わけありで愛車（自転車だけど）が紛失してしまったので、新車（自転車だけど）に乗り換えた。おさがりだったけど、鍵ももはやなかったけれど、味噌漬け色に変わって良い色だしてたけれど、どんなに放置しても誰にも攫われずいつもわたしをちゃんと待っていてくれて、軽快な良い走りをする愛車だったのに。ヤツはわたしがあまりにも放置してしまったので、どこかへ行ってしまった。迎えにいった時には姿を消していた。いまだに街中の自転車に”もしや愛しいアイツでは？”とついついキビシイ視線を向けてしまうほど未練はあるが、背に腹は変えられないのですぐに新車（自転車）を購入した。購入基準は、1万円以内出来るだけ安価なもので出来るだけタイヤの大きなもので放置して安心のＴチャリ。と固い決意をもって臨んだんだけど、一目惚れした自転車はあっさり決意を翻させて、予算はなかったことになった。それでも自転車相場からいうと廉価自転車だけど、これが一目惚れしただけあって、もうかまいたくてかまいてくてしょうがない、放置なんて出来なくなってしまったのだ。早速、『自転車生活ガイド』とか『大人のための自転車入門』とかを読み込んで、っていうか、こういう本はＭＴＢとか、ロードバイクとかクロスバイクとか錚錚たる面々のために基本書かれているんだけど、で、わたしが購入したのはふつーにシティサイクルと言われるものなんだけど、でも、学ぶこと多い。今日も１０ｋｍ走ってみたら、途中、幹線道路横断中にギアが外れてしまった。自転車メカオンチのわたしにとってはかなり冷や汗事態だったけど、これら入門、ガイド本のおかげで、ギアアクシデントへの対処法がちゃんと書かれてあったっけ、と冷静になることが出来たんだから有難い。乗り終わったら今までならあり得ない事だけどボディ全体拭き上げてちゃんと鍵をかける。行方不明になった味噌漬け愛車は働き者で放置しても誰にも攫われずにちゃんといつも待っていてくれた安心ゆえに愛しかったけど、新車はいつ誰に攫われちゃうんだろ、とハラハラさせられるから誰にも盗られたくないって鍵も念入りになるし、いつもピカピカでいて欲しいと思うからマメになる。なんだかこれって、昔、「女房はかわいい、愛人は好きだ」とかだったか発言された殿方があったが、う～ん、何となくそういうこと・・・か？