初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第296回】炉をつくったのはなぜ?

 本日は今度着工するお客様の暖炉の打ち合わせを業者の方と行いました^^
ちょうど家の真ん中に暖炉を配置しており、この家のシンボリックな物になっております。

 そんな打ち合わせをしていたら、子供のころに習った歴史で縄文時代の竪穴式住居
を想い出してしまいました。昔の住居ですから入口を入れば1部屋しかない単純な
ものでした。

 炉の灰の積み重ねで住居の古さが分り、どの家でもあったと言われております。

そして、興味深いのは、煮炊きなどの調理には使われていなく(煮炊きの痕跡は
外で見つかっております。)

 では照明の為かと思えば、竪穴式住居は天井が低く、内装は草葺なので大きな
炎を上げる訳にもいきません。とても照明として使えるような火を求めたとは
考えれないのです。

 同じように暖をとっていたとしても、火力が足りていたとは考えられません。
ましてや冬だけ使っていたわけでもなさそうです。

 ほんのりとした明かり、ほんのりとした暖が、室内にあった事はどの遺跡から
考えても間違えの無い事ですが、私達の遠い先祖はどうして炉を必ず住居の真ん中
につくったのでしょうか?

 今回の家づくりで、先祖の気持ちになって、想像してみます。新説が思い浮かぶ
かもしれません^^;

 
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