今年の宅建士資格試験は、コロナ禍の影響で2回に分けての試験
になったようですね。
また、試験実施機関の一般財団法人不動産適正取引推進機構からは、
1.受験申込みの自粛についてのご協力のお願い
「早期の宅地建物取引士の資格取得を迫られていない方につきましては、
なるべく今年度の受験申込みを控えていただきますよう、ご協力をお願いします」
というお願いも出ていましたが・・・勉強して来た人、勤め先から毎年取得
するように言われている人は受験するでしょうから、果たして効果があったのか
否か・・・2つの受験申込者の数を見れば分かりますね。
38点以上で合格とは初ですね。合格率17.6%
やはり、合格率、合格者は全体の15%~17%台と決めていることが
はっきりと分かります。まさに競争試験です。
問題の難易度で合格ラインも上下しますが、それだけでなく、受験生のレベルが
上がれば上がるほど、合格点は上がっていくということですね。
今の宅建士の試験では複数解答だけでなく、該当無しもあると聞きました。
マークシート方式ですが、まぐれ当たりの確率はほとんど無いという試験に
変わって来ていますので、しっかりと試験に向けての学習をしないと合格できない
試験になっているようです。
・・・
私も、資格取得から随分と離れていますが、今仕事上と言いますか社内でコレは
取っておいたほうがよいなぁと思う資格があります。
それは、通関士です。
年齢的には、今さら・・・未経験で資格だけあっても・・・という国家資格ですが
未経験でも今勤めている会社の内部であれば給料も下がらずに社内転職(部署異動・
職種転換)出来ますので、マンネリ化してきた今の総務職(経理職・人事勤労職)
から一度離れて違う仕事をやってみたいという気持ちがあります。
やはり、資格は早いうちに取得しておくほうが良いですよね。
・・・
世間では、業務上または社内において資格を必要とする仕事も意外と多くあります。
反面、資格など無くても働ける・仕事が出来る業種、職種もあります。
「『国家資格』の取得」
業界によっては、今や持っていて当たり前であったり、持っていないと業務を
任せられないといった資格も多くあります。
毎年20万人以上受験する「宅地建物取引士」がまさにその代表格だと思います。
確かに1営業所で5人に1人、宅建士の有資格者がいれば営業できます。
しかし、今やある程度の規模のある不動産会社では全社員取得、不動産売買、
賃貸に関わる社員全員が持っていて当たり前としている会社が増えています。
それが、これからの時代の流れでしょうね。
私は、今は不動産業界にはいませんが、宅地建物取引士と管理業務主任者の2つ
の不動産系国家資格は取得していてよかったと思っています。
宅建士資格は、今も資格者証を更新して持っています。
管理業務主任者はもう10年以上前に免許の更新をしませんでしたので失効して
います。登録は残っていますが、資格を復活させるのに時間がかかります。
・・・
私が今勤めている物流会社でも事務系なら「この資格」と取得を義務づけられている
国家資格があります。
それは、運行管理者(貨物)と第一種衛生管理者です。
どちらも法律によって一定数の有資格者を社内に配置しなければならないからです。
運行管理者(貨物)であれば車両台数によって有資格者数が決まっています。
有資格者が不足すると営業停止になったり、営業許可が降りません。
第一種衛生管理者は50名以上の従業員(契約やパートも含む)がいる会社では有資格者
の設置が法律で義務づけられています。
サービス業などは第二種でよいのですが、製造業や運輸業、建設業等は上位の第一種
の資格でないといけません。
ですので、私も今の会社に中途入社した1年後にどちらも受験・合格して取得しました。
・・・
宅地建物取引士や管理業務主任者の国家資格は、「独占業務のある国家資格」であり
かつ「必置義務のある国家資格」の2つの権威を持っています。
独占業務とは、その資格がないと重要事項の説明が出来ない、契約書に記名押印でき
ないというものです。
ですので、有資格者は重宝されるのです。
私が勤めている物流業界では、必置国家資格の運行管理者(貨物)がまず1番はじめに
取得すべき国家資格です。
この資格試験も近年、出題方法がガラッと変わり難易度が上がりました。
このように、資格を持っている、持っていないのとでは、その資格を必要とする業種では
雲泥の差が出ます。
・・・
「自己スキルの証明のための検定試験」
資格には、国家資格と民間資格があります。
以前は公的資格(大臣認定など)もありましたが、今は2つの分類だけになっています。
民間資格での代表格は TOEIC、英検、漢検などがそうです。
大勢の学生、社会人が受験しています。
そして「簿記検定」
そう日本商工会議所の簿記検定も公的資格と称して紹介している資格の学校もありますが
分類では民間資格です。
民間資格は玉石混合、資格商法のものなど多くありますが、知名度が高く、試験の信頼性も
高い資格は、世間においてもよく知られています。
簿記資格ですが、何も簿記の検定合格がなくても経理職には就くことが出来ます。
経理職や勤労職には必ずこの資格を持っていないと業務に就けないという資格はありません。
しかし、簿記の資格を持っていると面接時に「簿記の知識はあるんだ」と相手に客観的に
スキルレベルを伝えることが出来るため、簿記資格を持っていたことで未経験でも経理職に
採用されたり、評価されたりすることから、事務系職種を希望する人が取得を目指しています。
私も事務系職種に就いていますので、日商簿記2級、建設業経理士2級は取得しています。
日商簿記2級を受けた際に同時期に、全経簿記1級も受験して合格しました。
当時、工業簿記が苦手でしたので、その克服のためにと思い受けました。20代半ばの頃です。
検定試験ですが、「簿記資格を持っている」ということがきっかけとなり、今の総務職
(経理職メイン)に就けています。
・・・
「芸(技)は身を助ける」
職業には、大きく分けて理工系、情報系、医療系と文系(営業,接客,事務)に分けることが
出来るかと思います。
理工系、情報系や医療系の仕事には資格が必要不可欠であるものが多くありますが、文系
では資格がさほど必要でないように思われがちです。
確かに、セールスマンをするのであれば、ほとんど営業職や接客業では、これと言った資格
は必要ないでしょう。
資格など持っていなくても働くことが出来るという意味で。
営業職、接客業で「〇〇の国家資格が無ければ、〇〇の業務が出来ない(法律で定められている)」
という仕事があるのは不動産業界・金融業界くらいではないでしょうか。
MR認定試験など業界によっては持っていないといけない民間資格はあります。
モノやサービスを消費者に提供するのに、いちいち資格などは要らないと言えば要りませんけどね。
飲食店でも、調理師等の国家資格の免許がなくても食品衛生責任者の講習を受ければ、喫茶店
でも、ラーメン店でも開業することが出来ます。
(食品衛生責任者は講習で取れるので、取っていて損はない資格だと思います)
ですが、営業や接客、事務においても資格、国家資格が必要という職業があり、その資格を
取得していたことで幅広い職業選択が出来たりします。
資格取得は、その人の生き方や考え方が見えてくるものです。
履歴書に普通自動車の運転免許だけというよりも、何かしら今までの職歴、実務経験とリンク
する資格を取得しておくことで、失業した際に救われることもあるかと思います。
・・・
資格を趣味で取る人がいます。それはその人の考え方なので結構ですが、資格を取った人で
その資格が「使えない」という人が意外と大勢います。
そこで「資格は取っても意味が無い」「資格など役に立たない」という意見を持った人が出て
きます。
確かに、使えなければ意味が無いという点では一理あると思います。
しかし、資格を取っても、その資格を必要としていない会社に勤めているのなら意味が無くて
当然ですよね。それなら取った資格を活かせる会社に転職すべきでしょう。
人生の中で、多くの人が求めているもの、それは「安定と安心」です。
その安定と安心を得るにはどうすべきか。それは働く先をしっかりと選ぶことでしょう。
まずは収入の安定ということです。それが生活していく上での安心にも繋がります。
ですので私は、頑張って資格を取得したあと、その後に何が一番大事なことなのかを考えた時期
がありました。
そこで出た答えは、
「会社選び」「勤め先選び」これが人生、生きて行く中で一番重要だと思うに至りました。
勤めた会社、働き続ける職場、この選択を誤ると、働くこと=辛いだけだということに気づいた
わけです。
「勤め先」「働いた会社」次第で、大きくその後の人生は変わります。
あとは、自分自身の気づきが遅かった年齢なども考慮して「妥協と納得」も必要です。
悲しいことですが、いつまでも「夢」ばかり追っていても生活は出来ません。
今の仕事が好きでたまらないという人もいます。しかし、大半の人は生きて行くために働いている
という人でしょう。私も後者のほうです。
その人生経験の中から、「何か資格を取ろう」「宅地建物取引士の資格を取ろう」
と、この目標に絞った人が年間20万人以上いるわけで、技を身につけようとしているわけですよね。
宅建士を取って15年以上になりますが、当時の私の思いと、この試験に集まった皆さんの思いは
ほぼ同じだと思うと、是非とも宅建士という資格を取って1つの自分を支える技にしてほしいと
思ってきます。
「宅地建物取引士」
この資格は、間違いなく役に立つ資格です。
今、私が勤めている物流会社でも倉庫等を賃貸する際には賃貸借契約書を作成します。
逆に借りるときには不動産会社を介して契約書を目にします。
多少なりとも宅建知識は役に立っています。
資格は使いようです。資格を取った本人がどう活かすか、そして勤めた会社がどう有資格者を評価
するかですね。
になったようですね。
また、試験実施機関の一般財団法人不動産適正取引推進機構からは、
1.受験申込みの自粛についてのご協力のお願い
「早期の宅地建物取引士の資格取得を迫られていない方につきましては、
なるべく今年度の受験申込みを控えていただきますよう、ご協力をお願いします」
というお願いも出ていましたが・・・勉強して来た人、勤め先から毎年取得
するように言われている人は受験するでしょうから、果たして効果があったのか
否か・・・2つの受験申込者の数を見れば分かりますね。
38点以上で合格とは初ですね。合格率17.6%
やはり、合格率、合格者は全体の15%~17%台と決めていることが
はっきりと分かります。まさに競争試験です。
問題の難易度で合格ラインも上下しますが、それだけでなく、受験生のレベルが
上がれば上がるほど、合格点は上がっていくということですね。
今の宅建士の試験では複数解答だけでなく、該当無しもあると聞きました。
マークシート方式ですが、まぐれ当たりの確率はほとんど無いという試験に
変わって来ていますので、しっかりと試験に向けての学習をしないと合格できない
試験になっているようです。
・・・
私も、資格取得から随分と離れていますが、今仕事上と言いますか社内でコレは
取っておいたほうがよいなぁと思う資格があります。
それは、通関士です。
年齢的には、今さら・・・未経験で資格だけあっても・・・という国家資格ですが
未経験でも今勤めている会社の内部であれば給料も下がらずに社内転職(部署異動・
職種転換)出来ますので、マンネリ化してきた今の総務職(経理職・人事勤労職)
から一度離れて違う仕事をやってみたいという気持ちがあります。
やはり、資格は早いうちに取得しておくほうが良いですよね。
・・・
世間では、業務上または社内において資格を必要とする仕事も意外と多くあります。
反面、資格など無くても働ける・仕事が出来る業種、職種もあります。
「『国家資格』の取得」
業界によっては、今や持っていて当たり前であったり、持っていないと業務を
任せられないといった資格も多くあります。
毎年20万人以上受験する「宅地建物取引士」がまさにその代表格だと思います。
確かに1営業所で5人に1人、宅建士の有資格者がいれば営業できます。
しかし、今やある程度の規模のある不動産会社では全社員取得、不動産売買、
賃貸に関わる社員全員が持っていて当たり前としている会社が増えています。
それが、これからの時代の流れでしょうね。
私は、今は不動産業界にはいませんが、宅地建物取引士と管理業務主任者の2つ
の不動産系国家資格は取得していてよかったと思っています。
宅建士資格は、今も資格者証を更新して持っています。
管理業務主任者はもう10年以上前に免許の更新をしませんでしたので失効して
います。登録は残っていますが、資格を復活させるのに時間がかかります。
・・・
私が今勤めている物流会社でも事務系なら「この資格」と取得を義務づけられている
国家資格があります。
それは、運行管理者(貨物)と第一種衛生管理者です。
どちらも法律によって一定数の有資格者を社内に配置しなければならないからです。
運行管理者(貨物)であれば車両台数によって有資格者数が決まっています。
有資格者が不足すると営業停止になったり、営業許可が降りません。
第一種衛生管理者は50名以上の従業員(契約やパートも含む)がいる会社では有資格者
の設置が法律で義務づけられています。
サービス業などは第二種でよいのですが、製造業や運輸業、建設業等は上位の第一種
の資格でないといけません。
ですので、私も今の会社に中途入社した1年後にどちらも受験・合格して取得しました。
・・・
宅地建物取引士や管理業務主任者の国家資格は、「独占業務のある国家資格」であり
かつ「必置義務のある国家資格」の2つの権威を持っています。
独占業務とは、その資格がないと重要事項の説明が出来ない、契約書に記名押印でき
ないというものです。
ですので、有資格者は重宝されるのです。
私が勤めている物流業界では、必置国家資格の運行管理者(貨物)がまず1番はじめに
取得すべき国家資格です。
この資格試験も近年、出題方法がガラッと変わり難易度が上がりました。
このように、資格を持っている、持っていないのとでは、その資格を必要とする業種では
雲泥の差が出ます。
・・・
「自己スキルの証明のための検定試験」
資格には、国家資格と民間資格があります。
以前は公的資格(大臣認定など)もありましたが、今は2つの分類だけになっています。
民間資格での代表格は TOEIC、英検、漢検などがそうです。
大勢の学生、社会人が受験しています。
そして「簿記検定」
そう日本商工会議所の簿記検定も公的資格と称して紹介している資格の学校もありますが
分類では民間資格です。
民間資格は玉石混合、資格商法のものなど多くありますが、知名度が高く、試験の信頼性も
高い資格は、世間においてもよく知られています。
簿記資格ですが、何も簿記の検定合格がなくても経理職には就くことが出来ます。
経理職や勤労職には必ずこの資格を持っていないと業務に就けないという資格はありません。
しかし、簿記の資格を持っていると面接時に「簿記の知識はあるんだ」と相手に客観的に
スキルレベルを伝えることが出来るため、簿記資格を持っていたことで未経験でも経理職に
採用されたり、評価されたりすることから、事務系職種を希望する人が取得を目指しています。
私も事務系職種に就いていますので、日商簿記2級、建設業経理士2級は取得しています。
日商簿記2級を受けた際に同時期に、全経簿記1級も受験して合格しました。
当時、工業簿記が苦手でしたので、その克服のためにと思い受けました。20代半ばの頃です。
検定試験ですが、「簿記資格を持っている」ということがきっかけとなり、今の総務職
(経理職メイン)に就けています。
・・・
「芸(技)は身を助ける」
職業には、大きく分けて理工系、情報系、医療系と文系(営業,接客,事務)に分けることが
出来るかと思います。
理工系、情報系や医療系の仕事には資格が必要不可欠であるものが多くありますが、文系
では資格がさほど必要でないように思われがちです。
確かに、セールスマンをするのであれば、ほとんど営業職や接客業では、これと言った資格
は必要ないでしょう。
資格など持っていなくても働くことが出来るという意味で。
営業職、接客業で「〇〇の国家資格が無ければ、〇〇の業務が出来ない(法律で定められている)」
という仕事があるのは不動産業界・金融業界くらいではないでしょうか。
MR認定試験など業界によっては持っていないといけない民間資格はあります。
モノやサービスを消費者に提供するのに、いちいち資格などは要らないと言えば要りませんけどね。
飲食店でも、調理師等の国家資格の免許がなくても食品衛生責任者の講習を受ければ、喫茶店
でも、ラーメン店でも開業することが出来ます。
(食品衛生責任者は講習で取れるので、取っていて損はない資格だと思います)
ですが、営業や接客、事務においても資格、国家資格が必要という職業があり、その資格を
取得していたことで幅広い職業選択が出来たりします。
資格取得は、その人の生き方や考え方が見えてくるものです。
履歴書に普通自動車の運転免許だけというよりも、何かしら今までの職歴、実務経験とリンク
する資格を取得しておくことで、失業した際に救われることもあるかと思います。
・・・
資格を趣味で取る人がいます。それはその人の考え方なので結構ですが、資格を取った人で
その資格が「使えない」という人が意外と大勢います。
そこで「資格は取っても意味が無い」「資格など役に立たない」という意見を持った人が出て
きます。
確かに、使えなければ意味が無いという点では一理あると思います。
しかし、資格を取っても、その資格を必要としていない会社に勤めているのなら意味が無くて
当然ですよね。それなら取った資格を活かせる会社に転職すべきでしょう。
人生の中で、多くの人が求めているもの、それは「安定と安心」です。
その安定と安心を得るにはどうすべきか。それは働く先をしっかりと選ぶことでしょう。
まずは収入の安定ということです。それが生活していく上での安心にも繋がります。
ですので私は、頑張って資格を取得したあと、その後に何が一番大事なことなのかを考えた時期
がありました。
そこで出た答えは、
「会社選び」「勤め先選び」これが人生、生きて行く中で一番重要だと思うに至りました。
勤めた会社、働き続ける職場、この選択を誤ると、働くこと=辛いだけだということに気づいた
わけです。
「勤め先」「働いた会社」次第で、大きくその後の人生は変わります。
あとは、自分自身の気づきが遅かった年齢なども考慮して「妥協と納得」も必要です。
悲しいことですが、いつまでも「夢」ばかり追っていても生活は出来ません。
今の仕事が好きでたまらないという人もいます。しかし、大半の人は生きて行くために働いている
という人でしょう。私も後者のほうです。
その人生経験の中から、「何か資格を取ろう」「宅地建物取引士の資格を取ろう」
と、この目標に絞った人が年間20万人以上いるわけで、技を身につけようとしているわけですよね。
宅建士を取って15年以上になりますが、当時の私の思いと、この試験に集まった皆さんの思いは
ほぼ同じだと思うと、是非とも宅建士という資格を取って1つの自分を支える技にしてほしいと
思ってきます。
「宅地建物取引士」
この資格は、間違いなく役に立つ資格です。
今、私が勤めている物流会社でも倉庫等を賃貸する際には賃貸借契約書を作成します。
逆に借りるときには不動産会社を介して契約書を目にします。
多少なりとも宅建知識は役に立っています。
資格は使いようです。資格を取った本人がどう活かすか、そして勤めた会社がどう有資格者を評価
するかですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます