米露の戦略核、新条約で大幅削減も…年内妥結目指す 【ジュネーブ=本間圭一】クリントン米国務長官とラブロフ露外相は6日夜(日本時間7日未明)、ジュネーブで初めて会談し、今年12月に失効する第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約を巡る交渉に関して、年末までに妥結を目指すことで一致した。
ブッシュ前米政権時代に悪化した米露関係については、クリントン長官は記者会見で「リセットの議論を開始する」と言明し、オバマ政権下で関係改善に取り組む姿勢を強調した。
会見でクリントン長官は、START1に代わる新たな核軍縮条約がオバマ政権の「最大の優先課題」と指摘し、条約策定に全力を挙げる考えを示した。ラブロフ外相も、START1は「時代遅れになっている」との考えを示した。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の2008年1月現在の推計では、核弾頭の実戦配備数は米国が約4100発、ロシアは約5200発とみられる。6日の会談では、具体的な削減目標数は明らかにされなかったが、クリントン長官はこの分野で「世界をリードする」と言明しており、核弾頭の大幅な削減も現実味を帯びてきた。
4月にロンドンで予定されるオバマ大統領とメドベージェフ露大統領による会談では、一気に1000発レベルまで削減を目指すことで合意するとの観測も出ている。
また、クリントン長官は会見で、世界的な懸案に対して「両国が共同して取り組むことが重要だ」と述べ、米露が国際問題の解決に協調して臨む姿勢を示した。
このうち北朝鮮の核問題では、ラブロフ外相は「既存の枠組みを活用し、外交的手段で解決を模索する」と強調、6か国協議を通じて核放棄を迫る考えを示した。イランの核問題では、ラブロフ外相は「イスラエルも含めて、地域のすべての国が関与する対話が必要だ」と述べた。
一方、ブッシュ前政権は、チェコとポーランドへのミサイル防衛(MD)配備計画を進め、ロシアとの対立の一因となったが、この日の会談での具体的な中身は明らかにされなかった。昨年8月のロシアのグルジア侵攻を巡り、米露のあつれきが深まったことも念頭に、ラブロフ外相は「意見が一致しない分野では、開かれた協力的な方法で(問題解決に)取り組む」と述べ、米側と議論を重ねる姿勢を強調した。(2009年3月7日12時23分 読売新聞)
アメリカとロシアで核兵器削減に関する新条約についての話し合いが、行われたと言う。
現在保有する核弾頭の実戦配備数は米国が約4100発、ロシアは約5200発とみられるそうである。
米露以外にも核保有国はたくさん有るから、今世界中の核弾頭を併せたら、優に1万発を超える数となるのではないだろうか。
そんなにも有ったんだ!
まだ、はっきりとは決めていないそうだけれど、これを一気に1000発レベルまでの削減を目指すことで合意するとの観測も出ているそうである。
1000発でも、4~5000発でも、効果はそんなに違いないけれど、維持費だけは5分の1になれば経費節減になることだし、お互いの為契約しましょうと言うことなのだろうか?
でも1000発もの核弾頭を、尚維持しようと言うのは、どういう目的なのだろう?
いつか使おうと言うのだろうか?
両国併せて2000発の核弾頭をお互いが打ち合ったら、それだけで地球はづたづたになってしまうのではないだろうか?
でも1000発に減らすことに決めたら、結構なことと喜ばなければならないのだろうか。
そして捨て去ることに決めたアメリカの3100の核弾頭を、日本にいくつ引き取らせるか、幾らで引き取らせるかと言うことを、今アメリカの核兵器削減計画推進者たちは皮算用しているのだろうか?
このニュースは私もテレビでチラッと見たのですがヒラリーがロシア代表にプレゼントした象徴的な“リセットボタン”にはロシア語でリセットと書かれていた筈だったそうですが翻訳した人がロシア語に堪能でなかった為か“期限切れ”とか何とかと言うロシア語が使われていた様でロシア代表がヒラリーに説明していました。本当に“期限切れ”だったら皮肉ですね!
現在核兵器保有国は増えているのでアメリカとロシアだけ全く核兵器を持たないと言うのも現実的ではない様で、兎に角、良いニュースですね!
減らしたのですから、兎も角は良いニュースなのでしょうね。
でも、もし日本が廃品回収業者として当てにされているとしたら・・・・・