伺いました。
◎ 岡山県西粟倉村役場 : 「百年の森林構想」や同構想に基づく「百年の森林事業」の実施状況などについて説明を受けました。
◎ 西粟倉保育園 : 西粟倉産の木材をふんだんに使用した保育園
◎ 国民宿舎 にしあわくら荘 :「薪」ボイラー方式の給湯施設
西粟倉産の間伐材等の木材から様々な製品を製造することなどにより、地域商社として森林から価値を生み出す役割を担う中心的存在。
〈 主な事業内容 〉 |
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↓ 板類に特化した最新鋭の製材機
↓ ユカハリタイル(ヘリンボーン)
幼稚園や保育園等で使用される屋内・屋外の木製遊具・保育用家具の企画・設計・製造・販売等を実施。無垢材を活かした温かみのある製品が特徴。また、村内の間伐等の森林整備、木材生産も手掛ける。西粟倉村での森林資源活用における起業第1号。
西粟倉産の木材から「薪」を製造し村内の温泉施設に設置された薪ボイラーの運用などを行うバイオマス事業、地域のエネルギー事業等の企画・コンサルティングのほか、西粟倉村(「あわくら温泉元湯」)と香川県豊島(「mamma」)にゲストハウスを運営する宿泊事業などを実施