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あずみ野観光バス  スキーバス事故-過酷な労働実態-

2007年02月18日 23時35分48秒 | □私の気になる記事
スキーバスが橋脚に衝突、添乗員死亡・26人重軽傷
2月18日22時34分配信 読売新聞

18日午前5時25分ごろ、大阪府吹田市津雲台の府道で、スキー客を乗せた「あ
ずみ野観光バス」(長野県松川村)の大型バス=小池勇輝運転手(21)=が、道
路右側の大阪モノレールのコンクリート製橋脚に衝突した。

乗客25人と乗員2人の計27人のうち、小池運転手の弟でアルバイト添乗員の雅
史さん(16)(同県大町市)が胸を強く打って死亡、小池運転手と客2人が重
傷、他の客23人も軽傷を負った。

府警吹田署は、小池運転手がハンドル操作を誤ったとみて業務上過失致死傷の疑い
で捜査している。同社の下総建司社長(39)は事情聴取に、「小池運転手は、こ
こ数日間連続で大阪、長野間を往復していた」と話しており、労働基準法などに違
反した過重労働が行われていなかったかについても調べる。

・・・

どうも、ツーリスト会社と、このあずみ観光バスは、運転手2名の契約をしている
にも関わらず、長距離を運転手1名でバスを走らせていたようです。


明らかにツーリスト会社から2名分の人件費をもらいながら、1名で無理な運転を
させていた行為は、過重労働でしょう。

労働基準法違反ですよ。悪質です。

・・・

亡くなった方は、運転手の弟さん。。。
何とも言えない惨事だと思います。

運転手(兄)に、無理をさせたあずみの観光バスは、39歳と若い社長ですけど、
(若い年配に関係ないかもしれませんが)このような行為を平気でさせる社長なん
て最低な人間ですよ。それが社長のやることですか。


安曇野は、ファミリーマートなどのコンビニで売っている牛乳でよく知られている
地名です。私も昨年は安曇野を通りました。


田舎のバス会社で経営が厳しいのかも知れません。

しかし、労働者の人権を完全に軽視したこのような行為を、平気で行える会社は駄
目ですよ。

・・・

それに、もしスキー客に何かあったらどうするのでしょうか。
どうするつもりなんでしょう。
すでに多くの怪我人も出ていますし。

保険を掛けていれば済むというような問題ではありません。

・・・

若い社長なので、意気込んでいたのか。法律なんてと軽く見ていたのか。
経営が苦しくて、2名分の人件費を削ったのか。。。。

真相はわかりませんが、どんな言い訳をしても「人をモノのように考えている」か
らこそ、このような事態を引き起こすのです。

あずみの観光バスの社長が、人の命を軽く見ている証拠です。



だいたい、経営が苦労していると言っている社長であっても、家を持ち、車もいい
車に乗っている姿は、銀行や税理士事務所に勤めた際によくよく見かけています。

本当に苦しいなか、ぼろ車に乗ってもガマンしている社長さんも、もちろんいます。

しかし、今の世の中、
「経営が苦しい」を、従業員にだけ押し付ける会社が多いです。
低賃金、長時間労働。。。

・・・

今後を見ていれば分かりますが、こういう会社の社長は、このような事故のあと、
誠意ある対応を、小池さんのご家族や怪我をした乗客にするとは思えません。

国内旅行傷害保険は、団体でまとめて加入してはいるでしょうけど、旅行傷害の
入院・通院の日額保険金なんて、3000円とか5000円など知れています。

このような過重労働を強いる会社が、これから起こる損害賠償の訴訟に耐えられる
会社なんでしょうか。

社長が、私財を全て投げ打っても無理でしょう。

あずみの観光バスの社長は、自分の行ってきた行為を深く反省すべきです。
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3 コメント

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やはり虚偽を言うような社長でしたか。。。 (管理人)
2007-02-20 22:02:37
<バス事故>社長の妻が交代要員、事故前に下車
2月20日17時27分配信 毎日新聞


大阪府吹田市で「あずみ野観光バス」(長野県松川村)の大型観光バスがコンクリート柱に衝突し27人が死傷した事故で、同社の下総建司社長(39)の妻の美和子専務(44)が事故前、バス運転の交代要員として乗っていたにもかかわらず、滋賀県の名神高速道路・草津パーキングエリアで降りていたことが、府警吹田署などの調べで分かった。乗客ら複数の関係者が専務の降車を目撃していた。一緒に運行していた同社の別のバスに乗り換えたとみられ、府警は同社が運転手不足の状態で運行していたとみて調べている。

同社は事故当日の18日、スキー客を乗せて長野―大阪間で4台のバスを運行。バスをチャーターした旅行会社は1台当たり運転手2人の条件で契約したが、府警の調べで、同社の運転手はこの日4台につき6人しかいなかったことが判明した。

下総社長は18日夜、報道陣に対し運転手不足を認めたうえで、事故当日は「交代してハンドルを握っていた。(事故を起こしたバスも)途中で運転を交代している」と話していた。しかし、府警のこれまでの調べでも、専務が運転を交代したのを見た乗客がいないことから、4台のバスの運転の分担方法について、同社から押収した運行計画などの資料を調べる。

・・・

どんなに取り繕っても「契約通り、きちんと2名の運転手を配置」していなかったということです。

「人手不足(運転手不足)」って言葉は、労働者側の言葉ではありません。
休みもきちんと取らせ、賃金も見合う賃金を払うという条件ならちゃんと人も集まります。
「人手は欲しい。」「賃金は出来るだけ払いたくない。」
そんな思惑ばかりだからこそ、人手が足らなくなるんです。

「だって、しょうがないじゃない。」と経営者は言うでしょう。
それなら、まともに労働条件も守れない,労働条件を守っていると経営が成り立たないのであれば、バス会社の経営自体潔く辞めるべきです。

この事故にしても、結局は人を使う経営者側の「身勝手な言い訳」です。


社長も妻の専務も、借家住まいではないはずです。
そこそこのまともな住まいに住んでいるのでしょう。

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 (魔叉)
2014-01-20 14:15:23
俺はその社会の実の息子で四男です!

この記事を読ませて頂いて

本当その通りだと思います

今だに親父からは何もありません

保険金半分とっていった意外は…




返信する
Unknown (管理人)
2014-01-26 15:09:18
弟 様、貴重なコメントありがとうございます。

今、この事故について振り返れば、当時はキツい言葉を書いたとは思いますが、やはり息子(お兄ささん)さんに無理をさせ過ぎた結果、このような惨事に繋がってしまったことと思います。

ただ、私も運送会社で運行管理者(貨物)を取っている者ですが、元受さんから貰える運賃が・・・安いのは確かですね。

2名分、しっかりと適正な運賃代金(収受運賃)を頂ける時代ではないなぁと感じています。儲からない。

軽油代も高騰・高止まりで厳しいですし、燃料サーチャージをお願いするにしても、「運賃値上げに繋がるような話をすると、仕事が無くなるのでは」という心配もあります。

やはり、世の中、今は円安で儲かっているなどと言っていますが、運送業界はそのような恩恵も受けていないですし、むしろ円安で軽油代は高いし、下の者まで利益が回って来ない・来ていない状況だと感じています。

何が、誰が、どこが、悪いのか・・・と考えますと、世の中の歪みが悪いと思います。

コメントありがとうございました。

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