をしたいと思います。
庭造りを進めるのにあたって、5つの使い方があると考えられます。
それは、1、眺める庭 2、遊ぶ庭 3、育てる庭 4、使う庭 5、過ごす庭です^^
その中で、日本庭園はまさに『眺める庭』の代表格ではないかと思います。
日本庭園の家づくりに象徴される極意の一つに葉表・葉裏とう考え方があります。
樹木は人間の趣向に合わせて葉を繁らすのではなく、太陽の向きに合わせて葉を広げます。
つまり葉の表は南面に向いています。したがって美しい葉表が見える庭園は、建物の北側に
設置されることになります。
庭造りと言えば南側に広がっているのが常識と考えがちですが、南側の庭は葉裏を眺める
事になるのです。
ただ、相応の敷地の広さも必要で、もっとも贅沢な庭の造り方です。
しかし、眺める庭を、例えば箱庭のような小さな空間でも実現したのが日本人の知恵です。
多くの要素が省かれた石庭で、広がりを感じさせてくれる庭、特にその代表格が生垣けと
言われる一種の窓です。
まるで、一幅の掛け軸が掛けてあるかのような、小さく切り取られた風景の窓を造ることにより
庭園の一部を室内に取り込みます。
室内から見ている人にとっては、まさに生きている絵画です。むしろ眺める庭は小さな余地
にこそつくってみても面白いと思います。
次回は遊ぶ庭です。
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