初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第3762回】未来に対して手を打つ!

昨日の続きです、

一言で言えば、ゴーン氏の時代から

ヒット車を生むことが出来ていなかった、

と言えるかもしれません。


更にハイブリッドではトヨタに

歯が立たないので、電動化に舵を切った

のですが、それが現時点では裏目に

出てしまっている、ということかも

しれません。


この動画で最も印象に残っているのは、


「自動車メーカーの今の業績は、

10~20年前に打った戦略が反映している。

ということは、今、日産が何か

手を打ったとしても、

その回収が10~20年後になる訳で、

そこまで会社が持つか?」


ということでした。


この内容は、販売の最前線にいる者は絶対に

おさえておかなくてはならないポイントで、

業種によりますが、今、手を打ったことが

キャッシュに変わるのは数年後~数十年後、

ということです。


車などの場合、各国の政策を予想し、

各国の基準をクリアする製品を企画する。


そして試作品をつくり、

そこで基準をクリアするまで実験を繰り返し、

基準をクリアする。


もちろん、製造ラインをつくったり、

その新たな企画で部品のサプライチェーン

を構築したりと新技術が搭載された

新商品を開発してから販売するまでに、

10年以上の年月が必要かと思います。


だから、今が苦しいというよりも、

これから手を打ったとして、

それがヒットしたとしても回収するのに

かなりの年月がかかることが

苦しいのでしょう。


今、順調だからといって、

手を打たなくなると、

そのツケは、数年後に己に返ってくるのです。


順調な時でも油断せず、常に未来に

対して手を打つ大切さを痛感します、


そして日産のV字回復プランにはファンド

の力がまずは必要そうです。

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