ハローワークへ行って、いつも思うこと。
それは、「薬剤師の時代」だということです。
薬学部も難易度から見るとピンからキリまでありますが、どこの大学の薬学部を出
ても薬剤師国家資格は受験できますから、いずれは「薬剤師」になれます。
少子化で、
国公立大学やよほどの伝統校や難関と言われる大学以外の大学は、潰れなければそ
のうち同列になる時代が来るのと、やはり「特殊技能」というよりも「○○が出来
るというだけではなく、○○が出来る『資格』が取れる。」という、入学希望者に
対して明確なメリットを示せる大学が台頭してくることは間違いありません。
すでに、聞いたことの無い大学でも、難易度が伝統校よりも高い大学が医療系・薬
学系の大学で出てきています。
ようは薬剤師で言うなら「薬剤師になれるのだったら、どの大学の薬学部でもいい
から、薬学部へ入学することを一番に優先する」ということですね。
私は、人生の中でこだわってしまいましたが・・・
はっきり言って「薬剤師になるためには、大学名などにはこだわらないこと。」
です。合格した大学の中で一番気に入った大学へ行けばいい。目標は薬剤師なんですから。
・・・
このような現象はいつから起こり始めたのか。
私が知る範囲では、
2003年に20年振りに「薬学部」を新設した大学が2校あります。
それは、もともと女子大学であった「就実大学(旧就実女子大学)」と、
「九州保健福祉大学」の2校です。
就実女子と言えば、岡山ではノートルダム清心女子大学に次ぐ女子大として知られ
ています。
そして九州保健福祉大学は、知る人ぞ知る、
学園は、「吉備国際大学」と同じ学園の高梁学園。
高梁学園と言えば、岡山県高梁市。
そして、この学園の理事長は、加計氏一族。
加計氏一族と言えば、
「岡山理科大学」「倉敷芸術工科大学」の経営者であり、
そして、
近年では「千葉科学大学(薬学部)」も新設しています。
ということは、
薬学部新設の火付け役は、「岡山県人」ということですね。
確か・・・
カラオケがブームを生み、またカラオケをスナックだけではなく一般大衆のものに
したのも、当初貨物列車の貨車を利用したカラオケボックスをはじめに考案した人
は岡山の方だったはずです。
「岡山県人は、先見の目がある。」
ということでしょうかね。
・・・
私の住む田舎では「2008年4月に安田女子大学薬学部開校」のCMが頻繁に流
れています。
「薬剤師も数年後には過剰供給になる」
と言われていますが、
「薬剤師になるには、今では6年間も大学に行かなくてはならない。」
「私学の薬学部への進学は、学費が払える家庭環境でないと進学は難しい」
「薬剤師ならではの独占業務があるので、薬剤師でないと出来ない業務がある。」
「片田舎のドラッグストアにでさえ、一店舗に1人の薬剤師を配置しないといけな
いので、高待遇の求人はまだまだあり、また高齢化社会で需要は未知数」
だと思います。
「薬剤師も溢れる」と警告する専門家も多いですが、
それは法科大学院制度で今後どんどんと増やす予定の「弁護士」や会計専門職大学
院で「公認会計士」への門戸を広げたこともそうですが、どの専門職も
「カネはかかるが、なれるチャンスは広がっている。」
わけで、資格はとってからが勝負と言われるのは昔から常。
たとえ、「有資格者が溢れても、その資格がなければスタートラインにさえ立てない。」
のですから、「その資格を持った人が多い⇒取っても意味が無い」
ということにはなりません。
薬剤師だけでなく、弁護士も公認会計士も増えたからと言って、
自動車の普通免許のように「誰でも持っている」なんてことには成り得ないのですから。
・・・
私が持っている「宅地建物取引主任者(宅建)」は、
誰でも試験を受けられ、学歴も国籍も年齢も問いません。
ようは誰でも取れる資格です。
しかし、合格率は例年15~17%の競争試験です。
(試験の難易度には変動があるので、毎年の受験者の平等公平を保つため、上位
15~17%までを合格と区切っているようです。)
試験は10月の第三日曜日の年1回だけ。
試験に落ちれば、また来年となってしまいます。
この資格を必要と思う人、思わない人、それは人それぞれですが、
このような解放された資格でさえ、18万人受験して合格者は2万8千人と、
多くの人は合格できていません。
そして、この資格を取った人は、すでに100万人と聞いています。
それでも、この有資格者を募集している求人をハローワークインターネットサービス
で検索すると今日現在、全国で3,694件の求人募集があります。
100万人が所持している資格でも求人が無くなることはありません。
ですから、ましてや「大学へ6年間行かないと受験資格すら与えられない薬剤師」
の資格というのは、そう簡単にその優位性を失うことはないと思います。
大学の定員割れ問題などは、人口統計と大学の総定員数を見れば、プロのジャーナ
リストや評論家でなくても、
「全入時代」「大学も運営は大変だな」
なんてことは分かります。情報化社会ですから。
それとこれ(薬剤師の需要と供給のバランスの問題)とは全く違います。
どこが違うのか。
それは「供給(薬剤師の増加)は薬学部への入学者数で誰でも分かる。」
しかし「需要(薬剤師の求人)は、何だかんだ言っても未知数である。」
ということです。
そう考えますと・・・
薬剤師がこれだけ注目を浴びるようになったのは、時代が「特定の業務をこなせる
専門資格の有資格者」を求めているということでしょう。
薬剤師がもてはやされる時代。
それは「特定の分野、就きたい仕事で、有資格者だけが許されたその業界でなくて
はならない業務が出来るか否か。」
を採用の際に厳しく吟味される時代が到来していることも意味しているということ
ですね。
ですから、情報の氾濫で色々な見解が飛び交う世の中ですが、
私は「薬剤師になって安定した仕事に就きたい。」という夢を持っている現役学生
さんは、たとえどの道を進んでも将来は不確定なのだから、それなら浪人してでも
初志貫徹を貫き、信じた道を進むことをお薦めしたいです。
薬剤師は、少なくとも他の業種業界よりも未来はありますって。
それは、「薬剤師の時代」だということです。
薬学部も難易度から見るとピンからキリまでありますが、どこの大学の薬学部を出
ても薬剤師国家資格は受験できますから、いずれは「薬剤師」になれます。
少子化で、
国公立大学やよほどの伝統校や難関と言われる大学以外の大学は、潰れなければそ
のうち同列になる時代が来るのと、やはり「特殊技能」というよりも「○○が出来
るというだけではなく、○○が出来る『資格』が取れる。」という、入学希望者に
対して明確なメリットを示せる大学が台頭してくることは間違いありません。
すでに、聞いたことの無い大学でも、難易度が伝統校よりも高い大学が医療系・薬
学系の大学で出てきています。
ようは薬剤師で言うなら「薬剤師になれるのだったら、どの大学の薬学部でもいい
から、薬学部へ入学することを一番に優先する」ということですね。
私は、人生の中でこだわってしまいましたが・・・
はっきり言って「薬剤師になるためには、大学名などにはこだわらないこと。」
です。合格した大学の中で一番気に入った大学へ行けばいい。目標は薬剤師なんですから。
・・・
このような現象はいつから起こり始めたのか。
私が知る範囲では、
2003年に20年振りに「薬学部」を新設した大学が2校あります。
それは、もともと女子大学であった「就実大学(旧就実女子大学)」と、
「九州保健福祉大学」の2校です。
就実女子と言えば、岡山ではノートルダム清心女子大学に次ぐ女子大として知られ
ています。
そして九州保健福祉大学は、知る人ぞ知る、
学園は、「吉備国際大学」と同じ学園の高梁学園。
高梁学園と言えば、岡山県高梁市。
そして、この学園の理事長は、加計氏一族。
加計氏一族と言えば、
「岡山理科大学」「倉敷芸術工科大学」の経営者であり、
そして、
近年では「千葉科学大学(薬学部)」も新設しています。
ということは、
薬学部新設の火付け役は、「岡山県人」ということですね。
確か・・・
カラオケがブームを生み、またカラオケをスナックだけではなく一般大衆のものに
したのも、当初貨物列車の貨車を利用したカラオケボックスをはじめに考案した人
は岡山の方だったはずです。
「岡山県人は、先見の目がある。」
ということでしょうかね。
・・・
私の住む田舎では「2008年4月に安田女子大学薬学部開校」のCMが頻繁に流
れています。
「薬剤師も数年後には過剰供給になる」
と言われていますが、
「薬剤師になるには、今では6年間も大学に行かなくてはならない。」
「私学の薬学部への進学は、学費が払える家庭環境でないと進学は難しい」
「薬剤師ならではの独占業務があるので、薬剤師でないと出来ない業務がある。」
「片田舎のドラッグストアにでさえ、一店舗に1人の薬剤師を配置しないといけな
いので、高待遇の求人はまだまだあり、また高齢化社会で需要は未知数」
だと思います。
「薬剤師も溢れる」と警告する専門家も多いですが、
それは法科大学院制度で今後どんどんと増やす予定の「弁護士」や会計専門職大学
院で「公認会計士」への門戸を広げたこともそうですが、どの専門職も
「カネはかかるが、なれるチャンスは広がっている。」
わけで、資格はとってからが勝負と言われるのは昔から常。
たとえ、「有資格者が溢れても、その資格がなければスタートラインにさえ立てない。」
のですから、「その資格を持った人が多い⇒取っても意味が無い」
ということにはなりません。
薬剤師だけでなく、弁護士も公認会計士も増えたからと言って、
自動車の普通免許のように「誰でも持っている」なんてことには成り得ないのですから。
・・・
私が持っている「宅地建物取引主任者(宅建)」は、
誰でも試験を受けられ、学歴も国籍も年齢も問いません。
ようは誰でも取れる資格です。
しかし、合格率は例年15~17%の競争試験です。
(試験の難易度には変動があるので、毎年の受験者の平等公平を保つため、上位
15~17%までを合格と区切っているようです。)
試験は10月の第三日曜日の年1回だけ。
試験に落ちれば、また来年となってしまいます。
この資格を必要と思う人、思わない人、それは人それぞれですが、
このような解放された資格でさえ、18万人受験して合格者は2万8千人と、
多くの人は合格できていません。
そして、この資格を取った人は、すでに100万人と聞いています。
それでも、この有資格者を募集している求人をハローワークインターネットサービス
で検索すると今日現在、全国で3,694件の求人募集があります。
100万人が所持している資格でも求人が無くなることはありません。
ですから、ましてや「大学へ6年間行かないと受験資格すら与えられない薬剤師」
の資格というのは、そう簡単にその優位性を失うことはないと思います。
大学の定員割れ問題などは、人口統計と大学の総定員数を見れば、プロのジャーナ
リストや評論家でなくても、
「全入時代」「大学も運営は大変だな」
なんてことは分かります。情報化社会ですから。
それとこれ(薬剤師の需要と供給のバランスの問題)とは全く違います。
どこが違うのか。
それは「供給(薬剤師の増加)は薬学部への入学者数で誰でも分かる。」
しかし「需要(薬剤師の求人)は、何だかんだ言っても未知数である。」
ということです。
そう考えますと・・・
薬剤師がこれだけ注目を浴びるようになったのは、時代が「特定の業務をこなせる
専門資格の有資格者」を求めているということでしょう。
薬剤師がもてはやされる時代。
それは「特定の分野、就きたい仕事で、有資格者だけが許されたその業界でなくて
はならない業務が出来るか否か。」
を採用の際に厳しく吟味される時代が到来していることも意味しているということ
ですね。
ですから、情報の氾濫で色々な見解が飛び交う世の中ですが、
私は「薬剤師になって安定した仕事に就きたい。」という夢を持っている現役学生
さんは、たとえどの道を進んでも将来は不確定なのだから、それなら浪人してでも
初志貫徹を貫き、信じた道を進むことをお薦めしたいです。
薬剤師は、少なくとも他の業種業界よりも未来はありますって。
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