11月5日に回収された松江市の宍道湖でのコブハクチョウから高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が出てから、県では陽性反応が出た個体の回収地点から半径10km以内を順次野鳥監視重点区域とし、1週間に2回の間隔で鳥の異常がないか確認のためパトロールを実施しています。
本日11月22日、高病原性鳥インフルエンザのための巡回パトロールを実施しました。
天候はあいにくの雨でしたが、パトロールに天候は関係ありません。
まずは飯南町にある志津見ダム周辺を巡回しました。
水鳥はいませんでした。
次に雲南市(加茂町~大東町)の赤川を巡回しました。
写真は加茂町の大獄大橋から撮影したものです。
マガモが約10羽いました。
水鳥の異常は見られませでした。
写真は柳橋から撮影したものです。
カルガモが約20羽いました。
水鳥の異常は見られませんでした。
最後に雲南市三刀屋町の斐伊川の伊萱堰にいきました。
ホシハジロが約40羽、カルガモが約30羽、マガモが約10羽、カワウが2羽いました。
水鳥の異常は見られませんでした。
この場所は日に日にカモなどの水鳥が増えている場所です。
今回のパトロールでは鳥の異常は見られませんでした。
野鳥が死んでいるからといって必ずしも鳥インフルエンザが原因であるとは限りません。
寿命で自然に死んでしまう個体もありますし、鷹などの猛禽類やキツネなどの獣に襲われて死んでしまう個体、建物に衝突して死んでしまう個体、車に轢かれて死んでしまう個体もあります。
死んでいる野鳥でも高病原性鳥インフルエンザの簡易検査の対象となる鳥は鳥インフルエンザに感受性の高いカモ類やサギ類、猛禽類やハクチョウなどの一部の鳥に限られています。またこれらの鳥でも損傷や腐敗の激しい個体は検査を実施することができません。
もし、これらの鳥が外傷もなく死んでいたり、それら以外の鳥でも複数羽死んでいるのを発見した場合は、素手で触ったり近づいたりしないようにし、まずは最寄りの農林振興センターや市町村に連絡をお願いします。