ひき逃げ後、妻を身代わりにする? 静岡県警警部補を逮捕
産経新聞 2月13日(日)9時46分配信
追突事故を起こして逃走し、妻を身代わりにしたとして、静岡県警静岡
中央署は13日、自動車運転過失傷害と犯人隠避教唆などの疑いで、県警
富士署刑事2課警部補、高田喜敬(きけい)容疑者(46)=静岡市葵区
西瀬名町=を逮捕した。
県警によると、高田容疑者は事故を起こしたことは認めているが、「(逃げた
わけではなく、相手の)車を探していた」などと容疑を一部否認している
という。
県警によると、高田容疑者は12日午後7時ごろ、同区南瀬名町の県道
交差点を乗用車で右折する際、男性会社員(55)=焼津市=の乗用車
に追突。そのまま逃走し、自宅から呼び寄せた妻に身代わりを頼んで事故
現場に向かわせ、警察官にうその説明をさせた疑いが持たれている。
男性と同乗の女性会社員(40)=静岡市=はいずれも約1週間のけが。
高田容疑者の車には、中学生の息子が同乗していたが、ともにけがは
なかった。
この日、高田容疑者は非番で、息子のテニスの試合からの帰りだった
という。妻の説明が現場の状況とかみ合わなかったため、静岡中央署員が
問いただしたところ、妻が「警察官の夫が運転していた」と説明。身代
わりが発覚した。
同署員が事故後に帰宅していた高田容疑者に任意同行を求めた際、高田
容疑者の呼気から1リットル中0・15ミリグラム以上のアルコールを
検出。同署は酒気帯び運転の可能性も視野に捜査を進めており、妻から
も犯人隠避容疑で事情を聴いている。
高田容疑者は「妻が(自分の話を)どう取ったか分からない」とも供述。
身代わりを依頼したことを否定しているという。
県警の岩崎敏警務部長は「誠に遺憾で、被害者と県民におわびする。
再発防止と信頼回復のため、規律強化を図っていく」とコメントした。
・・・
「『違反』『違法』は絶対にしない」
私も、若いときには、よく交通違反で捕まったものでした。
免停は3回。
そのうち、1回は60日免停でした。
飲酒運転や酒気帯びの違反はありませんでしたが・・・
お酒大好きという訳ではなかったので、お酒に絡む違反がなかった
だけでしょうけどね。
今は、「ゴールド免許」
・・・
=酒気帯び運転=
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
呼気1リットル中のアルコール濃度検出量0.15mg以上0.25mg未満
なら、13点 前歴なしで90日免停
0.25mg以上で35点(2009年6月以降)
=酒酔い運転=
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
アルコール濃度の検知値には関係なく、「アルコールの影響により正常な
運転ができないおそれがある状態」である場合。
直線の上を歩かせてふらつくかどうか、視覚が健全に働いているか、
運動・感覚機能が麻酔されていないか、言動などから判断・認知能力の
低下がないかなどの点で総合的に判断。
前歴なしでも一発で3年間の欠格。(3年間免許が取れない)
事故を起こし、逃げたとなると付加点数も加わります。
・・・
この方は、警察官。。。
妻子もあって、警部補という地位まである。
「公職」という身分と、「将来まで安定」という保障を考えると
主人がお願いしなくても、妻が(勝手に)このような行動に出る
のも、私としてはうなずけます。
しかし、「事故を起こして、現場を離れた」
これは、どんなに正当な理由づけをしても言い訳にしか取られません
よね。
ましてや「警察官」ですから。
潔くしても、酒気帯び運転が発覚しただけで懲戒免職。
退職金も無し。これからの公務員としての生活も無し。
当事者であったなら「逃げる」「逃げたい」気持ちになるのは
誰でもそうじゃないかなぁと正直そう思います。
この不景気な世の中のなかで、
「一瞬にして、安定していた全てを失う」わけですから。
・・・
だから、仕事でも言えることですが、
「まぁ、大丈夫だろう」「うまく行くだろう」
という判断は、とても危険な考えです。
私も、まぁ営業所の経理担当者が、これだけ支払ってと資料も
送ってきているので、「大丈夫だろう」と思い支払いを行い、
大変なことになった経験もあります。
胃が痛くて何度か会社を休んで病院へ行きました。
・・・
ですから、悪い言い方ですが、どんなに私よりも10年以上経験
がある社員から「絶対に間違いないから」と言われても、ちょっと
待ってと言って「自分の目で、そして自分の頭で考えて」納得が
いくまで支払いをしないようにしました。
やはりありました。
力説するので、「じゃぁ、信じますよ」と言った後に、「やっぱり
待ってください」と過去の請求書を出して確認しましたら、すでに
支払いをしていて、もう少しで二重払いするところでした。
「相手(別の経理担当者)の思い込み」で会計入力までしていて
その上司もGOサインを出していました。データと請求書を見ると
全く問題なく支払ってよい状況でしたが、「あれ?この金額は
以前払ったように思う」という直感から、過去を調べてみて正解
でした。
請求書は、先方が行き違いで、再度請求書を出したものでした。
・・・
それでも、ミスは発生します。
しかし、自分が思い浮かぶ範囲内で精一杯「大丈夫だろう」という
推測や思い込み、調べるのが面倒なので行ってしまえみたいな
ことは、絶対にしないようにすると、そこまでしてミスが出た場合
逆にあきらめがつくものでして、そういう姿勢を心がけるように
しました。
・・・
私の会社では、年に1回、必ず運転免許証の原本を安全課の役職者
へ見せます。コピーでは駄目です。
原本を手渡しして、コピーを取られ、すぐに返してくれます。
ゴールド免許か否かもチェックされています。
・・・
以前にも新聞記事で見たことがありますが、消防士が無免許で
大型の消防車に乗っていたと。
いつも、はぐらかして免許を見せずにいたという記事でした。
・・・
せっかく掴んだ、「安定の道」
みんなが欲しがり求めている「安定した生活」
間違いなく、事故の前日までは、同級生やご近所さんも羨む、
幸せで安定した生活を送ってきたに違いありません。
(事故当時の、息子さんを乗せてという、この記事を読んで
てもそう感じます)
それを、一瞬で手放すこととなったのは、どんなに言い訳しても
どんなに後悔しても、全ては自分の撒いた種だということです。
「甘い考え=まぁ、いいだろう」
たったそれだけの、しかも、もしかしたら、たった1回だけの
甘い判断だったのかも知れませんが、それ1つだけで全てを失う
結果となった、このような記事を見ますと、
「改めて、身を引き締めないと」と思えてきます。
・・・
しかし、その反面、
「人はなぜ、このような過ちを犯すのだろうか」
とも思えてきます。
自分もある程度余裕が持てる生活が出来るようになると、やっぱり
緩んでくるものなのか・・・
過去を振り返ってみますと、
「確かに、あの会社では大事にされていたなぁ」と思えることも
あります。しかし、当時は、「ふんっ、もっと給料くれたらいい
のに」と思ったり、「なんでしんどい思いをしないといけないのか」
と不満に思いつつ暮らしていました。
人は「今ある幸せな生活は、見えないもの」なのでしょうか。
よく言いますように「人は後悔する生き物」なのでしょうか。
倒産していく会社だってそう。これだけ、世の中で潰れている会社
の報道がなされたり、その倒産の道筋が紹介されたりしているのに
同じ道を辿って潰れていく会社が後を絶ちませんよね。
「取り返しのつかないくらい後悔をしないと分からない」
ものなのかなぁ。
産経新聞 2月13日(日)9時46分配信
追突事故を起こして逃走し、妻を身代わりにしたとして、静岡県警静岡
中央署は13日、自動車運転過失傷害と犯人隠避教唆などの疑いで、県警
富士署刑事2課警部補、高田喜敬(きけい)容疑者(46)=静岡市葵区
西瀬名町=を逮捕した。
県警によると、高田容疑者は事故を起こしたことは認めているが、「(逃げた
わけではなく、相手の)車を探していた」などと容疑を一部否認している
という。
県警によると、高田容疑者は12日午後7時ごろ、同区南瀬名町の県道
交差点を乗用車で右折する際、男性会社員(55)=焼津市=の乗用車
に追突。そのまま逃走し、自宅から呼び寄せた妻に身代わりを頼んで事故
現場に向かわせ、警察官にうその説明をさせた疑いが持たれている。
男性と同乗の女性会社員(40)=静岡市=はいずれも約1週間のけが。
高田容疑者の車には、中学生の息子が同乗していたが、ともにけがは
なかった。
この日、高田容疑者は非番で、息子のテニスの試合からの帰りだった
という。妻の説明が現場の状況とかみ合わなかったため、静岡中央署員が
問いただしたところ、妻が「警察官の夫が運転していた」と説明。身代
わりが発覚した。
同署員が事故後に帰宅していた高田容疑者に任意同行を求めた際、高田
容疑者の呼気から1リットル中0・15ミリグラム以上のアルコールを
検出。同署は酒気帯び運転の可能性も視野に捜査を進めており、妻から
も犯人隠避容疑で事情を聴いている。
高田容疑者は「妻が(自分の話を)どう取ったか分からない」とも供述。
身代わりを依頼したことを否定しているという。
県警の岩崎敏警務部長は「誠に遺憾で、被害者と県民におわびする。
再発防止と信頼回復のため、規律強化を図っていく」とコメントした。
・・・
「『違反』『違法』は絶対にしない」
私も、若いときには、よく交通違反で捕まったものでした。
免停は3回。
そのうち、1回は60日免停でした。
飲酒運転や酒気帯びの違反はありませんでしたが・・・
お酒大好きという訳ではなかったので、お酒に絡む違反がなかった
だけでしょうけどね。
今は、「ゴールド免許」
・・・
=酒気帯び運転=
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
呼気1リットル中のアルコール濃度検出量0.15mg以上0.25mg未満
なら、13点 前歴なしで90日免停
0.25mg以上で35点(2009年6月以降)
=酒酔い運転=
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
アルコール濃度の検知値には関係なく、「アルコールの影響により正常な
運転ができないおそれがある状態」である場合。
直線の上を歩かせてふらつくかどうか、視覚が健全に働いているか、
運動・感覚機能が麻酔されていないか、言動などから判断・認知能力の
低下がないかなどの点で総合的に判断。
前歴なしでも一発で3年間の欠格。(3年間免許が取れない)
事故を起こし、逃げたとなると付加点数も加わります。
・・・
この方は、警察官。。。
妻子もあって、警部補という地位まである。
「公職」という身分と、「将来まで安定」という保障を考えると
主人がお願いしなくても、妻が(勝手に)このような行動に出る
のも、私としてはうなずけます。
しかし、「事故を起こして、現場を離れた」
これは、どんなに正当な理由づけをしても言い訳にしか取られません
よね。
ましてや「警察官」ですから。
潔くしても、酒気帯び運転が発覚しただけで懲戒免職。
退職金も無し。これからの公務員としての生活も無し。
当事者であったなら「逃げる」「逃げたい」気持ちになるのは
誰でもそうじゃないかなぁと正直そう思います。
この不景気な世の中のなかで、
「一瞬にして、安定していた全てを失う」わけですから。
・・・
だから、仕事でも言えることですが、
「まぁ、大丈夫だろう」「うまく行くだろう」
という判断は、とても危険な考えです。
私も、まぁ営業所の経理担当者が、これだけ支払ってと資料も
送ってきているので、「大丈夫だろう」と思い支払いを行い、
大変なことになった経験もあります。
胃が痛くて何度か会社を休んで病院へ行きました。
・・・
ですから、悪い言い方ですが、どんなに私よりも10年以上経験
がある社員から「絶対に間違いないから」と言われても、ちょっと
待ってと言って「自分の目で、そして自分の頭で考えて」納得が
いくまで支払いをしないようにしました。
やはりありました。
力説するので、「じゃぁ、信じますよ」と言った後に、「やっぱり
待ってください」と過去の請求書を出して確認しましたら、すでに
支払いをしていて、もう少しで二重払いするところでした。
「相手(別の経理担当者)の思い込み」で会計入力までしていて
その上司もGOサインを出していました。データと請求書を見ると
全く問題なく支払ってよい状況でしたが、「あれ?この金額は
以前払ったように思う」という直感から、過去を調べてみて正解
でした。
請求書は、先方が行き違いで、再度請求書を出したものでした。
・・・
それでも、ミスは発生します。
しかし、自分が思い浮かぶ範囲内で精一杯「大丈夫だろう」という
推測や思い込み、調べるのが面倒なので行ってしまえみたいな
ことは、絶対にしないようにすると、そこまでしてミスが出た場合
逆にあきらめがつくものでして、そういう姿勢を心がけるように
しました。
・・・
私の会社では、年に1回、必ず運転免許証の原本を安全課の役職者
へ見せます。コピーでは駄目です。
原本を手渡しして、コピーを取られ、すぐに返してくれます。
ゴールド免許か否かもチェックされています。
・・・
以前にも新聞記事で見たことがありますが、消防士が無免許で
大型の消防車に乗っていたと。
いつも、はぐらかして免許を見せずにいたという記事でした。
・・・
せっかく掴んだ、「安定の道」
みんなが欲しがり求めている「安定した生活」
間違いなく、事故の前日までは、同級生やご近所さんも羨む、
幸せで安定した生活を送ってきたに違いありません。
(事故当時の、息子さんを乗せてという、この記事を読んで
てもそう感じます)
それを、一瞬で手放すこととなったのは、どんなに言い訳しても
どんなに後悔しても、全ては自分の撒いた種だということです。
「甘い考え=まぁ、いいだろう」
たったそれだけの、しかも、もしかしたら、たった1回だけの
甘い判断だったのかも知れませんが、それ1つだけで全てを失う
結果となった、このような記事を見ますと、
「改めて、身を引き締めないと」と思えてきます。
・・・
しかし、その反面、
「人はなぜ、このような過ちを犯すのだろうか」
とも思えてきます。
自分もある程度余裕が持てる生活が出来るようになると、やっぱり
緩んでくるものなのか・・・
過去を振り返ってみますと、
「確かに、あの会社では大事にされていたなぁ」と思えることも
あります。しかし、当時は、「ふんっ、もっと給料くれたらいい
のに」と思ったり、「なんでしんどい思いをしないといけないのか」
と不満に思いつつ暮らしていました。
人は「今ある幸せな生活は、見えないもの」なのでしょうか。
よく言いますように「人は後悔する生き物」なのでしょうか。
倒産していく会社だってそう。これだけ、世の中で潰れている会社
の報道がなされたり、その倒産の道筋が紹介されたりしているのに
同じ道を辿って潰れていく会社が後を絶ちませんよね。
「取り返しのつかないくらい後悔をしないと分からない」
ものなのかなぁ。
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