1970年代、父がブラックボディを持っていて、私が初めて触った一眼レフカメラです。
父は、いつの間にか手離してしまったのですが、私が懐かしくて中古で購入しました。
FTnは結構出てる気がするのですが、FT2は余り出てない感じですね。
ニコンの普及機ブランドがニコマートなのですが、FT系は機械式シャッター搭載機で後のFM系に引き継がれる系統です。
ニコマートにはEL系もあり、こちらは電子シャッター・絞り優先AE搭載で後にFE系に引き継がれます。
FT系は、ニコンとしては珍しくシャッターダイヤルがマウント基部に配置されている特徴があります。
これはコパルスクエアSシャッターを採用したことによるもので、カム軸がシャッター面と垂直に交わる設計だからということです。
ニコマートFT2(Nikomat FT2)は1975年(昭和50年)3月に発売されました。
ニコマートFTnを改良し、固定ホットシューの採用、シンクロソケットの単一化・タイムラグ自動調整、水銀電池から酸化銀電池への使用電池の変更が行われました。
使用電池が変更されたので、現在でもアダプタなしで電池が購入できるのが嬉しいところです。(露出計の寿命のほうが心配)
Ai前のカメラなのでレンズ交換では「ニコンのガチャガチャ」の儀式があります。
邪魔くさいけど、楽しいです。
Aiレンズもカニ爪はついているので色んなレンズが使えます。
さて、私が持っているのはFT2のシルバーボディで露出計は動いてますが、どうもスローガバナーが不調のようで低速シャッターが不動です。
日中の撮影など通常の動作は問題ないので、そのまま使っています。